TOPに戻る

NO.11 へ

MAP:京急鶴見市場駅周辺

画像をクリックすると、拡大されます。拡大後は左上の戻るボタンをクリックしてください

校正:石川佐智子 / 編集支援:阿部匡宏 / 古写真収集・文・編集:岩田忠利

NO.10
 旧東海道の鶴見市場、昔と今
     
     後発にその名を譲った鶴見川橋の今昔


                                  提供:萩原貞雄さん(熊野神社宮司。市場上町


              江戸時代の江戸名所図会に登場の鶴見橋

 旧東海道筋の鶴見橋(現在の鶴見川橋)は江戸・日本橋から旅人が渡る最初の橋で安藤広重の浮世絵にも登場するなど多くの文人の作品に残っている名所でした。



大正10年(1921)の鶴見橋(現在の鶴見川橋)

          左岸は現鶴見中央2丁目、手前が市場河岸(現市場下町)です



   昭和21年の台風で壊れた鶴見川橋

 大正15年に京浜第一国道が完成し新橋名を「鶴見橋」と名付けたためその名を譲って「鶴見川橋」と改称しました。



平成8年完成のモダンなアーチ型の現在の鶴見川橋

2013.10.31 
撮影:石川佐智子さん(日吉)
     

    
      旧東海道端の一里塚と市場熊野神社




     江戸時代慶長期(1604)築かれた市場一里塚

 徳川幕府は東海道に一里(4キロ)ごとに一里塚を造り、榎(後方の木)を植えました。市場の一里塚は日本橋から5里。旅人は木陰で休んだり、道程を知る目安としました。
 横浜市内に現存する一里塚は、この市場一里塚と戸塚区の品濃坂のものと2つだけです。市場上町の熊野神社境外地で“横浜市地域文化財”に指定されています。




写真左の現在の一里塚

2013.10.31 撮影:石川佐智子さん(日吉)







 旧東海道端の熊野神社本殿は江戸時代作

 江戸時代は元宮にありましたが、大正期に現在の市場東中町に移築し撮影したものです。



写真左の現在の熊野神社

2013.10.31 撮影:石川佐智子さん(日吉)









大正時代、熊野神社の夏祭りスナップ



昭和8年、熊野神社拝殿の上棟式