1.鳥飼行博研究室 (東海大学教養学部人間環境学科)

多くの情報をいただいた鳥飼先生のホームページ
手記「少年の戦争体験」をまとめるにあたって常に心したことがありました。ドキュメントである以上誤りや不確かな記述は許されないだろうということでした。たとえそれが9歳の少年の記憶によるものであっても……です。
サイパン戦に関する刊行物に目を通したり、資料を集めたりしました。なかでも「鳥飼行博研究室Torikai Lab Network サイパン・テニアン島の玉砕戦」からたくさんの情報をいただきました。
画像の使用につきましてもご快諾いただき感謝いたしております。
手記は「とうよこ沿線」のホームページで公開されましたが、現在 鳥飼研究室のサイトにもリンクしていただいております。若い学生さんたちにも読んでいただけるようになったことがありがたくうれしく思いました。
<鳥飼先生への私のメール>
鳥飼様 はじめまして。先生のサイト「戦争平和リンク集」(ニュース・情報)に「ドキュメント 少年の戦争体験」をとりあげていただいた栗原茂夫です。この度はご配慮ありがとうございました。また数多くの写真を使わせていただきましたこと感謝もうしあげます。
少年時の記憶を主体とした手記のため、あるいは事実と異なる記述があるかと思います。その場合はご指摘いただけますと幸甚に存じます。今後ともご指導のほどよろしくお願い申しあげます。
<鳥飼先生からの返信メール>
栗原様 お便りいただき誠にありがとうございます。「ドキュメント 少年の戦争体験」を読ませていただき、当時の様子や皆様の経験や辛さの片鱗が見えたような気がいたしました。特に、米兵に連行されたときの様子や抑留生活について初めてお聞きするような貴重なお話でございました。
具体的に書かれた文章は、細かなことから全体の印象までしっかりとつながっていて、迫力がございます。このようなドキュメントを作成、公開していただき本当にありがとうございます。
機会をいただくことができますれば、ぜひともお話を直接お伺いいたしたいと思っております。今後ともよろしくお願い申しあげます。
2.横浜国立大学教育人間科学部同窓会「友松会」

「友松会」横浜地区総会の会長挨拶
8月28日午後ホテル・キャメロットジャパンを会場に「友松会」横浜地区の総会・懇親会が開催されました。会場に入ると金子 禎会長から先に声をかけられました。角田さん手作りの浅緑色の冊子を手にしておられたのでちょっと驚きました。総会冒頭の会長挨拶の中で著者の名を3度も繰り返しながら拙稿がHPで公開中であることをPRしてくださいました。
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「友松会」ホームページのトップ画面にリンク |
「友松会」のHPを「とうよこ沿線」にリンクしてくれたのも彼でしたが、今回も種々ご配慮をいただいたものと推察しました。
その後手作りの冊子が数冊届きました。珠玉のようなハガキ大の1冊を含めて……。パソコンをやらない友人・知人に喜ばれました。
視力を失った友人
小生と同じ国語科専攻の飯田侑さんから俳誌「片雲」が届きました。読後感に添えて紙媒体の拙稿を郵送する準備をしているところへ、彼の方から先に電話をいただいてしまいました。「少年の戦争体験」に対するコメントでした。ほとんど視力を失った現在、彼は奥様の、<読み聞かせ>で読了したとのことでした。奥様が手にされていたのは、同じく「片雲」を受け取った角田さんから届けられた浅緑色の表紙の角田さん手作りの冊子だったということでした。角田さんに対する感謝の念をさらに強くしたのでした。
.3.大日本書藝院
大日本書藝院との出合い
わたしが故阿部翠竹先生創設の大日本書藝院に入会したのは、屏風ヶ浦小学校に勤務していたときでした。
書道の普及を目的としていて、親しみやすく懇切な指導が受けられました。
努めて本部に出向くようにしていましたので翠竹先生の謦咳に接する機会は比較的多かったように思います。
入門した年の秋のことです。
「わたしが小学生のとき、黒板にとても美しい文字を書く先生がいました。自分もあのような文字が書けるようになりたい……そう思いました。わたしが書道を志すきっかけとなったのは担任の美しい文字でした。あなたの教室にもそんな生徒がいるかもしれない。普段から美しい文字を書くように努めなさい」
お言葉とともに直筆の色紙を頂戴しました。「盛業在誠勤」の墨痕が胸に響き、今も家宝として大切にしています。
「とうよこ沿線」のHPで公開中の手記・第9章では大日本書藝院にも触れておりますので、代表理事田村翠津先生に「貴院のホームページにリンクしていただけたらありがたいです。ご検討いただけないでしょうか」とお願いしました。理事会での検討を約束してくださいました。
理事会で満一致でご承認
後日下記のような文書による回答をいただきました。
<先般ご依頼のありました、手記「ドキュメント 少年の戦争体験」を本院ホームページにリンクする件につきまして、先日開催された理事会で協議いたしましたところ、満場一致にて承認されましたのでご報告いたします。
実際にリンク掲載している場所ですが、「トピックス」ページ下段にニュースとして取り上げさせていただき、「とうよこ沿線」ホームページにリンクする形を取りました。
平成23年9月28日
公益社団法人 大日本書芸院
事務局長 錦戸泰司

事務局長・錦戸泰司さんから意外なお便り
<手記のNO.1プロローグ編を拝見させていただいたところ、下段の方にご経歴として「浦島小学校」の文字を見つけ、同時にお若い頃のお写真が目にとまり、わたしの脳裏にある記憶が懐かしく蘇りました。
わたしは、今46歳になりますが、小学校5年まで神奈川区七島町に住んでおり、浦島小学校に同学年まで通っていました。
その当時、3~4年時を担任されたのが「栗原先生」であったと、おぼろげな記憶もあり、写真と合わせ「もしや、担任されていた栗原先生では?」と思った次第です。
わたしが8~9歳のころですから、今から38年くらい前(昭和49年頃)になりますので、全くの勘違いかもしれませんが、いずれにせよ「浦島小学校」という響きが懐かしく、思いつくまま書かせていただきました。 錦戸泰司>
幼い日の錦戸君の記憶は蘇ってきたのですが、院の事務局で何度か彼に対面していながら、立派になられた事務局長と遠い昔の教え子の記憶とが結びつくことはありませんでした。歳月の経過がなせる不思議な作用を思わずにはいられませんでした。ただ、リンクの件でわたしが院を訪れた時点で事務局長と小生との昔の縁にお互いが気づいていなかったことはかえって幸いだったかもしれません。
院から賜ったご配慮にこころから感謝申しあげます。
4.私の人生論<思考が運命になる>

こちらは、「えんせんシニアネット パソコン教室」の講師・阿部匡宏さんのブログです。阿部さんは本年8月開催の「栗原さんの戦争体験を聴く会」開催を知り、みずから「私にもお手伝いをさせてください」と志願された方です。当日はスライドショー設営準備にプロジェクタの起動、スクリーン取り付けなどいろいろとお世話くださいました。
その「聴く会」に出席した阿部さんはその感想を以下のように寄せられました。
「聴く会」阿部さんの感想
「私の両親は、すでに他界しました。生前に直接戦争体験を聞く機会はありませんでした。活字と戦争の映像を通して、過去を想像するだけです。
そういった想像に、現実感を与えてくれるのは、やはり、身近に感じられる人の体験談です。サイパンに、のどかな戦前の風景があったことは、理屈としてはわかりますが、米軍上陸後の悲惨な映像しか見ていない私には、新鮮な光景に感じました。」
彼のブログに「ドキュメント 少年の戦争体験」がリンクされていることを知ったのは、ずっと後になってからのことでした。 (文 岩田忠利)
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