「神奈川神楽に程ヶ谷酢だこ」、ご存じ?
「神奈川かぐらに程ヶ谷すだこ」という言葉が戦前東神奈川地区にはあったそうです。人が集まると、神奈川の人は神楽を催し、程ヶ谷の人は酢ダコを食べるというタトエ。それほどこの辺りの人は神楽が大好きだったとか。
今でも神奈川熊野神社には立派な神楽殿があります。ここで「説明つき神楽」が催され、大ヒットしました。手ぶり身ぶりのパントマイムで日本神話の25場面を演ずる。これを活弁士さながらにマイク片手に神官が説明。これがバカうけして、怒涛の如く見物人が押し寄せたとか。またこの神楽舞いが、地元の素人、農民・商人・職人のぶっつけ本番、稽古無しというからオドロキです。(岩田)
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横浜三大祭りは?
戦前の横浜三大祭りといえば、6月の神奈川区青木町の洲崎大神の大祭(東白楽編に掲載)、8月の神奈川町の熊野権現の夏祭、9月の中区日枝町のお三の宮の大祭が定説です。
当時の熊野権現の氏子は24か町、8000世帯をもつ郷社で、ほかに村社10社を支配下においていました。
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