編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.358 2014.11.05  掲載 

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  中高年者交流の場 
「ゆずり葉の会」発足



          「ゆずり葉の会」発足は……

         
私たちはナニをやるの



  「東横沿線を語る会」の「編集室」には編集・配本という共通項のもと、400名ほどの会員が集まっています。
 その構成は
小学生から大学生までの学生層、お勤めの独身男女の青年層、家庭の主婦層、それに中高年層と各年代ごとの4層からなっています。
 締め切りが迫ると毎晩深夜まで取り組む編集作業、何軒も車で走り回る配本、軒並みポストに投函してまわるチラシ配り……これらの作業は中高年層の体力面を配慮しご遠慮していただいておりました。

 
本誌の創刊7周年記念パーティでのこと、内輪の自称若者″が決起したのです。85歳と80歳の“青年”2人が、編集長に詰め寄ったのです。酒気おびの赤鬼面で、
 「私たち高齢者でも編集に協力できる作業があるはず……。私たちもグループをつくってみんなで楽しみながら『とうよこ沿線』に役立ちたい……」。

  このひと言に、編集長は快諾。さっそく発起人14名が自由が丘北口駅前・嘉丁に集まり、壊石料理に舌鼓を打ちながら発起人会を開きました。当初の仕事は、私たちの地元東横沿線の名所史跡を探訪すること。その後のお楽しみはその地の代表的なウマイもの店で会食、その後は有意義なお話を拝聴する会とすること、そして会の名称は「ゆずり葉の会」ということに全員一致で即決――。人間、いくつになっても食欲と好奇心は旺盛であります。



   
 なぜ“ゆずり葉”なの

 「ゆずり葉」は、お正月のお飾り、お供えに必ず付ける肉厚の長楕円形の木の葉です。新葉が出て生長してから旧葉が落ち、新旧相譲ることから代々良い世継ぎに恵まれて栄えるように。

  この会も「とうよこ沿線』も、若い会員に引き継がれ永続されますように、との私たちの願いが込められているのです。

         有名人・文化人が続々と会員に…

 
こんなはずじゃなかった――というのが、その反響。「みんなの顔を覚えきれないから定員50名」と決めたのに、すぐ定員オーバーの54名に。それも、わが国の各界を代表する超有名人の方が入会されました。

 歌手・淡谷のり子さん、女優・高峰三枝子さん、俳人・楠本憲吉さん、元統幕議長の栗栖弘臣さん、あの人気作家北方謙三さんなど。
ほかにも多種多彩な面々。経済学博士、成長企業の社長、病院長、アナウンサー、料理研究家、税理士、写真家、奇術師、宮司、写真家、主婦など、それぞれ別世界の人々がズラッと。

 こうした皆様とご一緒に美味しいお料理がいただけて、そのうえ有意義なお話、面白い体験談が拝聴できるなんて、私みたいな凡人にはモッタイないみたい! (編集室・鈴木善子)



ゆずり葉の会で
「歌手・淡谷のり子さんを囲む会」。二子玉川の富士観会館で

 
写真は手前から編集次長・鈴木善子、淡谷さん、岩田編集長、司会・本田芳治さん。
 
 
芸能界のご意見番と言われた淡谷のり子さんは、私に会うたび、こんな嬉しい言葉でいつも元気づけてくださいました。
 「ね〜、あなた、困ったときは私に声をかけなさい! 私が飛んで行って歌でも話でもしてあげるから・・・」。

  「ゆずり葉の会」の会員とシニアの読者を対象に上記の会を開催。当日は、淡谷さんに聞きたいことを出席者が何でも質問できる趣向。
人生経験豊富な彼女、どんな質問にも当意即妙、例の“淡谷節”で答えが返ってくる楽しい会になりました。

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