01 木全体が花序で淡黄色になり、甘い香りが強烈! スダジイ(すだ椎)の花
所在地 横浜市港北区綱島東1丁目 民家の入口
科・属など ブナ科シイ属 常緑広葉樹
見どころ 7ページNO.10に樹形が、名木古木4ページNO.24に駒岡八幡宮の大木が載っています。花期は5〜6月で辺りいちめん栗の花と同じような強烈な香りが漂います。葉は先の方に鋭い鋸歯が少しあるか、または全くない場合もあります。葉の裏面は金褐色に見えるのが特徴だそうです。秋にはどんぐりが熟します。子供のころから、落ちているとつい拾いたくなったドングリですが、炒って食べると少し甘味があり結構おいしいとか?
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.05.14

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03 白い華やかな サワフタギ(沢蓋木)の花 
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園内
科・属など ハイノキ科ハイノキ属 落葉低木
見どころ  3ページNO.24に実が掲載されています。花は5月〜6月ころで,円錐花序に白い花をたくさんつけます。木の灰は媒染剤として使われるということです。もう少し早く撮影にくれば、たくさんの花を見ることが出来たのに残念でした。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.15
06 アジサイの仲間 ガクウツギ(額空木) 
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園内
科・属など ユキノシタ科アジサイ属 落葉低木
見どころ  アジサイの仲間は3ページNO.111ページNO.12に花が掲載されています。5月〜6月に枝の先に散房花序をつけ、3〜5枚の萼片をもつ白色の装飾花、中央には淡黄緑色の小さい両性花をつけます。ウツギの名をもちますが、茎葉の様子がウツギに似ているので名付けられましたが、ウツギとは無関係だそうです。ガクの名の由来はガクアジサイであり、アジサイの仲間だそうです。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.15
07 公園でひときわ目立つ、真っ赤なヤブウツギ(藪空木)
所在地 東京都千代田区皇居外苑 1-1 北の丸公園
科・属など スイカズラ科 タニウツギ属 落葉低木
見どころ  真っ赤な花が太陽光線をいっぱい浴び、緑一色の木々の中でその鮮やかさを一段と際立たせていました。藪のようによく茂ることからその名があるようです。赤い花びらの中で雄しべの白い葯がにゅーっと突き出ているのが目立ちます。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.16
08 富士山と箱根だけに分布する、サンショウバラ(山椒薔薇) 別名ハコネバラ

所在地 東京都千代田区皇居外苑 1-1 北の丸公園
科・属など バラ科バラ属の落葉小高木
見どころ  木の姿や葉の形がサンショウに似ていることからこの名前の由来。花は蕾は赤く、咲き始めは薄いピンクで徐々に白くなります。直径5〜6センチと少し大ぶり。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.16
09 アジサイ類特有の装飾花がない、コアジサイ(小紫陽花) 別名シバアジサイ
所在地 東京都千代田区皇居外苑 1-1 北の丸公園
科・属など アジサイ科アジサイ属 落葉低木
見どころ  アジサイ類は中心の花の周りに額縁のように装飾花の萼片があります。しかし、このコアジサイにはそれが無い。枝先に青みのある細かい花をたくさん付け、たいへん繊細な感じの花です。他のアジサイの装飾花をご覧ください。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.16
10 花もリボンのようで変わっているが、実も壺形でユニーク。マンサク(満作)の実
所在地 東京都千代田区皇居外苑 1-1 北の丸公園
科・属など マンサク科マンサク属 落葉小高木
見どころ  北の丸公園の入り口にある日本武道館正面、その向かい側でたくさんの実を付けたマンサクの木が、まず出迎えてくれました。球果です。その先端が壺状、横から見るとオチョボ口のようでなかなか愛嬌のある面白い形をしています。熟すと割れ、中から黒く艶のある種子を2個出します。この「木花−World」にはトキワマンサクの花が赤紫や淡黄白色(11ページNO.21)に載っていますが、本家本元の「マンサク」は花も実もまだ載っていなかったのですね〜。 
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.16
12 葉っぱも広がり実が生っていた! トウカエデ(唐楓)の実
所在地 鎌倉市雪ノ下2丁目 鶴岡八幡宮内
科・属など カエデ科カエデ属 落葉高木
見どころ 18ページNO.07に花が載っています。先月4月14日見た時は、葉がまだ開かない状態で花を付けていました。1か月後には三角形( 別名サンカクカエデ)の葉が濃い緑になり、薄平たい淡黄緑色の実が束になって付いていました。少しも休むことなく移り変わっていくんですね。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.05.17
14 よい香りのする淡緑白色の花! オリーブ
所在地 鎌倉市雪ノ下1丁目 小町通りの店先
科・属など モクセイ科オリーブ属 常緑性高木
見どころ 7ページNO.33にグリーンの実が、18ページNO.02に樹形が載っています。花は、枝先に集まって咲きます。黒く熟した実はお馴染みのオリーブ油やイタリア料理など幅広く使われます。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.05.17
17 見た目は美味しそうですが、猛毒のドクウツギ(毒空木)の実
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園内
科・属など ドクウツギ科ドクウツギ属 落葉低木
見どころ 樹高1メートル〜2メートル程度です。花期は4月〜5月。実は約1センチ程度であり、初めは赤く、熟すと黒紫色になります。私が撮影した時はもう赤い実になっていました。人が食べると痙攣・呼吸困難に陥り、場合によっては死に至るそうです。果実は甘いのですが、猛毒が含まれています。絶対に食べないでください。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.18
19 新宿御苑の“シンボルツリー”。明治時代に植樹の樹齢130年以上のユリノキとその花

所在地 東京都新宿区内藤町11 新宿御苑
科・属など モクレン科ユリノキ属 落葉高木
見どころ  環境庁管理の新宿御苑は、明治時代日本で最も早く海外の樹木のユリノキ、モミジバスズカケノキ(別名プラタナス)、ヒマラヤスギ、ラクウショウ、タイサンボク、フウ、ハクモクレンなどを輸入し栽培しました。その木々が現在高さ30メートルを超す巨木に生長しています。

  これら、あまたの樹木が植樹または自生する新宿御苑のなかで恐らく最も高木なのが、樹高40メートルほどもあろうかという、このユリノキでしょう。神代植物園で最も高木だろうと私が撮ったのが18ページNO.17花も1ページNO.15に掲載済みですが、高木に上向きで咲くユリノキの花を望遠で側面から撮ったようです。下枝にジャンプ一番飛び上がって枝を手元に引き寄せ、花を上から撮ったのがこの花のスナップ・・・。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.21
20 このラクウショウ(落羽松)も樹齢100年以上。気根が竹の子のようにニョキニョキ!

所在地 東京都新宿区内藤町11 新宿御苑
科・属など スギ科ヌマスギ属 針葉樹
見どころ  新宿御苑で最も人気があったのがラクウショウ。数本のラクウショウの巨木の周りにスケッチするグループや観察の人々の集団が集まっています。その木の根元の周囲に長さ50センチもあるタケノコのような“気根”が草むらの中にニョキニョキ地上に顔を出しています。根がこのような形で地上にまっすぐ上に伸びる光景を初めて観察しました(写真下)。ラクウショウとは、じつに面白い樹木ですね〜。6ページNO.21に林試の森公園のラクウショウの樹が載っています。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.21
22 植樹以来131年生き続ける、ヒマラヤシーダー(ヒマラヤ杉)の巨木
所在地 東京都新宿区内藤町11 新宿御苑
科・属など マツ科ヒマラヤスギ属 常緑針葉樹
見どころ  ヒマラヤ北西部原産のこの木、ヒマラヤシーダーは明治12年(1879年)日本に最初に新宿御苑などに渡来したようです。当時から計算しただけでも樹齢131年になります。枝を水平に伸ばし、枝先を垂れ下げる、その端正の樹形は美しいものです。ただ、ヒマラヤ杉の弱点は根が浅く、強風に弱く、倒れ易いことと、大気汚染にも弱く街路樹に適さないことです。でも、この130年もの長きにわたって強風と大気汚染に耐え、生き続けるこの木には頭が下がる思いでシャッターを切りました。※ヒマラヤ杉の花(5ページNO.12)もご覧ください。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.21
23 単にウツギと呼ばれる樹の花は、別名卯の花として童謡「夏は来ぬ」に歌われています
所在地 横浜市港北区新吉田町 民家の生け垣
科・属など ユキノシタ科ウツギ属 落葉低木
見どころ ウツギ(空木)はアジサイ科の落葉低木で、5-6月に白い花を咲かせます。普通、花弁は5枚で細長いが、八重咲きなどもあり、一般に○○ウツギと呼び、種類はたくさんあります。「タニウツギ」 1ページNO.22、19ページNO.19 「バイカウツギ」2ページNO.19、3ページNO.10.・NO11「ヤブウツギ」20ページNO.7など各地いろんなウツギ属がに野生するほか、畑の生け垣にしたり観賞用に植えたりします。
撮影者 八城幸子 撮影日 2010.05.21
27 ナシの原種 ヤマナシ(山梨)の花
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園内
科・属など バラ科ナシ属 落葉高木
見どころ 落葉高木で、樹高10〜15メートルくらいあります。 栽培種のナシの原種。葉は単葉で、長さ7〜10センチ、幅4〜6センチくらいです。枝先に白色の散房花序をつけます。1個の花序に5〜10個の花をつけます。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.04.11
28 モクレン属は落葉だが、タイサンボク(泰山木)だけが常緑。樹齢130年以上の巨木
所在地 東京都新宿区内藤町11 新宿御苑
科・属など モクレン科モクレン属 常緑高木
見どころ  タイサンボクを漢字で書くと「泰山木」や「大山朴」で、原産地は中国を連想しがちですが、原産地は「北アメリカ」なのですね。上記のユリノキ、ヒマラヤ杉、ラクウショウ、モミジバスズカケノキ(別名プラタナス)と同時期、明治12年(1879年)に新宿御苑が日本で最初に輸入したタイサンボクです。以来130年余この地に育ち、毎年純白の大輪の花を咲かせる姿は、まさに泰山木、泰然として堂々としています。
 花は2ページNO.6に登場しています。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.21
30 金色の新芽は緑色に変わり花が咲きました! キンメツゲ(金芽柘植)
所在地 横浜市港北区箕輪町2丁目 民家の生垣
科・属など モチノキ科モチノキ属 低木
見どころ 樹形が18ページNO.13に掲載されていますキンメツゲ(金芽柘植)の花です。小さな白い花が葉と葉の間から、たくさん顔を出していました。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.24
31 落ち着いた感じの、ゴンズイ(権萃)の花
所在地 東京都港区白金台5-21-5  国立科学博物館付属 自然教育園
科・属など ミツバウツギ科ゴンズイ属 落葉小高木
見どころ  実が10ページNO.10に掲載されています。赤い実から黒い光沢のある種子が1〜2個顔を出していました。実に比べれば、花は地味な感じがしますが、落ち着いた雰囲気をもっています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.25
32 端正で美しく、イロハモミジよりやや大きめの葉! オオモミジ(大紅葉)の実
所在地 鎌倉市長谷3-9-7 光則寺境内
科・属など カエデ科カエデ属 落葉高木
見どころ  葉が開く直後に紅色の花が咲き、雄花と両性花が混っています。葉は通常7つ(5〜9)に手のひら形に分かれていて秋には鮮やかな朱色に紅葉します。しかし自然状態では、黄色に紅葉することも多いそうです。果実は翼形で水平か鈍角に開きます。イロハモミジによく似ていて庭園木に使われます。2ページNO.13とNO.14にイロハモミジの花と実が17ページNO.24に新緑の樹形が載っています。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.05.17
33 外来のおしゃれなカエデの仲間! ネグンドカエデ・フラミンゴの実
所在地 横浜市港北区日吉本町4丁目 コンフォール南日吉団地の街路樹
科・属など カエデ科カエデ属 落葉高木
見どころ 5ページNO.15に樹形が載っています。北アメリカやヨーロッパ原産の樹木で街路樹や公園樹として導入されたもので、葉が白、緑、ピンクの三色で美しい品種です。実はぺらぺらとした小判のような ピンクの実が垂れ下がっておもしろい。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.05.21
34 葉の縁にギザギザがなく滑らか! イタヤカエデ(板屋楓)の実
所在地 横浜市港北区日吉本町4丁目 交番付近の道路
科・属など カエデ科カエデ属 落葉高木
見どころ 12ページNO.37に見事に紅葉した樹形が載っています。葉の出る前に花が咲き、黄緑の花は新緑のように見えるそうです。花が見られなかったのは残念!すでに実が生っていました。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.05.21
36 西日本に多く、堅い葉が風にそよぎ音を立てることから、ソヨゴ(冬青) 別名フクラシバ
所在地 横浜市港北区日吉本町4-986 コンフォール南日吉団地内
科・属など モチノキ科モチノキ属 常緑高木 
見どころ 実が11ページNO.18に掲載されています。白い1センチ位の小花が一個ずつ離れて咲いています。日本では西日本・四国・九州の山野の乾いた林に自生し、葉は堅く、縁が波打っていて乾くと褐色に変色します。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.27
37 鈴なりになる赤い実は冬の風景に彩を添えるが、花は葉に隠れて見えないクロガネモチ
所在地 横浜市港北区日吉本町3丁目 マンションの入り口
科・属など モチノキ科モチノキ属 常緑高木
見どころ 真っ赤な実が12ページNO.32に掲載されています。実と花の様子がこれほど極端に違う樹木も珍しいのでは・・・? 花は葉の中に隠れて、よく見えない“控え目”なもので、淡い紫色がかった小さな花を咲かせます。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.27
38 落葉樹の中で最大の葉と花を誇る、ホオノキ(朴の木)とその花

所在地 東京都新宿区内藤町11 新宿御苑
科・属など モクレン科モクレン属 落葉高木
見どころ  ホオノキの葉は30センチもあり、花の直径が15センチもあり、葉と花の大きさは落葉樹の中で最大です。この大きな葉には殺菌作用があり、葉の上に魚や肉などの食材と味噌を入れて焼く“朴葉焼き”で知られています。新宿御苑のイギリス風景式庭園にあるこのホオノキは樹高20メートルほどで上記NO.19のユリノキとともに新宿御苑のシンボルツリー。花期の盛りはだいぶ前に過ぎたようですが、嬉しいことに、このホオノキは下枝に大輪の花一輪を残し、甘い香りを漂わせて私を待っていてくれました。この花だけは、どうしても載せないわけにはいきません。
 同じ木の花だと思われるホウノキの昨年の花がこの「木花−world」の冒頭、1ページNO.1に登場,実が1ページNO.40に載っています。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.28
39 ビワ(枇杷)の樹高は6〜10メートルまでだが、この木はそれをはるかに超す勢い
所在地 東京都新宿区内藤町11 新宿御苑
科・属など バラ科ビワ属 常緑高木
見どころ  ビワは寒さに弱く、産地の長崎県や千葉県でも日当たりの良い南向き斜面が適地です。新宿御苑のこのビワノキは四方に枝を伸ばし、写真では分からないが青い実を下枝から天辺の枝までいっぱい付けています。すでに実は木の上のほうから黄ばんできていて、10日もすれば食べ頃のようです。でも、気になるのはこの高い木のビワをどのように収穫するのでしょうか・・・。あ〜、やっぱり、御苑中をうるさく鳴き叫んで飛び回っているカラスの奴の胃袋に入るのでしょう・・・。ビワの花は12ページNO.1、実が1ページNO.30に掲載。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.28

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以下の情報の中の“欠番”は、低木・小低木の一部、ツル性植物などで、「野草-World」へ移しました。 2010.05.14〜05.28 掲載26種
40 平安時代から栽培、七夕に葉の裏に文字を書いた、カジノキ(梶の木)の実
所在地 東京都新宿区内藤町11 新宿御苑
科・属など クワ科コウゾ属 落葉高木
見どころ  クワ科コウゾ属で、7〜8月に赤く熟した実は食べられます。花期は5〜6月だというのに、新宿御苑のカジノキは地上6〜7メートルの枝に実が鈴なりに生っています。南太平洋の島では樹皮の繊維を紡いで織物にするそうです。
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.28