編集:岩田忠利 / 編集支援:阿部匡宏 / ロゴ:配野美矢子
NO.691 2015.06.20 掲載 

 
『とうよこ沿線』No.62…平成6年(1993)12月20日

 B5判 紙数:ページ68 +8ページ分の綴じ込みマップ

 頒布:有料  定価300円
   
 読者と編集室との架け橋

               初めて本誌を手にして驚嘆!

先日、何気なく川崎市立中原図書館で本誌を初めて手に取ってみたら、それが前号の「綱島特集」でした。
  私の実家が港北区新羽町でしたので懐かしく「アルバム拝借」という誌面をめくって、びっくり……。

なんと20数年前に他界した私の兄が載っているではありませんか……。38ページに昭和5年に新吉田町の加藤昌之助さんが新田村役場で献上米を手にしている写真がそれ。

 その前列左端が当時役場に勤めていた若い職員、北新羽の大森 鉄という兄です。今は亡き兄の姿が初めて読んだ本に載っているとは……、驚きと同時に何か因縁じみたものを感じてしまいました。


昭和5年、新田村役場で。前列左端が大森鉄さん

兄の青年時代の写真を、私は今まで一枚も見たことがなく、私にとって何物にも替えがたい大事なものになりました。
 実物の『とうよこ沿線』を購入しようといろんな所を探し、やっと大倉山駅の売店で見つけて残部のすべて7冊買いました。これを友人に差し上げ、大変喜ばれました。ありがとうございます。
 (川崎市幸区鹿島田・無職・79歳 内藤ツヤ)
     





 ふ〜む…。ふた昔も会っていないお兄様と誌上でご面会とは…。やはり強い糸で結ばれているんですね。今号の大倉山特集にも新羽町のことが載っています。また何か新しい発見がありましたら、お便りください。(鈴木善子)


              乗客は礼儀知らずだが…

電車に乗ると私はいつも立って車窓の景色を眺めています。先日はガラガラだったので、座席に座りました。
  ところが、です。武蔵小杉から乗り込んできた20代の男性が私の隣にドーンと……。私の太モモに威勢よく当たり、思わず「痛い!」と声を出してしまったのです。しかしその男性は、スイマセンの一言もないのです。そういうものですかね、最近の東横線の乗客は?
 腹立たしい隣の乗客を気にしながらも目を多摩川陸橋下に転ずると、川原にはススキとセイタカアワダチ草が美しく咲き、西方には丹沢山塊の上にくっきりと富士山が見えるのです。
  こんどはその勇姿に見とれていると、その一件がなんかとても小さいことのように思えてきました。
  (港北区綱島西・酒店自営・加藤弘年)






 博多から横浜に引っ越してきて3年目の私ですが、1年目のとき山手線の中でのことです。皮ジャンにチェーンをチャラチャラの不良っぽいお兄さんが座っていました。その前へおばあちゃんが来ると、彼はさっと立ち、席を譲ったのです。若者も十人十色、大都会にはいろんな人がいるものですね。(渡辺弘子)

 『とうよこ沿線』の取りもつ縁、未知の従兄弟の存在が判明

 前号綱島特集19ページを読んでいて、ふと目に留まった記事が……。もしかしたら、かつてわが家に年賀状を戴いていた「戸部」と称していたその原さんでは?
  早速電話し、話すうちに「あっ、神奈川の」ということになり、登場者の原英一さんの母上と私の母が姉妹ということが分かり、異口同音に「従兄弟だ!」と叫んでしまいました。
   原さんの母上は彼が生まれて間もなく身休を壊して他界されたとか。縁筋の人々の話が弾み、「ぜひ遊びに来てください」と詳しい道筋を教えてくださいました。
  『とうよこ沿線』の取り持つ縁で思いがけず従兄弟の存在が分かり、驚きかつ嬉しく思いました。

 また前号61ページでは山室様のコメントで「新太田町駅」の現状を知り、無性に懐かしくなり、当時近くにあった二本榎幼稚園に電話してみました。と、園長さんが出てくださり、平川町の現状など丁寧に説明してくださいました。
   (藤沢市辻堂・公務員・池田卓治)


世の中、ほんとに狭いもの。池田さん、よかったですねえ、従兄弟さんのことが判ったとは…。そのお取り持ちができたことを編集室も「ばんざ〜い!」と喜んでいます。(大崎春哉)

      情報の“送り手”、延べ2333名の声
  編集の音
(抜粋)

  は本号から参加の会員です





梨によせて−。近頃菊水、長十郎という銘柄を見かけませんね。時代の推移とはいえ何かが消えてゆくことは寂しい限り。サテ! 「新風の入った雑誌とうよこ沿線よ、不朽であれ」と老女は祈ります。
(大倉山のもの好き・山室まさ)







最近書店のクロスワード誌コーナーで、あれこれ選ぶお年寄りを結構見かける。ボケ防止にいいのかもしれないが、熱中して一人でこもってしまったら、考えものでは。他人事じゃないけれど…。
(東白楽・主婦・石川映子)







はじめまして。編集長に原稿を見ていただいている間、テーブルの上のおせんべいをぽりぽり、みかんを食べて、おいしいお茶をいただいてすっかり満足していたのは、うちの次女です。
(綱島・ライター・四辻深雪)






今回も広告撮影、配本を通じて色々な人と出会い、励ましとお叱りの言葉を頂き、大変勉強になりました。創刊15年目、そろそろ動脈硬化の感あり、古い殻を破った新しい『とうよこ沿線』に……。
(祐天寺・フリーカメラマン・深谷光男)





先日、友達と一緒に奥多摩の御岳渓谷でバーベキューをやった。そこで焼いたサンマがとてもうまかった。塩が十分しみてて、今でも忘れられない。
(綱島・大学生・古荘貴朗)



(元住吉・石野ひでお)


(綱島・渡辺弘子)


(大倉山・肥後淳子)






 活字文化が良いか、映像文化がよいか、問題になることがある。どちらもよいとは思うが、年齢のせいか活字に軍配を上げたい。活字からインプットしたものは無限の想像力が働く。何ともこたえられない。
(菊名の年配者 本田芳治)







特集他の商店街をジプシーのように歩く日々、返ってくるのは「不況、不況」の声ばかり。「お互い頑張りましょう!」と言いながらもガクンと肩を落とす。赤字でも本誌を出し続ける岩田と私は、どこか狂っているのかしら?
(日吉・編集室 鈴木善子)







本号から参加した会員です。大倉山で本物の子タヌキ達に会えたり、地域の人達と話ができたり、『とうよこ沿線』は「出会いの広場」です。読者のあなたも、空いている時間に編集のお手伝いをしませんか。
(綱島・主婦・小林節子)







食べ放題の取材に行って来ました。おいしそうな料理をこれでもかと言わんばかりに目の前に並べられ、思わず食べに専念してしまった私……ああ、ダイエット計画はどこへ?
(横浜・大学生・河住志保)







保育園のページを担当して、保育園や、新聞の保育関係の記事に、目がいくようになった。視野を広げてくれたり、すてきな出会いをもたらしてくれる『とうよこ沿線』に、ありがとう。
(菊名・編集室・鈴木みづえ)







私自身にとってもタイムリーな企画の保育園特集に参加させていただけて、大変勉強になりました。久々に学園祭のパンフレットを作った時の気分がよみがえり、ちょっぴり若返った感じです。
(洋光台・主婦・島村智子)







ご存じですか。店名の入った割箸の包み紙が「車イス」に変わる事を。勿論気の遠くなる枚数を集めなければ…ですが。「ポイ」と捨てるよりあなたの一枚の善意が大きな福祉につながるように。
(菊名・泣き虫主婦・福崎克代)







毎号私の周りに本誌の新しいファンが増えている今日このごろ。特に『アルバム拝借』のファンが多い。写真の数はそれに反比例しているが、「この写真は貴重だ。良い本を」の二言が大きな励みに。
(草加の松原団地・木村敦郎)







先日、駅構内でフリーマーケットが開催されていて、ちょっと立ち寄って見ると形のよい鉄瓶がありました。相当使いこなしてる割には底が厚く、確かな物でした。低血圧なので、鉄分の補給に役立つかな。
(大倉山・会社員・秋元重雄)







この度、経理のお手伝いをさせていただくことになりました。編集長、ママさんの節約ぶりを省みると、会員のボランティアで始まった雑誌であるということをいつまでも忘れないでいたいものです。
(綱島・経理事務所・千葉 望)







休みの日には、よく近所を歩くことにしている。家の周りとはいえ、意外と知らないもので、いつも発見がある。特に今住んでいる杉並あたりは道が入り組んでいておもしろい。ただ、その街に住むのも、あとわずかである。
(明大前・会社員・西野裕久)







世田谷・等々力の椛屋酒店の庭に10年前に植えたオバケレモンの木。重さ800cのおばけレモンが毎年5〜6個なるが、今年は8個も。料理に使ったりお風呂に入れたりして楽しんでいるそうです。
(綱島・加藤酒店・加藤弘年)








編集室近況! この誌面に登場のマークがついた人、何人いると思います?
そう、7人。しかも皆、本作りが好きで、得意分野を持っています。今、不足の人材は広告面だけです。心ある人、協力をお願いしま〜す!
(編集長 岩田忠利)

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