私のパソコンとのつきあいは比較的長く、パソコンが世の中に出始めたときからですから、もう15年にもなるでしょうか。当初は今のように直ぐ使えるソフトウエアもなく、手作りのプログラムを利用していました。
今は高性能のハードウエアと高機能のソフトウエアにより、文書作成、表計算、通信、画像処理などが簡単にできるようになり、パソコンは仕事への利用ばかりでなく、日常生活にも役立つ道具になっています。
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自宅でパソコンに向かう筆者
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旅の思い出をホームページに
その一つはホームページの作成です。3年前の4月、永年勤続の記念に南米ペルーへ10日間の旅行をしました。海鳥とペンギンのパジェスタス島、ナスカの地上絵、インカ帝国の古都クスコ、幻の空中都市マチュピチュ、神秘の湖チチカカ湖など感動の連続でした。この感動を友人・知人にも知ってもらいたく、ホームページの作り方を勉強しました。
最初は手順がわからず、参考書を片手にパソコンの前で途方にくれたこともありました。その甲斐あってか、ついに完成させることができました。
タイトルは「遥かなるアンデスへの旅」というもので、写真をまじえた旅行記になっています。このホームページを訪れたお客さまは5千名を超えました。読者の皆様も機会があれば、是非ご覧ください。
アドレスは次のとおりです。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~amatsu/
同窓会の会報作り
つぎの例は「小学校のクラス会」です。
私は約40年前に東京港区の小学校を卒業しました。今でも3年ごとに恩師を招きクラス会を開催しています。私のクラス仲間55人のうち約8割の住所がわかっていますが、残りの2割は消息不明でした。 ところが最近、このうち2人の所在が相次いで分かり、近況を知ることができました。
パソコン通信サービスのニフティサーブの会員検索で同姓同名の会員を見つけ、電子メールを送ってみたら、本人であることが確認できました。そして、先日のクラス会では感激の再会ができました。
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今まで、新聞の同窓会欄への投稿や電話帳による調査など、いろいろ試みましたが、地域が限られていることもあり、消息はつかめませんでした。パソコンで消息不明の人を見つけられるとは、思いもよりませんでした。
クラス会には、毎回20名程度が出席していますが、欠席者へもクラス会の状況や級友の近況などを知らせるために「クラス会報」をパソコンで作成し送付しています。
役立つモバイルパソコン
最後に、最近はやりのモバイルパソコンの例を紹介しましょう。
モバイルパソコンとは携帯できる小型のパソコンのことで、デスクトップ型とは一味違った使い方ができます。
モバイルパソコンで新しいパソコンの世界を経験することができました。
新しい世界のひとつは、パソコンを屋外に持ち出し、公衆電話から電子メールを送受信できたこと、さらに携帯電話からも送受信できたことです。これは意外に簡単でした。これなら旅行先から家族や友人へ、デジタルカメラで撮影した写真入りの電子メールを送ることもできます。次に海外旅行に出かけたときには、外国から電子メールを送ってみたいものです。
もう一つはカーナビゲーションへの応用です。GPS(全世界位置測定システム)アンテナとソフトウエアを購入。車の屋根にアンテナを取り付け、パソコンを車内に持ち込み、あらかじめ設定しておいたルートに沿って車を走らせました。車の位置がほぼ正確に地図上に表示されること、さらに交差点に近づくと音声で曲がる方向を知らせてくれることに驚きました。
先日、車で旅行しました。このとき、このカーナビが大変役に立ちました。一度も車で通ったことのない道を走るのは不安ですが、カーナビのおかげで快適なドライブを楽しめました。
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このようにパソコンの活用法はいろいろあります。読者の皆様もこれを参考にパソコンにチャレンジしてみませんか。パソコンは難しいことはありません。少し慣れればパソコンを操作することが楽しみになるでしょう。
私は、このような道具としてのパソコンを高齢者にも紹介するため、3年前に自由が丘地域の方々に「パソコン教室」を開催したことがあります。受講者の皆さんは高齢にもかかわらずとても熱心で、操作も直ぐに覚えられたことが印象に残っています。
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松本敦雄
57歳 石川島播磨重工業鰍ナ技術教育を担当。旅行好き。現在は「長い休暇が取れないので、もっぱら国内旅行。定年後に自由に長期間行ける海外旅行が楽しみ」だそうです。
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