編集:岩田忠利 / 編集支援:阿部匡宏
NO.767 2015.11.19 掲載 
戦争
見上げてごらん 夜の星
第3回
 
           文・イラスト:高田信治(電気工事士  綱島)
  
                  ★昭和60年12月1日発行『とうよこ沿線』第31号から転載

 三日月や満月などいろいろな顔を見せてくれるお月様。人類が初めて行った地球以外の天体なんだよ。だから他の天体よりも詳しいことが分かっているんだ。
 そこで今回はお月様について書いちゃおう!


 

 お月様へ新幹線で行くとしたら?

 月は地球に一番近い天体なんだよ。距離は平均で384,000キロメートル。これは新幹線で行くと76日で行けるんだ。
 大きさはね、直径が3476キロメートルあって、地球の大きさの100分の27の大きさなんだよ。
 月の表面にはね、水も空気もないんだ。あるのは、クレーターと呼ばれる穴が、たくさん空いてるんだ。

このクレーターができたのは、火山が噴火してできたという説と、たくさんの隕石が衝突してできたという2つの説があるんだけど、アポロ11号が持ち帰った石を調べたら、隕石の衝突で熱やショックを受けてることがわかって、ほとんどのクレーターが隕石の衝突でできたと考えられているんだ。
  クレーターができたのは、今から40億年くらい昔なんだってサ!

 月が裏側を見せないワケ

 月には水はないけど、海と呼ばれているところがあるんだ。表面の黒っぽい部分がそうなんだよ。
 この海と呼ばれてる部分がウサギさんがお餅をついている≠謔、に見えるところなんだよ。








まんまるお月さま「ボクは満月だぞ!」

 月はね、裏側が見えないんだ。なんでかというと、自分がクルクル回っている(自転というんだ)のと、地球のまわりをグルグル回っている(これは、公転というんだ)周期が一緒なんだ。だからね、いつでも同じところを地球に見せてるんだよ。

地球のまわりを約295日かかって公転していてね、その間に月自体も1回転してるんだよ。だから自転か公転の周期がどちらかがちょっとでもずれていると地球からも月の裏側が見えるんだけどね。うーん裏が見たい。

 月がきれいな夜にプラッと散歩にでもでかけて、月を眺める。というのもロマンティックでいいんじゃないかい。

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