昭和30年〜47年、荏田地区の風景

提供:金子 貢さん(荏田町)


昭和30年秋、現量販店ハーモス荏田付近から池尻公園方面望む




  写真左と同方向を望む現在

道路は新横浜・元石川線、左手にハーモス、後方が江田駅前。
 2013.9.19 
撮影:石川佐智子さん(日吉)


         昭和32年、土富士からの眺望

 西方が江田駅方面。緑一色の稜線のかなたに川崎・多摩地区の建物が見えます。

      荏田富士、別名「土富士」からの眺め

 小机領三十三番霊場の20番札所、真福寺の裏の急坂を上りきると閑静な住宅地の右側に荏田第2公園があります。
 この辺りに富士信仰が盛んだった昔、村人がモッコで土を運んで造った荏田富士がありました。
 土地っ子は今でもこれを「土富士」と書いて「どろふじ」と呼んでいます。多摩川や横浜の花火大会といえば、子どもたちはここで眺め、歓声を上げたものです。たしかに360度の眺望は写真左上のように素晴らしかった。
 西には丹沢山塊、大山の上に雪を頂く富士の霊峰を仰ぎ、南東には大倉山の精神文化研究所、綱島の街、日吉の慶応大学の校舎の南に鶴見・総持寺の伽藍まで望められました。
 いまこの辺り一帯は、東急が沿線でいち早く開発した分譲住宅地、荏田団地です。

 
        


  写真左と同方向を望む現在

 荏田富士、別名「土富士」は、造成で山は削られて低くなり、現在の荏田第2公園に。そこから江田駅方面を見ても遠望がきかない風景です。
 2013.9.17
 撮影:石川佐智子さん(日吉)


















      


昭和35年2月、池尻谷戸で遊ぶ子供たち


      写真左の現在地

 いまこの辺り一帯は、荏田西2丁目の池尻公園です。
  2013.9.19 
撮影:石川佐智子さん(日吉)





昭和41年7月、現池尻公園の上の道から南方を望む


写真左の現在地

 左は田園江田教会、右が池尻公園。
2013.9.14 撮影:石川佐智子さん(日吉)




昭和36年、下の写真の駅ロータリーはイチゴ畑

金子 貢さん宅のイチゴ畑でイチゴを摘む母親・金子キヨさん。


昭和41年4月1日、待望の江田駅開業の日

246号線側の下りホームから上りホームを望む。




昭和47年、江田駅東口とロータリー

                        提供:斎藤哲哉さん(荏田西)


現在の江田駅東口とロータリー

2013.9.12 撮影:石川佐智子さん(日吉)





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校正:石川佐智子 / 編集支援:阿部匡宏 / 古写真収集・文・編集:岩田忠利

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NO.12
 荏田地区の風景、昔と今