校正:石川佐智子 / 編集支援:阿部匡宏 / 古写真収集・文・編集:岩田忠利

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           農家の四季



           昭和29年正月、初荷

 真っ白に磨いたネギや白菜の束で縁起の良い宝船を形どって、丹精こめた野菜が今年初めて市場に出荷します。
  提供:河原芳江さん(いぶき野)














  昭和33年、春の畑は土起こしが始まり

 河原さんの家では今年から耕運機が導入されました。軽快なエンジン音が静かな畑にこだまします。運転は高校生の河原一昭さん。この畑は現在長津田ニュータウンに

  提供:河原一昭さん(長津田5丁目)


                  昭和25年夏、発動機で小麦の脱穀

 麦束を入れると次第に大きく高まってゆく脱穀機の音、麦粒のはじける音、威勢良く回る発動機の音、大声で話しかけても聞こえないほどの騒音です。でも脱穀機の横から、かき出してもかき出してもすぐ小麦の粒が山となるのが嬉しい。それにしても容赦なく照りつける太陽、暑い。

  提供:河原芳江さん(いぶき野)


  晩秋の風物詩、籾殻(もみがら)焼き

 白煙があがり、あたリー面にモミガラが焼ける匂いが漂います。
 籾殻は玄米を覆っていた外皮で、籾摺り後に大量に出ます。これを焼いたものを「燻炭(くんたん)」と言って、農家では土壌改良剤や肥料として使います。
  提供:河原一昭さん(長津田5丁目)





昭和28年冬、庭に霜よけのワラと風除けの囲い

 林利夫さん宅の庭には霜除けの藁を一面に敷き詰め、後ろには北風除けのワラの囲いが見えます。
  提供:林 利夫さん(長津田町)











    

     花嫁の当日



昭和22年2月、家族・親戚と生家で記念写真
           提供:林 加東さん(長津田町)





昭和39年10月、仲人さんに手を引かれ婚家に
        提供:林 一さん(長津田町)



     昭和39年10月、林 一・咲子ご両人の結婚式が始まる

 まず花婿・花嫁を前に両家の家族・親族の紹介、そして三々九度の盃を交わし、結婚式が滞りなく終わります。そして、いよいよ賑やかな祝言が始まます。
  提供:林 一さん(長津田町)



   宴たけなわ。いよッ〜待ってました〜!

 仲人さんの十八番、来節の出番……。
 この祝言は昭和3211月、青砥町・野村健司さんの結婚式。演ずるは北八朔町・野村清秀さん

  提供:野村ナミ子さん(北八朔町)



昭和35年、花嫁のご近所回り

提供:林 加東さん(長津田町)










NO.6  長津田の農家の暮らし

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