なぜ勉強して大学へ行<のか
前回も書きましたが、私は現代文と英語、あと化学が好きで、世界史と家庭科が嫌いです。
好きな教科については、勉強するということがまあ趣味≠ンたいなものです(言いすぎかナ)。だから「いろいろな知識を得られて楽しいから」勉強する、ということになります。
一方、嫌いな教科は、「仕方なく」勉強しています。すべてが趣味みたいに楽しくできればいいんですが、私にはそれが出来ないので、「単位を落とすと進級できないから」「常識的なことを知らないと恥ずかしいから」と割り切ってやっています。それも悪くないと思うけど……。
その点、大学はある程度「自分の趣味の勉強が心ゆくまで!」できるので、私は早く大学生になって、日本語学か言語学をやりたいです。
「よい会社に就職するために」大学へ行くというのも別に悪くはないと思うけど、私はやはり「好きな勉強を好きなだけやるために」大学へ行きたいです。
この意見の食い違いでウチでは親とモメでいるのですが……。
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足を引っぱりあう塾と学校
さっき書いた通り、やっぱり勉強は、「好きだから」「楽しいから」やるモノであるべきなんです。だから私は、楽しく勉強できるんだったら、どこでやろうと関係ないと思っているんです。
それなのに、学校の先生は、「学校でしっかりやって、塾なんかに行くな」とおっしゃる。例えば英語なら、学校の授業よりも塾の方がずっと面白いのに、です。
その逆も言えます。「学校では受験に太刀打ちできないから、必ず塾へは行かなくてはダメ」なんてよく言われます。そんなのは人それぞれだと思うんです。こんなふうに、塾と学校が意地を張りあってお互いの足を引っぱりあうより、「勉強したい人に、その場を与える教育機関」として手をつなぐ方がいいんじゃないかな、と私は思うんです。
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まぁ裏側を知らない私の甘い考えかもしれませんけどネ。
私も来年は受験生。「暗い」といわれる受験生生活を、教育機関の上手な選択によって「楽しく」できるといいんですが……。夢でしかないのかなあ。
イラスト:辻 英美(都立富士高校)
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