編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
 NO.366 2014.11.08  掲載 

画像はクリックし拡大してご覧ください。

 
   
乳幼児をもつ女性会員の「バオバブ」発足



  パパ・ママ・チビッ子たち50人が集まり、誕生

 
1990年(平成2年)1010日、大倉山記念館に総勢50人のパパ・ママにチビッ子たちが集まり、賑やかな発会の集いになりました。

  乳幼児の母親である編集室スタッフ、佐藤由美さん・高橋(旧姓斉藤)かすみさんら女性会員4人が発起人となり、「吹き飛ばせ育児ノイローゼ」をスローガンに読者に呼びかけ、写真下の“バオバブ”の木のように大きく育て、と命名した会「バオバブ」です。



 山田紀子さん(都筑区北山田)が南アフリカで撮影したバオバブの木

樹齢2000年、専門家の話ではまだ1500年生きるそうです。バオバムは乾燥に強く、巨木になり、捨てるところのない,、生活に役立つ木。幹は木材、葉は香辛料や薬となり、樹皮は布やロープの素材に使われ、果実は食用に、と。子供たちにもバオバブのように力強く大きく育ち、将来は社会手に役立つ人間になって欲しいとの願いを込めて「バオバブの会」と名付けました。

 この木は樹齢」2000年ですが、専門家の話ではまだ1500年生き続けるだろうと言います。木の高さ約25b、幹周り20メートルです。

  沿線のパパやママが子供と一緒にのびのびと遊ぶことが会の目的。月1回のイベントと会報「バオバブ」の発行を実行しています。

  月々のイベントは「イモ掘り大会」、渋谷の「こどもの城」や「NHK放送センター見学会」、綱島公園での「お花見会」、新丸子駅から歩いて「多摩川河川敷での川遊び」、鶴見駅からバスで「森永製菓鶴見工場」へ、大倉山記念館での「クリスマス会」など月1回、子供たちと一緒に行動……着実に楽しい行事を積み重ね、その輪を月ごと着実に広げてきました。

  また「とうよこ沿線」の誌面上でも51号で発起人の彼女たちが取材・編集した紙数5ページの特集「えんせん育児マニュアル」は、たいへん好評でした。


   活動4年の歩みから        写真提供:文佐藤由美さん



          90.11.17 畑でイモ掘り大会

 大倉山の漆原房明さんの畑のおイモを掘って焼きイモ食べて和気あいあい。この日「帰りたくない!」と泣いた子も。今は立派な大人です




        90.12.1 クリスマス会

 お母さんたち手づくりのサンタさんの指人形。みんなではめて、動かして遊びました






      91.3.2 大倉山記念館マンドリンコンサート

大船マンドリンクラブの皆さんの本格的な演奏にうっとり。後半は「アニメの曲」も。子供たちも体をゆすったり、転がったり(?)、全身で楽しんでいました。子連れコンサートの先駆けかも









     91.4.6 綱島公園で「お花見会」

桜の花咲く下、運よくブルーシートが敷いてあり…。ちゃっかりお借りして、お先に宴会気分


         91.9.12 NHK放送センター見学

 いつもテレビで見ていた「じゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリ」。これらがどれも自分たちより大きくて、ビックリ!





      見慣れた顔がテレビ画面からあいさつ

いつも近くに居たお友だちやお母さんが突然現れ、これまたビックリ!



    91.12.24  本物もビックリのサンタさん出現のクリスマス会

まさに本物そっくり! 吉田実さん(73歳 日吉)のサンタの出現に、子供も大人も口をあんぐり……




  91.12.24 大倉山記念館でサンタさんと子供たちの記念写真

このサンタさん、ステキな声でお歌まで披露してくださり、素晴らしい思い出をありがとうございました!




        92.7.28 森永お菓子工場見学

みんなが大好きなお菓子が作られる様子を、“一日工場員”として見学。当日かぶった紙の帽子をずーっと大事にボロボロになっても大切にしていた子もいました



       94.12.24 大倉や記念館クリスマス会

今回も吉田サンタさんに来ていただき、人形劇に飛び入り参加してもらいました。ちなみに私(元ひとみ座団員)も人形劇を披露。「小人の踊り」では息子の拓麿も参加して、楽しい会となりました




           95.初夏 横浜散策

 「横浜人形の家」を見たり、山下公園で遊んだり、中華街を散策したりして夕方解散。ところが、「これから夜の横浜を楽しみま〜す」と赤ちゃんをおんぶして幼児の手を引く、あるメンバー。その逞しい姿に脱帽…






     96.お正月 蒲田のニイハオで餃子づくし

 同窓会と称して集合。みんなで美味しい餃子に舌鼓。近くの神社で記念撮影。発足当初から見ると、どの子もすっかり大きくなりました


  


     石橋夕帆さん

 上の赤ちゃんの中から、映画監督誕生!


将来を嘱望される、新進気鋭の映画監督
石橋夕帆さんです

バオバブの皆さん、「とうよこ沿線」サイトご覧の皆さん、応援をお願いしま〜す!

                                   バオバブの会代表・佐藤由美


  90年生まれの彼女はいま、自主制作映画『atomosphere』にチャレンジしています。彼女のその熱い想いは、下記をクリックしてお察しください。ご支援のほどをどうぞよろしくお願いいたします。

 ところで、夕帆ちゃんはどんな赤ちゃんだったのでしょう? 上の12枚の写真の中から探してみましょう。彼女が写っているのは、最下段の2枚の写真の中に。
 95年初夏の左側の写真。向かって左の白い服でベビーカー姿が、お母さんの石橋さん。ベビーカーに乗っているのが夕帆ちゃん。右が姉のカリンちゃんです。96年お正月、右側の写真。左の抱っこされているピンクの服の子が夕帆ちゃんです。

 小さい頃は、わが家の長男、拓磨と一緒に、『ひとみ座』の人形劇を見に行った赤ちゃんが映画監督なんて、月日の流れと不思議な縁をつくづく感じます。 夕帆ちゃんは以前、ロックバンドを組んでいて入賞もしています。自分の世界をしっかり持っていて、この先の活躍が楽しみなお嬢さんです。

  http://www.booster-parco.com/project/35

「とうよこ沿線」TOPに戻る 次ページへ
「目次」に戻る 編集室の社会活動-27へ