
幹の太さが24.2メートルも・・・。根の上には根を傷めないようウッドブリッジが設置されています |
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生い立ち&
見どころ |
蒲生の大楠が日本の全樹種を含め、「日本一の巨木」であることが分かったのは平成元年6月のことでした。環境庁が初めて実施した「全国巨樹巨木林調査」の結果によるものです。
この大楠はわが家から車で15分ほどの隣町、蒲生町の蒲生八幡神社の境内にあり、大楠のように子供たちがすくすく成長するように、初詣、安産祈願、子どもの七五三、七草など年中行事ごとに家族でお参りする、いわば、わが家の“守護神”です。その際必ず、この樹齢1千5百年の大楠の下で記念写真を撮ります。
地元の人は、神社に参拝するたびに、畏敬の念をもってこの大楠を見上げます。大楠の幹は大きな山のようにどっしりとして、見上げると太陽の逆光の光で大楠の葉が鮮やかな緑色に見え、今を精一杯生きていることを感じます。悠久の時を生きているこの大楠から、今自分たちが生かされていることへの感謝の気持ちが湧き上がります。
上の写真左下をご覧ください。幹にカギ付きの扉まで付いています。扉の中は直径4.5b、8畳間ほどの広さの空洞なのです。今から20年ほど前までは、幹に扉はなく、中の空洞に入ることができました。床は木の屑で割とフカフカしていて、上を見上げると十数メートルの所から外の光が射し込み、トトロの世界を彷彿する神秘な空間でした。
平成8年に樹木医による“治療”と上場改良が施され、今では健康で四季折々私たちの目を楽しませてくれています。蒲生八幡神社には巨木が多く、カヤ、ムクロジ、モミなどの大木も見事です。もう一本の楠の大木(幹周り7.42m)もあります。
皆さん、ぜひ現物、蒲生の大楠を見に鹿児島までお越しください! |