校正:石川佐智子 / 編集支援:阿部匡宏 / 古写真収集・文・編集:岩田忠利

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NO.27
自然豊かな「寺家ふるさと村」
 通算200編達成記念「特別編」
 
 本年(2013)1月12日、東横線「日吉駅」からスタートし「港北区編」37編、続いて「川崎中部編」24編、多摩川を渡って都内の各区編を渋谷駅まで終え、再び横浜市内に戻って神奈川区編から横浜・関内・元町編へ。さらに、都筑区編から青葉区編へとやって来て、酷暑の夏が去った今、通算200編という節目の本編を迎えました。
 
 この間、昔の面影をすっかり失った風景を目の前に定点撮影で沿線各地を連日のように歩いていただいた石川佐智子さん(日吉)、編集面でいろいろご指導くださった阿部匡宏さん(大倉山)、ご協力ありがとうございました。
 まだ、これからも続きます。今後もどうぞよろしく!
                             岩田忠利

  郷愁を誘う寺家の風景
     


昭和26年春、田畑の中に屋敷森が点在する寺家の民家

                  撮影:猪俣祐吉さん(鴨志田町)



        昭和35年1月、寺家町の隣町、麻生不動尊ダルマ市

 ダルマは何度転んでもすぐ起き上がることから縁起物として年の初めに売られます。毎年128日、寺家町の隣町、川崎市麻生区下麻生の不動院にダルマを求めて多くの人が訪れます。
  提供:青葉台コミュニティハウス 撮影:猪俣祐吉さん(鴨志田町)


平成5年、雑木林の里山と谷戸田が広がる「寺家ふるさと村」の早春

撮影:橋本きよ子さん(たちばな台)
 
 美代子
さんが出合った植物


               撮影・取材:北澤美代子さん(とうよこ沿線「千草会」)
               撮影場所:寺家ふるさと村


間もなく収穫期を迎えるコ-リャン(高粱)の畑

中国北部で栽培されるモロコシの一種。食料や飼料、またコーリャン酒の原料となります。



実がトウガラシに似るアゼトウガラシ(畦唐辛子)





キセルの雁首に似ている、ガンクビソウ(雁首草)






花径約1センチで一日花、イボクサ(疣草)
 花名は汁を付けると疣(イボ)が取れるからであるというが、実際に効果があるかは不明です。


花の形がキツネの顔を思わせる、キツネノマゴ(狐の孫)


  帰化植物、コナギ(小菜葱)
昔は野菜であり、染料となり、薬草でもあったコナギも現在では水田雑草。


    コヤブタバコ(小藪煙草)
道端などに生育し、背丈は60〜90センチになります。




ミゾカクシ(溝隠) 別名:アゼムシロ(畦筵)
日本全国に分布。湿った場所、田んぼの畦などに生えます。


クワイ状の球茎ができる、オモダカ(面高)
球根を改良したものが「クワイ」です。



服に絡みつく、オナモミ(雄菜揉み)の実

生薬名:蒼耳(そうじ)・蒼耳子(そうじし)といわれ、風邪の解熱、頭痛、リューマチ等に使われます。果実は、衣服に付きやすいので子供たちがセーター等に、投げ合い附着させて遊んでいます。





昼顔でも、小昼顔でもない、アイノコヒルガオ(間の子昼顔)の花



別名は「ムコナ(婿菜)」と呼ばれる、シラヤマギク(白山菊)


手触りをカミソリにたとえ、剃刀菜と呼ぶ
コウゾリナ(剃刀菜)の花


葉の乳汁に苦味があるニガナ(苦菜)
路傍・田畑・山野に生育。日本全土、東アジアの温〜亜熱帯に分布しています。



ニガナの群生

撮影:八城幸子さん(とうよこ沿線「千草会」)



   雑木林でいろんなキノコも発見!



黄色いキノコを見つけた! キイロイグチ(黄色猪口)

「ふるさとの森」の雑木林の中で、地味な色のキノコばかりに出合っていたので、黄色いキノコを発見したときは、嬉しくなりました。


鮮やかな黄色なので薄暗い林の中でも目立ちます

食べられるキノコだそうです。




緋色がまず目につきます、ヒイロタケ(緋色茸)
しっかり水分を感じるものなら薬酒にすることができるようです。また、煮出して染料にもなるそうです。


傘ははじめ饅頭形で成長すると半円形に開く、ウスヒラタケ(薄平茸)
ヒラタケと同様に食べられます。



赤くてかわいいが毒キノコ、ドクベニタケ(毒紅茸)
 
さらに多くの植物をご覧になりたい方は、「とうよこ沿線」ホームページの「野草-World」、「木花-World」、「キノコのノコちゃん」、「名木古木」、「さくら-World」 へどうぞ!

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