
根元に1b以上もある大きなコブが・・・ |
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本殿に向かう石段下のケヤキ |
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生い立ち&
見どころ |
練馬白山神社は、平安時代の創建。練馬宿の氏神でイザナミノミコトをまつっています。
左の写真は本殿に向かう15段の石段下にある大欅。その背後に石段上の大欅があります。
この欅は、平安時代後期の永保3年(1083)、通称「八幡太郎」といわれる源義家が後三年の役で奥州征伐に下る際、奉納した苗の一部と言い伝えられています。
石段上の欅が「全国屈指の大欅」として昭和15年に国の天然記念物に指定され、続いて平成8年に石段下の欅が「全国有数の大欅」として追加指定されました。
訪れた際、炎天下で境内を掃除していた氏子総代の安本さんに巨木保護の話をうかがいました。
戦後の急速な宅地開発や大気汚染などの自然環境の悪化により2本とも幹に大きな空洞ができ、年々その腐食が進み、それとともに樹勢は衰え、ついに平成元年、倒木の危機に・・・。
関係者に大学教授で樹木医の方がいたため、診断と治療を開始、平成3年に練馬区・樹木医・氏子・土木や鉄骨などの業者のプロジェクトチームをつくり、大掛かりな樹勢回復事業を行いました。その後も、定期的に診断と治療を繰り返し、ここ数年前からようやく元気を取り戻してきたそうです |