テレビはもうだれでも使えるようになりましたね。テレビを見るには難しいことを考えずに「あ、ニュース見よう」「映画見よう」と思ってすぐにスイッチを入れて番組を見ます。ところがコンピューターとなると、まだその中に何があるのかわからない何か「不思議なもの」という感覚が消えません。
まず、パソコンの恐怖から脱出しましょう。もちろん「簡単だー」と言い切ることはできませんが、うまくつきあう方法はあります。
ここでパソコンをテレビのクイズ番組を見る感覚で使ってみることにしましょう。(カツコ内はパソコンの話)
1. 電源スイッチを入れる
(家電はみんな同じですね)
2. 見たいチャンネルを選択する
(マウスを使って画面上の絵やボタンを選択します。これをクリックするといいます。専門用語で入力装置です)
3. 出題されたクイズに答えてみる
・電話を使って答える
(最近のパソコンにはマイクがついていて声を録音できます。インーネットを使うと電話の代わりもします。これも入力装置です)
・メモして考える
(プリンターという印刷装置があれば画面に映っているものを紙に印刷することができます。これが出力装置です)
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・答えを書く
(わかった答えを知らせるためには文字にしなければなりませんね。ここでみなさんが、嫌いなキーボードを操作します。これも入力装置です。)
・住所やFAX番号を控える(ビデオ)
(パソコンで何が便利といっていろいろなことを覚えてくれることです。これを保存するといいます。これが記憶装置です)
・答えを手紙やFAXで送る
(電子メールで送信します。ここでインターネットが活躍するわけですね。これも外に出すということでは出力装置に当たりますが通信装置といってもいいですね。)
4. 電源を切る
これだけできればパソコンを使ったことになりませんか? テレビとあまり変わりませんね。
この中で一番問題になるのが、「マウスやキーボードを操作する」ということではないでしょうか。大変だ! と感じる方は電卓をたたくつもりになって数字のキーを覚えるだけでも相当いろいろなことができます。
あとは慣れるのを待てばいいですね。もちろん一番簡単な使い方は、2の見たいチャンネルを選択するだけでも十分楽しめます。会社の重役のみなさんは部下の仕事をみるだけでもいいのではありませんか。
ここで専門用語として○○装置と書きましたが、パソコンの基本は、何かを「入力」すると何かが「出力」される。そして必要なものは 「記憶」しておいて必要なときに取り出す、という仕組みを理解することです。
パソコン自体はこれを効率よく計算しながら作業しているにすぎません。
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