編集:岩田忠利 / 編集支援:阿部匡宏
NO.766 2015.11.19 掲載 
戦争
見上げてごらん 夜の星
第2回
 
           文・イラスト:高田信治(電気工事士  綱島)
  
                  ★昭和61年2月20日発行『とうよこ沿線』第32号から転載

 もうすぐ3月! あのハレー彗星がまた見やすくなってくるんだ。今回を逃すと、だんだん暗くなってきちゃうから、最後のチャンスだよ。
 そこで、今回はハレー彗星の観測ガイドを書いちゃうぞ。


 

  ハレーを見るぞ!

 まず初めに、どんな道具を使ったらいいのかというと、肉眼で見るにはハレー彗星がちょっと暗いから、外灯のない山の上とかっていう光害の少ない、空の暗い所に行かないとダメなんだ。

 だからハレー彗星を見るには、天体望遠鏡や双眼鏡を使わないとダメなんだよね。そんな訳で天体望遠鏡と双眼鏡にわけて、説明しちゃうね!

 天体望遠鏡を使う場合は、できるだけ焦点距離が短くて、口径の大きなものを使い、倍率を低くした方が彗星の全体が見えるからとても良いぞ。

 双眼鏡を使う場合は、倍率が7倍くらいで口径が50ミリの物が明るくて、視野も広く、良いのだ。そして、カメラ三脚に取り付けるか、ひじをイスなどの上にのせて、双眼鏡が揺れないようにするのだぞ。



  ハレー彗星はどこにいる?

 使う道具が決まったところで、ハレー彗星はどこにいるかということなんだけど、見ごろは3月の15日から21日の夜明け前、午前4時前後に南東の空、高度約15度くらいにいるんだ。


 


星座でいうと、ヤギ座とイテ座の間なんだよね。ハレー彗星を見る時、いきなり外に飛び出すよりも、あらかじめ星座早見盤や星図などを使って、どれがヤギ座やイテ座なのかを練習しておけば、イザって時にとまどわなくて安心できるぞ。


 さて、だいたいわかってもらえたかな? ハレー彗星や星のことでわからないことがあったら、電話(045561-1000 『とうよこ沿線』編集室・高田まで……、待ってるぞ!

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