02.原爆に被爆しても逞しく芽を出した、アオギリ(青桐)の実
所在地 横浜市港北区日吉本町4-986 コンフォール南日吉団地内
科・属など アオギリ科アオギリ属 落葉高木
見どころ  アオギリの実が付き始めました。
 たまたま、きょう(8月6日)は64回目の広島原爆記念日です。被爆樹木として、広島市にとっては、貴重な樹木です。一本の樹木から、800〜1000個の種が実るそうで、その種子を、世界に配ることで広島の思いを伝える大切な木です。実は、8〜10センチ位の長さの、柄杓のような形で、縁に数個の種子が付いていて回りながら落ちてきます。(文 北澤美代子) ※花は6ページNO.26に掲載。
撮影者 石川佐智子

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04.白い鞘が付いたシマトネリコの実
所在地 横浜市港北区綱島西5丁目 喫茶店駐車場
科・属など モクセイ科トネリコ属 半常緑〜常緑低木
見どころ 木の全景は、7ページNO.26に掲載されていますが、白い鞘がたくさん付いていたので撮影しました。別名は、タイワンシオジと呼ばれます。5月頃に、小さくて白いかわいい花を咲かせ、8月〜9月頃に白い鞘を付けます。葉は一年中光沢があり、庭木はもちろんですが、小さいものは、室内の観葉植物として人気があります。
撮影者 北澤美代子
07.幸運の縁起木で料理に香りを添えるユズ(柚子)
所在地 横浜市港北区箕輪町3丁目 民家の庭
科・属など ミカン科ミカン属 常緑小高木
見どころ  柑橘果樹を庭に植えると代々(橙)家が栄えると言われています。酸味が強く香りの良さが特徴です。ユズは5〜6月に花径1〜2センチの白い花を咲かせます。収穫期は果実の色が鮮やかな黄色になる秋から冬です。枝に棘があるので注意しましょう。料理の香り付けや麺類の薬味に欠かせない柑橘類です。常緑小高木で花言葉は"健康美"と言われています。また、柑橘類に多いそうか病、かいよう病への耐久があるため、ほとんど消毒の必要がなく、他の柑橘類より手が掛からない事で無農薬栽培が比較的簡単にできるそうです。※黄色く熟したユズ13ページNO.11に掲載。
撮影者 石川佐智子
08.いろいろ使い道のあるアブラスギ(油杉)
所在地 横浜市中区根岸台 根岸森林公園内
科・属など マツ科 アブラスギ属 常緑針葉高木
見どころ 高さが30〜40メートルになる常緑高木。材に油が多いところから、この名がつきました。用途は広く利用されて樹皮は屋根に葺き、葉で線香を作ったり、日本酒に香りをつけるため酒樽にも利用されます。
撮影者 石川佐智子
09.山地に多く咲くキブシ(木五倍子)の実
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園 
科・属など キブシ科キブシ属 落葉低木
見どころ キブシ科キブシ属。原産国は中国で、日本では山野に咲くことが多いです。 私が訪ねたのは8月、実はまだ青い実でした。開花は3〜4月頃で、ぶどうの形の花をいっぱい垂らします。果実に含まれるタンニンが、黒色染料の 五倍子(ぶし)の代用になるところから命名。※花は15ページNO.4に掲載。
撮影者 石川佐智子
10.実が熟し黒い光沢のある種子ゴンズイの実(権萃の実)
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園 
科・属など ミツバウツギ科ゴンズイ属  落葉小高木
見どころ 9ページNO.38で掲載された「ゴンズイの実」です。花期5〜6月頃で黄緑色の小さな花を多数つけます。以前、私が行った時は赤い実は袋果で、まだ熟していませんでした。熟して裂開し、黒い光沢のある種子が1〜2個顔を出していました。材が脆くて役に立たず、同様に役にたたない魚のゴンズイの名がつけられたという説があります。
撮影者 石川佐智子
11. 1年に2度花が咲く ギョリュウ(御柳)
所在地 横浜市港北区日吉本町6丁目 民家の庭
科・属など ギョリュウ科ギョリュウ属 落葉小高木
見どころ 高さ数メートルになる庭園樹ですが、小さな針状の葉をぎっしり着けた細い枝が下垂し、株全体覆うようになった姿が美しいです。最初は気がつきませんでしたが、淡紅色の小さな花が総状に咲いている花に気がつき、インターネットで調べ解りました。花は5月頃に前年の枝に咲き、春になってから伸びた枝には夏から秋にかけて咲きます。年に2度咲くことが分かりました。 
撮影者 石川佐智子
12. 真っ赤な実を鈴なりにつけた様はその名のごとくサンゴジュ(珊瑚樹)
所在地 川崎市幸区南加瀬4丁目 矢上川「一本橋」の際、民家の生垣
科・属など スイカズラ科ガマズミ属 常緑高木
見どころ サンゴジュの掲載は1ページNO.33で花を、8ページNO.27で実を取り上げていますが、この写真が最もサンゴジュらしい。赤珊瑚のように真っ赤な実を鈴なりになった様は、まさに“サンゴジュ”。 
撮影者 岩田忠利

13. 五色豆のようなミズキ(水木)の実

所在地 世田谷区野毛1-25-1 玉川野毛町公園
科・属など ミズキ科ミズキ属 落葉高木
見どころ  玉川野毛町公園の前をバイクで通ると、ミズキの葉の上に何やら付けている。写真を撮ろうと近づいたが、10メートルほどの高木であるうえに、葉を空に向け、その葉の上に実が生っている。高すぎて、どうしても撮影はムリ。ふと周囲を見渡すと、子どもの遊び場に滑り台が・・・。そこにもミズキがあり、滑り台の上からショット。※ミズキの花は4ページNO.38に掲載。
撮影者 岩田忠利
14.ふるさと台湾の美味しい果実の巻 「その1.ドラゴンフルーツ(火龍果)」
所在地 台湾新竹県
科・属など サボテン科ヒモサボテン属
見どころ 子どもたちの夏休みを待って夏休み中、台湾に里帰りします。出発前に岩田会長から「台湾の花や実の写真を撮ってきて〜!」と頼まれました。
 ドラゴンフルーツの木は、サボテン科ヒササボテン属で樹高は10bにもなります。その実のドラゴンフルーツは10年ほど前まで日本ではほとんど知られていませんでした。その美味しさと栄養が注目され、知られています。日本の梨よりも柔らかく、食感はラフランス、洋ナシのように上品な甘さ。キウイより少ない酸味もあります。
 輪切りにすると、白い肉質の中に数千、数万というゴマ状の種子が入っていて、食べられます。この種子は腸の運動促進効果があり、消化されない種子は自然に体外に排出されるますから心配ありません。ジューサーにかければ粉砕され、香りの良い美味しいジュースで召し上がれます。
 栄養面からみても、以下の3成分を多量に含んでいます。大腸ガン発生率を抑え、整腸効果があるアルプミン、抗酸化作用や老衰防止の機能のあるアントシアン、疲労回復・美肌効果のあるビタビンCも。撮影:2009.7.31
撮影者 増山瑞珠
15. 台湾の美味しい果実の巻 「その2. パッションフルーツ(百香果)」
所在地 台湾新竹県
科・属など トケイソウ科トケイソウ属 蔓性植物
見どころ パッションフルーツ(百香果)は、つる性の木に写真のようになっています。完熟すると濃い紫色になり、香りは甘い香り、食べても甘酸っぱい味がします。
台湾では、紅茶にパッションフルーツで香りつけたお茶が、かなりメジャーです。また台湾では熟したパッションフルーツを乾燥させ、お茶にしたものもメジャーです。甘みが強く、砂糖などを加えなくとも充分甘いのでご注意を! もっと甘くしたい方は、氷砂糖や蜂蜜を少し加えるとあっさりした風味はそのままに、一層フルーティーな味わいになります。撮影:2009.7.31
撮影者 増山瑞珠
16. 台湾の美味しい果実の巻 「その3. ジャックフルーツ(波羅蜜)」

果実は集合果で幹や太い枝から直接ぶら下がります


世界最大の果実、ジャックフルーツが生る木。実が見えます。

所在地 台湾新竹県
科・属など クワ科パンノキ属の高木
見どころ  ジャックフルーツの木はクワ科パンノキ属の高木。その実、ジャックフルーツは成熟すると長さ70a、幅40a、重さ30〜40`となる世界最大の果実として知られています。

 とにかく大きいので、切り売りが基本です。見た目はイボイボしていてドリアンに似ています。料理に使うのは若い果実で、蒸し焼きにしたり、炒めものにします。味は甘く、日本のキントンのようです。

 熟した果実はフルーツとして生で食べます。パイナップルに似た味がします。撮影:2009.7.31
撮影者 増山瑞珠
17. 台湾の美味しい果実の巻 「その4. 台湾トマト(樹蕃茄)」

木の枝からぶら下がって生る


熟した台湾トマト

所在地 台湾 嘉義県阿里山 奮起湖地区
科・属など 多年生常緑の半木本植物
見どころ  写真のように台湾のトマトは、木に生っています。日本のトマトは野菜として栽培され、葉も実の付け方も違います。台湾で日の出の美しいことで知られる阿里山の中腹地区でこのトマトは採れます。
 
味はスイカに似た味がします。これをトマトケチャップにして台湾料理のいろいろなメニューに入れ、台湾ならではの独特の味を演出します。
 
 たとえば「豚肉・トマト・卵・玉ねぎ」などがぎっしり詰まった“とろみ”のある麺です。トマトの味が酸味加減をかもしだし、とても美味しいです。その他、炒めものやスープなどにもトマトケチャップを入れたメニューが好評です。撮影:2009.8.1
撮影者 増山瑞珠
18. 台湾の美味しい果実の巻 「その5. リュウガン(龍眼)」

木に生る集合果


皮をむくとブドウのよう。中の種が龍の眼のように見える?

所在地 台湾新竹県
科・属など ムクロジ科ムクロジ属 常緑小高木
見どころ  亡父の大好物だったリュウガンは、台湾の実家の庭に生えています。皮をむいて食べると、ブドウのような味で甘く、とても美味しいです。
 
 日本には「乾燥龍眼」が輸入され、通販などで手に入るようですが、私たちにはとっても高額で買う気になれません。
 
 「リュウガン蜂蜜」は龍眼の花だけを蜜源として採集した純粋蜂蜜で、台湾でも高価なものです。美容・健康に良く、漢方薬としても用いられるほど良質な成分を含んでいます。味も香りも濃く、それでいて蜂蜜独特のクセがなく、どなたでも美味しく召し上がれます。
 撮影:2009.8.1
撮影者 増山瑞珠
21.♪カラタチの花が咲いたよう〜痛い痛いトゲだよう〜 と歌われたカラタチの実です
所在地 横浜市港北区綱島台17−5 飯田家住宅 (横浜市指定有形文化財)入り口
科・属など ミカン科カラタチ属 落葉低木
見どころ 枝が平らで、鋭く大きなトゲがあるのが特徴。葉は複葉で、小葉は3枚に分かれ、葉の茎には幅の狭いヒレ状のものがあります。花は、春に葉っぱが出る前に咲くそうです。秋には、3〜4aのピンポン玉位の実が生り、さわやかな香りを漂わせます。果実は、生食はできないが、果実酒や,乾燥させて薬用に利用されます。以前は、生垣などに良く植えられていましたが最近は、ほとんど見かけなくなりました。※花は16ページNO.36に掲載。
撮影者 北澤美代子
22.ボンボンのような毛状の花をつけるエバーフレッシュ
所在地 横浜市港北区綱島西1丁目  民家の庭
科・属など マメ科ピトヘケロビウム属
見どころ  ネムの木の仲間で、夜になるとまるで眠っているかのように葉を閉じます。葉を閉じる本当の理由は、葉っぱから水分の蒸発を少なくするためだそうです。生育は旺盛で、7〜9月に黄色い花が咲き、赤いさやに黒い実が付くことから和名「あかさやネムの木」と呼ばれます。
 非耐寒性なので室内で管理が必要のようです。最近人気が出ており、リビングやオフィスに置かれることが多いようです。
撮影者 北澤美代子
26. 赤く色づいたツリバナ(吊り花)の実
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園
科・属など ニシキギ科ニシキギ属 落葉低木
見どころ 2-29に掲載されているツリバナの実です。秋にオレンジ色の実がなり、5裂した先に赤い実がぶら下がります。赤い実を花に見立てて「吊したような花」と表現したのが 名前の由来。
 ※ツリバナの未熟な実2ページNO.29参照。
撮影者 石川佐智子
27. 赤い種子が現れたコブシ(辛夷)の実
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園
科・属など モクレン科モクレン属 落葉広葉高木
見どころ 9-14にも掲載されているコブシの実です。ようやく赤い実が出てきました。早春には白い花(14ページNO.32)が咲きます。 撮影2010.08.29
撮影者 石川佐智子
28. イチゴに似ているヤマボウシ(山法師)の実
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園
科・属など ミズキ科ミズキ属 落葉高木
見どころ 1ページNO.16に掲載されているヤマボウシの花の実です。ちょっとイチゴに似ています。ヤマボウシの実は、甘酸っぱくて食べられるとのことで、生食のほか果実酒やジャム作りなどに利用されます。
 ※「常緑ヤマボウシ」の花は9ページNO.36に掲載。
撮影者 石川佐智子
29. 鳥たちに好まれるクマノミズキ(熊野水木)の実
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園
科・属など ミズキ科ミズキ属 落葉高木
見どころ 6-1に掲載されているクマノミズキの実です。遠くから見ると赤い花が咲いているようにも見えます。この実は小鳥たちに好まれ、だんだん少なくなっていくそうです。花期は初夏に咲きます。
 ※花は6ページNO.1参照。
撮影者 石川佐智子
33. 街路樹に多いハナミズキ(花水木)の実
所在地 横浜市港北区日吉本町3丁目 マンションの庭
科・属など ミズキ科ミズキ属 落葉高木
見どころ 街路樹や庭木としてどこでも咲きますが、ミズキ科の落葉小高木。樹皮は灰黒色で、葉は楕円形となっています。花期は4月下旬から5月上旬で白や薄いピンクの花をつけます、私は9月下旬に撮影しましたので、赤い実が複合果で美しいです。※「アメリカハナミズキ」で2ページNO.40に載っています。
撮影者 石川佐智子
38. 星形の美しいクサギ(臭木)の実
所在地 横浜市港北区下田町4丁目 松の川緑道沿い旧鎌倉街道の道標のそば
科・属など クマツヅラ科クサギ属 落葉低木
見どころ 9ページNO.15に掲載されていますクサギです。秋に入りやっと星形の実になりました。果実は草木染に使うと媒染剤なしで絹糸を鮮やかな空色に染めることができ、赤いがくからは鉄媒染で渋い灰色の染め上がりを得ることができます。夏に採取したクサギの葉を乾燥させたものは、降圧作用や鎮痛作用、殺菌作用などをもち、高血圧やリュウマチなどに用いるほか、腫れ物などの消毒に効果があるとされています。
撮影者 石川佐智子

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以下の情報の中の“欠番”は、低木・小低木の一部、ツル性植物などで、「野草-World」へ移しました。 2009.7.28〜10.08 掲載23種
40. 秋の香り、ギンモクセイ(銀木犀)の花
所在地 横浜市港北区日吉本町2-41-2 金蔵寺境内
科・属など モクセイ科モクセイ属 常緑小高木
見どころ キンモクセイ(金木犀)の香りより劣りますが、ほのかな香りが漂ってきます。 葉はやや大きめで、少しギザギザがあり、触るとちょっとだけ痛いです。10月頃、白っぽい花が咲き 花は小枝状のものを出したその先端に1ヶ所から束になって咲きます。 キンモクセイはオレンジ色の花が咲きますが,ギンモクセイは白い花をつけます。花の形は似ています。※キンモクセイの花11ページNO.11です。
撮影者 石川佐智子