編集:岩田忠利 / 編集支援:阿部匡宏
                                         
                                      NO.54  2014.5.26 掲載
紀行 何回長電話しても無料の国際電話 スカイプ
                          投稿:阿部 匡宏 (港北区師岡町)                    
                                                  
1. 「One Drive」とは、どういうものか
  

Microsoft OneDrive(ワンドライブ) は、マイクロソフトが一般消費者向けに提供しているインターネット上のストレージサーバー(網接続 保管庫)で7Gbytesまでなら無料でユーザーがファイルを保存できます。

オペレーティング システムは 32 ビット版または 64 ビット版の Windows 8Windows 7、または Windows Vista Service Pack 2(Windows Vista プラットフォーム更新プログラム適用)です。










サービス料金

2. ローカル保存との違い

 PCでファイルを作成すると、同期機能によって自動的にOneDriveのオンラインストレージにコピーされ、同じく連携している別のPCや携帯端末にコピーされます(同期される)。インターネットにアクセス可能であれば、いつでもどこでもこのファイル同期は実行できるので、例えば、会社で作業したファイルをOneDriveで同期しておき、帰宅後に自宅のPCでそのファイルを用いて作業を続行する、といったこともできます。
 ファイル操作(アップロードやダウンロード、削除、移動など)ができ、写真のプレビューのほかオンラインストレージへの自動的なバックアップも可能です。

3. アカウントの取り方


(1) OneDriveを使うには、Microsoftアカウントが必要です。以下のアドレスを「ctrl」キーを押しながらクリック。

     http://www.microsoft.com/ja-jp/msaccount/default.aspx

(2)以下の画面が出たら、「Microsoft アカウントに登録しよう」をクリックし、アカウントを取得します。


 Windows 8.1ではOneDriveの機能がOSに統合されています。

 オンラインストレージのファイルをオフラインで使えるように設定を変更すれば、シームレスな自動同期機能が利用できます。

Windows 7Windows 8ではデスクトップ版クライアントのインストールが必要です


(3) 以下のアドレスを「ctrl」キーを押しながらクリックします。

https://onedrive.live.com/about/ja-jp/

 

(4) 以下の画像が表示されるので「デバイスにOneDriveをインストールする」をクリックします。
       

(5) 以下の画面が表示されるので「Windws対応のOneDriveアプリをダウンロード」をクリックします。
      

(6) 左下隅にダウンロードされた「OneDriveSetup.exe」をダブルクリックします。
  

(7)
以下のボックスが表示されるので、「実行」をクリックします。

(8) OneDriveというフォルダーが作られます。

 
Windows版のクライアントソフトウェアはデフォルトで、「OneDrive」というフォルダー以下にあるファイル/フォルダーをオンラインストレージと同期します。設定変更によって別のフォルダーも指定できますが、単一のフォルダーツリーだけが同期の対象となるため、同期したいファイルをこのフォルダー以下に集めて保存する必要があります。

 OneDriveフォルダーに保存されたファイルや書き換えられたファイルは、リアルタイムで自動的にオンラインストレージと同期されます(そしてオンラインストレージから同様に連携中のWindows PCも自動的に同期されます)。またエクスプローラーでは、右クリックで表示されるコンテキストメニューから共有や公開といったOneDrive関連の設定ができます。


4. 活用事例


4-1.使い方
 

  「スタート」 → 「すべてのプログラム」 → 「Microsoft OneDrive」をクリックしOneDriveを立ち上げます

 (1)ファイルとフォルダーを共有しアクセス許可を変更する

     OneDrive を使用すると、写真、Microsoft Office ドキュメントなどのファイルを他のユーザーと共有できます。

OneDrive Web サイトから:
 @共有するファイルまたはフォルダーを選択するには、アイテムの右上隅のチェック ボックスをオンにします。複数のアイテムを選択して、同時に共有することもできます。
 Aページ上部のバーで [共有] をタップまたはクリックし、次のいずれかの共有オプションを選択します。

すべて表示

他のユーザーの招待

リンクの取得

次のサービスに投稿: Facebook

  共有したアイテムを表示するには

  フォルダーまたはドキュメントを共有した場合、[共有] というテキストがそのアイテムに表示されます。写真を共有しているかどうかを確認するには、ページの右上隅の、[詳細ビュー] をタップまたはクリックします。すべての共有したアイテムを表示するには、左側のペインで [共有] をタップまたはクリックし、[共有元: 自分] をタップまたはクリックします。

  アイテムの共有を中止する、または他の人のアクセス許可を変更するには  
 @共有したアイテムの右上隅にあるチェック ボックスをオンにし、ページ上部のバーにある [共有] をタップまたはクリックします。
 A[共有設定] で、変更するアクセス許可を選択します。個人やグループのアクセス許可を編集と表示のみの間で切り替えたり、作成したリンクを介した共有を停止することができます。

 4-2. Officeファイルを複数人で同時に編集

         共有機能を応用して、複数人が同じWord文書を同時に編集するという共同作業も可能です。


         共有しているOfficeファイルを複数人で同時に編集できます。
         これはOneDrive上で他のユーザーと共有しているWord文書を3名で同時に編集しているところです。
         編集結果がリアルタイムで反映されます。
             1この文書を編集している他のユーザーの一覧。
             2他のユーザーが編集している(キャレットを置いている)場所。

4-3.直接One Drive上のファイルにアクセスできます。

 Office 2013の場合、その環境にOneDriveクライアントソフトウェアがインストールされていなくても、OneDrive上のファイルをファイルオープンダイアログから指定してオープンできます。


  Office 2013OneDriveから直接ファイルをオープンできます
  これはクライアントソフトウェアをインストールしていない環境で、Word 2013からOneDrive上のWord文書を開こうとしているところ。
    (1OneDrive上のファイルを開くためのメニュー。
    2HTTPSで直接OneDrive上のファイルを開こうとしていることが分かる。
    3OneDriveに保存しておいたWord文書。あとは[開く]ボタンをクリックすれば、このファイルを編集できます。


4-4.高価なOfficeが入ってなくても、ブラウザがあればワード、エクセル、パワーポイントを作ることができます。

  

高価なOfficeが入ってなくても、ブラウザがあればワード、エクセル、パワーポイントを作ることができます。

 (1) Microsoft Wordのオンライン - Word文書を共同で

    https://office.live.com/start/word.aspx

   Microsoft Wordのオンライン版と無料で協力しています。OneDriveで文書を保存します。他の人と共有し、
   同時に連携して動作します。


 (2) Microsoft Excelのオンライン - Excelスプレッドシートを共同で

    https://office.live.com/start/excel.aspx

    Microsoft Excelでのオンライン版と無料で協力しています。OneDriveでスプレッドシートを保存します。
    他の人と共有し、同時に連携して動作します


 (3) Microsoft PowerPointのオンライン - パワーポイントのプレゼンテーションを共同で

    https://office.live.com/start/PowerPoint.aspx

    Microsoft PowerPointのオンライン版と無料で協力しています。
    
OneDriveでのプレゼンテーションを保存します。他の人と共有し、同時に連携して動作します。


5. その他

   


       ◆サイズが2Gbytesを超えるファイルは保存できない。

       ◆更新履歴から特定バージョンを復元することができない。


   以上

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