2012.6.11〜6.12 掲載20種

03.赤紫色の小花がたくさん咲く、 メキシコハナヤナギ(花柳)  
所在地 横浜市港北区綱島西5丁目、道路植え込み  
科.属など ミソハギ科タバコソウ属(クフェア属)常緑小低木
見どころ  別名はクフェア・ヒッソピフォリア。丈の低い茎の先に小さな花が咲きます。草のようですが、常緑小低木です。メキシコ原産で、気温が高ければ、年中開花します。挿し木で簡単にふやせます。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2011.8.6
06.細長い花が噴水のような形で咲く 、サンゴバナ(珊瑚花)の花  別名:フラミンゴプランツ
所在地 横浜市港北区綱島西3丁目 民家の玄関先   
科.属など キツネノマゴ科キツネノマゴ属(ジャスティシア属)常緑低木
見どころ  ブラジル原産の常緑小低木です。花期は4月〜10月頃まで寿命の長い花です。花は、細い管 状 で多くの花が集まって 穂状をなして枝先に咲きます。花の先端は、上下 に裂け唇状となり、上唇 はさらに2 裂し、下唇は浅く3裂します。 海にある「珊瑚(さんご)」をイメージした名前だと思われます。 
撮影者 北澤美代子 撮影日 2011.8.17
19.大きくて圧倒されます! チュウキンレン(地湧金蓮)の花
所在地 鎌倉市岡本1018 フラワーセンター大船植物園
科.属など バショウ科ムセラ属 
見どころ

横浜市港北区大豆戸町 お寺の境内
2012.8.14 大田孝子撮影
 原産地は中国です。花を包む苞が蓮の花弁のように見えるから「地に湧く金色の蓮」と名付けられたそうです。中国では、地下茎や葉鞘がブタの餌、花が止血薬として用いられているそうです。
 
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.10.28
15.馬の好物! コマツナギ(駒繋ぎ)の花
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園内
科.属など マメ科コマツナギ属 落葉小低木
見どころ   樹高は0.4〜0.8メートルと低く葉は長楕円形、長さ0.8〜1.5センチ。奇数羽状複葉で互生しています。ニセアカシアの葉に似ています。花期は7〜9月。花は淡紅紫色で長さ4〜5ミリで総状の花序を出します。茎は細いです。馬を繋げるほど丈夫なことから名つけられたという説と、馬が好物という説があります。私は馬が好物という説が似合っているような気がします。     
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.10.6
14. ビワ(枇杷)とは異種です!  ハマビワ(浜枇杷)の花
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園内
科.属など クスノキ科ハマビワ属  常緑低木
見どころ   葉は大きくて長さは15センチほどあり厚い革質でシャクナゲの葉に似ています。ハマビワ(浜枇杷)はクスノキ科ですが、ビワ(枇杷)はバラ科に属します。花はクリーム色で10〜11月に枝先に集まった葉の中央に沢山の花を付けます。春には実がなり、大きさはドングリと同じくらいで色が黒くなります。名の由来は、葉がビワに似て、海岸にはえることから名付けられたそうです。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.10.6
10.果実は薬用酒になります!  クサボケ(草木瓜)の花と果実
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科.属など バラ科ボケ属 落葉低木
見どころ

2011.9.27 撮影
 樹高 は1メートルくらいになり、花期は4 〜5月。クサボケの幹は、基部からよく枝分かれし、下の方の枝は横になって地面についています。秋になる果実は黄緑色に熟し、球形で約3センチ程の大きさ、黄熟してリンゴに似た芳香があり、かむと酢っぱい味がします。果実は薬用酒に! 疲労回復などに効能があります。草木瓜と木瓜の違いは、クサボケは地下茎から枝が伸びる1メートル程の落葉低木。ボケは根際から束枝が伸びる2〜3メートル程の落葉低木です。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28
09.小葉が便秘に効く、チンネベリーセンナの花
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科.属など マメ科カワラケツメイ属 常緑低木
見どころ  インドからアラビアに分布する常緑低木です。緩下薬として世界的に広く用いられています。小葉が生薬名「センナ」らしいです。花は鮮やかな黄色で本当にきれいな花ですね。花びらがカールして柔らかい雰囲気で、気分が落ち着きます。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28
02.ピンク色のバンドレア、バンドレア・ジャスミノイデスの花と実 別名:ソケイノーゼン


木に巻きついて咲くバンドレア
上の花と色違い、中心部が濃桃色
所在地 横浜市港北区綱島西5丁目 民家の生垣
科.属など ノウゼンカズラ科パンドレア属 常緑ツル性低木
見どころ  

バンドレアの実
 常緑ツル性低木。春先に伸びたツルから花芽が出ます。花びらが白色で、中が赤紫色しているものや、白い花びらで、中も真っ白なものもあります。4センチ位ある緑の大きな実も生っていました。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2011.8.8

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05.フィリピンとインドネシアの国花、アラビアジャスミンの花  和名:茉莉花(マツリカ)
所在地 横浜市港北区綱島西5丁目 民家の庭先  
科.属など モクセイカ科ソケイ属 半耐寒性常緑ツル性低木
見どころ  常緑半ツル低木。花期は6月から9月頃、真っ白い花が咲きます。ジャスミンティーの香りづけに使われます。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2011.8.10
08.ノウゼンガズラより花が小さく、花筒が長い、アメリカノウゼンカズラの花
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科.属など ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属 落葉ツル植物
見どころ  北米原産の落葉ツル植物です。よく咲いている「ノウゼンカズラ」とそっくりですが、全体的に小型です。花序はノウゼンカズラのように長くならず、一カ所に花が集まって咲きます。花は小さく、花筒が長いです。 
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28
01.夏に咲くツツジは珍しいです! ナツザキツツジ(夏咲き躑躅)の花
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園
科.属など ツツジ科ツツジ属  落葉低木
見どころ  北アメリカ原産の落葉低木。夏に咲く珍しいツツジ。貴重な花です。秋の紅葉も美しいそうです。樹高は2メートル以上あると思います。 雄しべは5本あるそうですが、雄しべも雌しべもとても長くて目につきます。花は5〜8個が群がって咲くようです。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.6
20.うなだれて静かに咲く花、ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)の花
所在地 鎌倉市岡本1018 フラワーセンター大船植物園
科.属など アオイ科ヒメフヨウ属 常緑低木
見どころ  原産地は中南米。樹高1〜3メートルあり、花径は5〜6センチ。花の色は白、赤色もあります。花が下を向いて咲くことからウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)と呼ばれています。中南米では樹皮から繊維を採ったり、花を薬草として利用したりします。  
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.10.28
04.南アフリカ原産のピンク色の花、  ピンクノウゼンカズラの花
所在地 横浜市港北区綱島西1丁目 民家の入り口   
科.属など ノウゼンカズラ科ポドラネア属  非耐寒性常緑蔓性低木
見どころ  よく見かけるオレンジや赤色のものは、中国原産だそうです。ピンク色のノウゼンカズラは、南アフリカ原産です。 清楚で美しい!    
撮影者 北澤美代子 撮影日 2011.8.10
07.白と黄色が調和して、ホワイトコンロンカ (ホワイト崑崙花)  別名:ハンカチの花
所在地 東京都港区白金台5丁目21-9 東京都庭園美術館:
科.属など アカネ科コンロンカ属  落葉低木
見どころ  落葉低木で庭植え、鉢物に利用されます。花のがく片の1枚が大きくなり、白色花弁化します。花は星形の黄色い花が咲きます。 
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.17
18.星形の花、サザンクロスの花。その2種類のなかの「エクサラタ」
所在地 横浜市緑区寺山町2丁目 民家の庭
科.属など ミカン科クロウエア属 常緑低木  
見どころ  オーストラリア原産の常緑低木です。サザンクロスの花は、「サリグナ」と「エクサラタ」の2種類が出回っているそうです。この写真は「エクサラタ」のほうで繊細な細い葉です。花期は5〜11月。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.10.12
17.ヤマブキ(山吹)より遅く咲く、 ヤエヤマブキ(八重山吹) の花
所在地 横浜市緑区寺山町2丁目 民家の庭東
科.属など バラ科ヤマブキ属  落葉低木
見どころ  八重咲きの園芸品種。ヤマブキ(山吹)は実がなりますが、ヤエヤマブキ(八重山吹)は雄しべも雌しべも退化しているので実はつきません。ヤマブキ(山吹)より遅れて咲き始めます。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.10.12
13.イボ状の突起がありザラザラした感じの、 フユザンショウ(冬山椒)の実
所在地 東京都品川区小山台2-6-11 林試の森公園
科.属など ミカン科サンショウ属 常緑低木 
見どころ  茎には葉の付け根に対生の棘があります。葉はつやがあって革質です。果実は秋、球形で大きさは5ミリくらいです。表面にイボ状の突起があって種子は黒色で艶があります。花は5〜6月ころ、淡黄色の小さな花をつけます。冬でも葉を落とさないので「フユザンショウ」と名付けられたそうです。 
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.9.23
12.サンショウ(山椒)と 同じ香辛料、 カショウ(花椒)の実
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科.属など ミカン科サンショウ属
見どころ   カショウ(花椒)はサンショウ(山椒)と同じ落葉低木ですが、実の香りはサンショウ(山椒)よりカショウ(花椒)の方が非常に強く、中華料理には欠かせないようです。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.8.28
11.花序が葉の長さより短い、マルバハギ(丸葉萩)の花
所在地 長野県諏訪郡下諏訪町 八島ヶ原湿原
科.属など マメ科ハギ属 落葉低木
見どころ   小葉の形は中心部が最も幅広く、楕円形であることが多い。花の咲く枝の上部の葉は葉柄が短く、茎に密集して付いている点や、裏面に毛が多い点も他種との違う点です。葉の中脈の先端が針状に突出することも違う点です。花は8月から10月にかけて咲き、花序が伸びないので、葉の長さより短い点が、大きな特徴です。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2011.8.27

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16.一日で花の色が変わる、 スイフヨウ(酔芙蓉)の花
所在地 東京都小平市中島町21−1 都立薬用植物園
科.属など アオイ科フヨウ属 落葉低木
見どころ  朝に白い花を咲かせますが、午後になるとだんだんピンクに変わり、夕方から夜にかけてさらに赤くなり翌朝にはしぼんでしまいます。この変化を、お酒飲みの人の顔がだんだん赤くなってくることにたとえてスイフヨウ(酔芙蓉)と名付けたそうです。この写真は午前11時ころ撮影しました。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2011.10.8