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2012.6.5〜 掲載20種

01.金色のしべを伸ばして咲く、セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)の花 
所在地 横浜市港北区大曾根マンションの庭
科.属など オトギリソウ科オトギリソウ属
見どころ
 別名はヒメキンシバイ(姫金糸梅)。初夏に黄色い五弁花をさかかせます。ツバキ目オトギリソウ属の高さ20〜60センチの矮性種、常緑小低木です。小アジア原産。ヨーロッパの南東部、ブルガリアからトルコに分布しています。よく枝分かれし、花の中央には、1つの基部から出た長い雄蕊が多数あります、ほぼ同じ高さで整然と纏まってつきます。
 細い枝を伸し、枝先に、鮮やかな黄色い花の集散花序を作ります。花弁は倒卵形で5枚、葉は狭卵形で対生です。 花後には長さ約7ミリの、円錐状の朔果ができます。本種の仲間は、ヒベリカムと総称されます。同属植物のキンシバイとは、あまり似ていないです。花弁が少しゆるんでいることで区別できます。花期6〜7月。
 
撮影者 大田孝子 撮影日 2012.5.30
15.熱帯性の低木でハイビスカスの仲間、アブチロン・ヒブリドウム
所在地 横浜市港北区日吉本町3丁目 民家の庭
科.属など アオイ科イチビ属 常緑低木 
見どころ  花は、鐘形か盃形で横向きか下向きにぶらさがるように咲く熱帯性の低木です。葉の形が、カエデに似ているので「フラワリング・メイプル」とも呼ばれています。初夏から夏にかけて咲くアブチロンはハイビスカスと同じアオイ科の仲間です。 
撮影者 石川佐智子 撮影日
02. 4月から秋まで咲いている、ウンナンハギ( 雲南萩 )の花
所在地 横浜市港北区日吉本町6丁目 民家の庭
科.属など マメ科ハナハギ属 落葉低木
見どころ  和名にハギの名がありますが、ハギ属ではなく、ハナハギ属に含まれる落葉低木です。3月から4月ごろ、葉腋から長い花弁をのばし、総状花序にピンク色から白色の蝶形花を咲かせます。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.5.9
16.フェイジョアの仲間! 実も葉も有益な、グァバの花と実 和名:バンジロウ
所在地 横浜市港北区綱島西6丁目 道路際の畑
科.属など フトモモ科バンジロウ属 熱帯性低木
見どころ  

都立神代植物公園 岩田忠利撮影
 白い花は対になって葉腋に咲き、良い香りがします。たまたま畑で草取りをしていたご主人のお話から、フェイジョアの仲間であると知りました。葉や実はビタミンCが多くギャバ茶やジュースに利用されます。(北澤美代子

 フトモモ科のバンジロウは、カリブ海沿岸、中央アメリカ、南アメリカ北部、東南アジアなど熱帯地域に自生する常緑低木です。花は芳香な香りがし、果肉はビタミンCを多量に含み、ジュースなどに利用します。葉に含まれるポリフェノールは糖分の吸収を抑える作用があり、“ギャバ茶”として売られています。沖縄県では庭木として植えられていますが、日本の暖地では室内で育てれば食べられる大きさの果実をつけるそうです。健康食品として、美肌効果抜群の果樹として植えてみたらいかがでしょう?(岩田忠利)
撮影者 北澤美代子 撮影日
03. 枝葉が輪生状に出て、花が梅に似ていて、シャリンバイ(車輪梅)の花
所在地 川崎市中原区西加瀬 渋川沿いの家
科.属など バラ科シャリンバイ属 常緑低木
見どころ

マルバシャリンバイの花
港北区下田町4丁目の歩道

2010.5.5 石川佐智子撮影
ふつう「シャリンバイ」と言えば、この白い花です。海岸近くの崖など厳しい環境の中に生え、それに耐えてこの時期、美しい花を咲かせます。 樹皮から大島紬の染料を採ります。
 
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.05.09
17.山小屋のランプのようなチロリアンランプの花 和名:ウキツリボク(浮釣木)
所在地 横浜市港北区箕輪町3丁目 民家の塀
科.属など アオイ科アプチロン属 多年草
見どころ  最近あちこちでよく見かける、赤と黄色のコントラストが目立つ花です。和名を「ウキツリボク(浮釣木)と言うそうですが、花が下向きでぶら下がっている様子がランプのようで「チロリアンランプ」の名前のほうがピッタリするような気がします。ブラジル原産の帰化植物。江戸時代にすでに渡来していたそうです。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.06.20
04.花に紅色の縦縞、縁は淡い紅色! サラサドウダン(更紗灯台)の花と実 
所在地 川崎市中原区宮内4-12-14  常楽寺(マンガ寺)近くの民家の庭
科.属など ツツジ科ドウランツツジ属 落葉広葉低木
見どころ  

2010.10.14 サラサドウダンの実
箱根湿生花園
 別名は風鈴ツツジ。落葉広葉低木で北海道、本州、四国などに分布されています。ドウダンツツジの仲間ですが、花の形と花の先の方が薄紅色なのが違います。縦縞が更紗模様に似ているための命名のようです。葉は幅が広く大きめで、紅葉も美しい。花は下向きに咲き、秋には実が上向きに付くのだそうです。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.05.03
18.一日で散るムクゲやフヨウの花に似ている、 ハマボウ(浜朴)の花と実
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園
科.属など アオイ科フヨウ属 落葉低木
見どころ  

横浜市こども植物園 ハマボウの実
2010.10.15 
花期は7月から8月で、5センチ程度の、中心が赤褐色の黄色い花を咲かせます。花弁は付け根から回旋して伸び、中心の赤褐色部は船のスクリューのように見えます。花の形はムクゲやフヨウに似ています。ムクゲの花は3ページNO.37とNO.38に、フヨウの花は6ページNO.12に掲載されています。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.0723
05.トゲが多く、蟻でないと通り抜けられない、アリドオシ(蟻通)その花と実
所在地 東京都文京区白山 3-7-1 小石川植物園内
科.属など アカネ科アリドオシ属 常緑低木
見どころ

小石川植物園で撮影
「鋭いトゲがあり、どんな花が咲くのかな?」と思い小石川植物園へ行ってきました。そのトゲが多く、蟻のような小さい虫でないと通り抜けられないという名前の由来があります。赤い実が翌春まで残るので、「在り通し」という説もありますので、まだ実も付いているかも知れないと思いました。が、白い可憐な花が2個くっついて咲いていました。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.15
19.花の少ない時期に金色に輝く小花を咲かせる、キントラノオ(金虎の尾)の花
所在地 横浜市港北区高田東3丁目 民家の庭
科.属など キントラノオ科キントラノオ属 常緑低木
見どころ  非耐寒性常緑低木、メキシコ原産です。花は7〜10月に枝先に小花をつけます。最近「コウシュンカズラ」の名で流通していますが、花は「キントラノオ」に良く似ているけれど、本当の「コウシュンカズラ」はつる性で、本種は立性です。鉢植えにされることが多いようです。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.10.23
06.鋭い棘があるので要注意。ハナエンジュ(花槐)の花
所在地 横浜市港北区新吉田町 民家の庭先
科.属など マメ科クララ属 落葉高木
見どころ  別名を「アカバナニセアカシア」と言われます。北アメリカ原産。マメ科ハリエンジュ属。ニセアカシアの近縁。そのニセアカシアより一回り大きい花です。高さは2mほどになり、淡いピンクや紫がかった優美な花色の蝶形花が集まって咲きます。
撮影者 八城幸子 撮影日 2010.05.22
20.濃いピンク色のハート形の蕚。 ニトベカズラ(新渡戸葛)の花  別名:アサヒカズラ
所在地 横浜市港北区日吉本町3丁目 民家の塀の上
科.属など タデ科のつる性常緑小低木
見どころ  巻きひげで樹木に絡みつき、枝先にピンク色の小さな花が連なり垂れ下がって咲きます。クイーンネックレスとも呼ばれるそうです。沖縄では、あちらこちらでよく見かける花のようです。開花は6〜10月です。花言葉は、「愛のクサリ」。白色の園芸品種もあるようです。元台湾総督府にいた新渡戸稲造博士を記念してつけた名であるとか? 
撮影者 北澤美代子 撮影日 2012.8.20
07.フェンスなどに使われる、コトネアスター・オウタムファイヤーの花
所在地 横浜市緑区寺山町291 四季の森公園内
科.属など バラ科コトネアステル属 常緑低木
見どころ  オウタムファイアーの実は11ページNO.14に掲載され、コトネアスターの花が18ページNO.37に掲載されています。同じコトネアスターの仲間ですが、オウタムファイヤーの花の方が華やかな感じがします。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.23

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08.花のように見える実がユニーク。ポップブッシュの実 別名:ドドナエア
所在地 横浜市港北区日吉本町1丁目 民家の庭
科.属など ムクウロジ科ドドナエア属 常緑低木   
見どころ  ニュージーランド原産。冬に花が咲き、初夏頃、花のような実をつけます。葉の色は変化しても落葉しないのが特徴だそうです。花は小さくて実の方が綺麗だとか。こんな珍しい花木は初めて見ました。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.30
09.赤い実が筏に乗っている様に見立てて、ナギイカダ(梛筏)。その花と実
所在地 横浜市南区六ツ川3丁目122番地 横浜市こども植物園
科.属など ユリ科ナギイカダ属 常緑小低木      
見どころ
 コンフォール南日吉団地内
2011.1.24 撮影
 葉がナギに似ており、ハナイカダのように葉の中央部に花が咲くことからナギイカダの名前が付いたそうです。葉の先端は棘になっており、大変鋭く痛いです。私が撮影した時は、1センチくらいの赤い実がなっていました。是非、花を見たいと思います。

 昨年の5月にナギイカダ(梛筏)の実を見ましたので、花を是非見たいと思い探しまたが、身近に咲いていました。米粒ほどの大きさなので、見失うところでした。ハナイカダ(花筏)のように葉の中央部に花が咲くことからナギイカダ(梛筏)の名前が付いたようです。葉の先端は棘。動物の侵入を防ぐ目的や、保安上の観点から生け垣や耕作地の境界などに植栽されてきたようですが、最近は少なくなってきました。
 
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.05.31
10.オーストラリア原産の白い小さな「クリスマスブッシュ」の花
所在地 横浜市港北区日吉本町6丁目 民家の庭
科.属など クノニア科ケラトベタルム属 常緑高木 
見どころ  6ページNO.40に掲載されています「クリスマスブッシュ」は、オレンジ色の花のように見えたのはガクで、花は白くて小さいけれど華やかな感じがします。オーストラリア原産ですが、あちらは今頃クリスマスでしょうか。
撮影者 石川佐智子 撮影日 2010.06.09
11.ドウダンツツジの若木と成木の紅葉と花
所在地 調布市深大寺元町5-31-10 神代植物園
科.属など バラ科シモツケ属 落葉低木
見どころ
 10センチほどのクマザサの中で鮮やかな赤い色の葉で敷き詰めた一帯がひときわ目立っていました。この小低木は、いったい何の木? さっそくインターネットの“花の先生” に伺うと、ドウダンツツジの若木であることが分かりました。

綱島上町 マンション庭 北澤美代子撮影
 

ドウダンツツジの花
港北区新吉田町 民家生垣
守谷明子撮影
撮影者 岩田忠利 撮影日 2010.11.13
12.高山に咲く鮮やかな桃色のバラ! タカネイバラ(高嶺薔薇)の花
所在地 神奈川県箱根町仙石原817 箱根湿生花園
科.属など バラ科バラ属 落葉低木
見どころ  尾瀬、本州中部、四国の高山に生える落葉低木で 、 5月中旬〜7月に花を付けます。実は、楕円形になり、先端に長いガクが残ります。
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.06.02
13.夏から咲くミヤギノハギ(宮城野萩)は別名を「夏萩」とも呼ぶ。その花と紅葉
所在地 横浜市港北区日吉本町6丁目 わが家の向かいの家
科.属など マメ科ハギ属 落葉低木
見どころ

ミヤギノハギの黄葉。枝の先はまだ緑の葉で、花が咲いています。
日吉地区センターのフェンス際。
岩田忠利撮影
 ミヤギノハギは東北地方、とくに仙台市付近の宮城野に自生種があることからその名前がついたといわれます。しかし、現在都会で見られるのは殆んどが園芸品種だそうですが、当分の間次々咲いて楽しませてくれるお隣さんのこの花に感謝しています。
 
撮影者 尾嶋万里子 撮影日
14 木や岩に這い上がって育つ! ツルアジサイ(蔓紫陽花)の花
所在地 山梨県山梨市牧丘町北原  乙女高原へ行く途中
科.属など アジサイ科アジサイ属 落葉ツル性木本
見どころ

秋田県象潟町鳥海山北麓中島台レクリエーションの森入口で、
2010.8.3撮影
 別名 「ゴトウズル」「ツルデマリ」ともいわれます。つる性のアジサイで、木や岩に気根を張って成長し、6〜7月に装飾花の花弁が4枚の白い花を散房状に咲かせます。葉は細かい鋸歯があり、幹の皮は薄く剥がれます。
 
撮影者 北澤美代子 撮影日 2010.06.21