35 ドングリが生りました、シリブカガシ(尻深樫)の実
所在地 横浜市港北区高田東4丁目沿い 早渕川の土手       
科・属など ブナ科マテバシイ属 常緑高木
見どころ  日本のブナ科植物は春から初夏に花をつけるものがほとんどであるのに、 シリブカガシのように、9月の終わりから10月にかけて花が咲くのは珍しい。堅果(ドングリ)は翌年の秋に熟して落下し、ドングリが発芽するのはその翌年の春になってからだそうです。このドングリは去年の花の実ということでしょうか?
 ※去年のシリブカガシの花は25ページNo.34に掲載されています。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2011.8.25

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38 実が猫の乳首に似ているので、ネコノチチ(猫の乳)の実

猫の乳首に似てる実
所在地 東京都品川区小山台2-6-11 林試の森公園
科・属など クロウメモドキ科ネコノチチ属 落葉高木
見どころ  落葉高木です。実の長さ8〜10ミリで、小指の形をしています。黄色から赤くなり、熟して黒くなります。葉の長さ10センチ位で葉脈が目立ちます。葉は互生ですが右・右・左・左という珍しい付き方をします。花は6月ころ咲きますが、地味な黄白色の小さなものです。和名は果実の形が猫の乳首に似ていることに由来するそうです。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.9.9
15 猫の足の形に似ている、エゴノネコアシ
所在地 横浜市港北区箕輪町2丁目 マンションの庭
科・属など エゴノキ科エゴノキ属 落葉小高木
見どころ  エゴノキの花にアブラムシが入り、虫こぶが出来て猫の足先に似ているということから、「エゴノネコアシ」と呼ばれます。
 ※エゴノキの花は3ページNO.14に、エゴノキの実は24ページNO.11に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.6.11
17 白い色だけの花、シマサルスベリ(島百日紅)の花
所在地 東京都品川区小山台2-6-11 林試の森公園
科・属など ミソハギ科サルスベリ属 落葉高
見どころ  落葉高木で最大20メートルくらいになります。花期は6〜8月頃で白い花が、枝先の円錐花序に白い花を多数つけます。花序は長さ10〜20センチです。高木すぎて実までは観察できませんでした。
 ※シマサルスベリの樹は、6ページNO.22に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.23
19 天然のサプリメント、アーモンドの実
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科・属など バラ科サクラ属 落葉高木
見どころ  

水飴のようなものを出してしています
 アーモンドの和名 (扁桃) にちなんで名前が付けられました。 日本では果実が熟す時期が梅雨時に重なるため、果肉が割れた時点で収穫を行わないと腐敗したり虫に食われたりします。ポリフェノールをたくさん含んでいるので健康にいいですね。
 樹皮を見ると水飴みたいな粘液物を吹き出していて、それがいかにも美味しそうで……舐めたくなりました。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28
13 わが家のコーヒーの木に初めて花が咲きました! コーヒー(珈琲)の花と実


上の花がたった1個だけ残った
わが家のコーヒーの実
所在地 横浜市港北区綱島西4丁目 民家  
科・属など アカネ科コーヒーノキ属 常緑樹
見どころ  30ページNO.03 で大船フラワーセンターで撮ったコーヒーの実を掲載した時、「わが家では10年以上も育てているが1度も花も実もつけたことがありません」と嘆いたのですが、なんと! それからしばらくして蕾が確認でき、花が4輪咲いたのです。いま2個生った実が1個だけ残っており(1個は落ちてしまった)、赤く熟すのを心待ちにしております。
撮影者 北澤美代子 撮影日 花:2011.5.22 / 実:2011.8.16
21 腐敗臭がする、 マンゴー(檬果)の実
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科・属など ウルシ科マンゴー属  常緑高木
見どころ  原産地はインドからインドシナ半島周辺と推定されています。常緑高木で、樹高は40メートル以上に達します。花は総状花序と呼ばれる小さな花が房状で咲く状態になり、開花後に強烈な腐敗臭を放します。この腐敗臭によって受粉を助けるハエを引寄せています。果実の長さは30センチくらいあり、その形は広卵形をしていました。「マンゴーに触れるとかぶれますよ」とスタッフの方に言われました。未熟果は非常に酸味が強いですが、完熟すると濃厚な甘みを帯び、独得の芳香を放ちます。 
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28

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03 トゲ(棘)がたくさんついている、サンショウバラ(山椒薔薇)の実
所在地 茨城県つくば市天久保4-1-1 筑波実験植物園内
科・属など バラ科バラ属 落葉小高木
見どころ 葉がサンショウ(山椒)に似ているのでその名が付けられた落葉小高木です。花期は6月。果実は大きく、径2センチの扁球状になり、全体に蕾時から生える硬い刺が残ります。この果実は果実酒に利用できます。
 ※サンショウバラの花は20ページNO.08に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.3

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11 先が尖った真っ赤な実がかわいらしい、ミラクルフルーツの実  別名ミラクルベリー
所在地 横浜市港北区綱島西1丁目 民家の庭  
科・属など アカテツ科フルクリコ属 常緑樹
見どころ  常緑樹で白色の花が咲き、コーヒー豆ほどの大きさの赤い実をつけます。日当たりと高温多湿を好み、冬は室内で。管理がうまくいくと、通年開花、そして収穫が見込めるらしい。ミラクルフルーツは、実を食べた後、酢っぱい物を食べても、酸味を感じないという不思議なフルーツだそうです。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2011.8.10

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以下の情報の中の“欠番”は、低木・小低木の一部、ツル性植物などで、「野草-World」へ移しました。 2011.08.03〜09.09 掲載16種
27 食べることはできない、ノグルミ(野胡桃) の実
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科・属など クルミ科ノグルミ属 落葉高木
見どころ  落葉高木です。実は翼のある堅果。 長さ3〜4センチの楕円形です。トゲトゲしていて触ると痛いし、食用にもならないそうです。花期は6〜7月。形は栗の花に似ています。風媒花であり、風に乗せて花粉を運びます。トゲが密集した異様な姿をしている殻の中の果肉が食べられないことからノグルミの名が付けられたそうです。 
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28
26 ワインの原料にもなる、黒い実のアメリカニワトコの実
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科・属など  スイカズラ科ニワトコ属 落葉広葉低木
見どころ  落葉広葉低木で樹高3〜5メートルくらいになります。果実は小さな球形の液果で多数がつき、紫色から黒色に熟します。日本のニワトコの実は赤い色をしていますが…。花期は4月〜6月ころ枝の先に円錐花序をつけ、花径5〜6ミリの白色の花を多数つけます。、
 ※ニワトコの花は16ページNO.12に、ニワトコの実は4ページNO.04に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28
40 球状の果実にトゲのある、フウ(楓)の実
所在地 東京都品川区小山台2-6-11 林試の森公園
科・属など フウ科(クロンキスト体系ではマンサク科)フウ属 落葉高木
見どころ 樹 高は20メートルくらいあります。フウ(楓)の花は4月、葉の展開と同時に伸びて開花します。葉は7〜15センチで3つに中裂し、果実は秋に稔って、クリのイガ状になります。この果実はたくさんの花が集まって1つの球状になっているもので、直径は3センチくらいです。
 ※フウ(楓)の黄葉が26ページNO.22に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.9.9
39 花は白く大きいカップ形、タイサンボク(泰山木)の実
所在地 東京都品川区小山台2-6-11 林試の森公園
科・属など  モクレン科モクレン属 常緑高木
見どころ  開花時期は、6〜8月ころで、大きな白い花が公園や街路樹で見かけます。タイサンボク(泰山木)の長さ約15センチの集合果実を見かけましたので撮影しました。
 ※タイサンボクの花は2ページNO.06に、は20ページNO.28に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.9.9
29 咳止めに効く、サネブトナツメ(核太棗)の実と花

所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科・属など クロウメモドキ科ナツメ属 落葉高木
見どころ  落葉高木。果実は球形ないし長楕円形で長さで1.5〜2.5センチ。秋になりますと暗褐色に熟します。ナツメ(棗)に比べて果肉がやせて核が大きく葉は卵型もしくは卵状楕円形、長さ2〜4センチ、幅1〜3センチで鈍鋸歯があります。表面はやや光沢があり、6月ころ小さく黄緑色の花が咲きます。ナツメに比べて果肉がやせて核が大きく枝には刺が多いです。8月の下旬に撮影した時は、まだ未熟だった果実は、球形ないし長楕円形で長さで1.5〜2.5センチ。9月末に行きましたところ暗褐色に熟し始めました。
 ※ナツメの実は23ページNO.30に、樹形は7ページNO.06に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 花:2011.8.28/実:2011.9.27
25 ゼリーに加工しても美味しい、オオミサンザシ(大実山査子)の実
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科・属など バラ科サンザシ属 落葉高木
見どころ  樹高は5〜7メートルくらいの落葉高木です。開花時期は4〜5月で小さな白い5弁花を球状にたくさんつけ花の後にできる実は径が2〜3センチあり、秋に赤く熟します。生食ができ、ゼリーなどにも加工されます。
 ※サンザシの赤い花は19ページNO.36に、白い花は19ページNO.05 青い実は23ページNO.08と赤くなった実は24ページNO.33に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28
22 幹に直接咲く花、カカオノキの花

幹に花を着けたカカオの木
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科・属など アオギリ科カカオノキ属 常緑小高木
見どころ  幹や枝から直接花がつく「幹生果(かんせいか)」というそうです。花の色はクリーム色で五弁花で中心が赤くなっています。
 ※カカオノキの樹は9ページNO.27に、カカオノキの実は30ページNO.05に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28