編集:岩田忠利 / 編集支援:阿部匡宏 / ロゴ:配野美矢子
NO.689 2015.06.19 掲載 

 
『とうよこ沿線』No.60…平成6年(1993)5月10日

 B5判 紙数:ページ68 +8ページ分の綴じ込みマップ

 頒布:有料  定価300円
   
  読者と編集室との架け橋
  この「ボイスBOX」は、60号“櫨”60〜61頁から転載です。


     『とうよこ沿線』から知った事実

 自分の町がこんな素晴らしく載っているとは…、とても感激です。住吉中放送部の頃、元住吉の放置自転車について番組を作りました。昔に比べれば良くなったようですが、まだまだです。
 さて本号記事について一言。「はみだし陳列」あれは困ります。自転車で通過するのが、かなりキツイです。なんとかして欲しいし、景観上も良くない。つぎに、いなくなった「カルガモ」ですが、最近たまにいるようですよ。
 20ページの「昔ばなし」のおばあちゃまの話。自分の卒業した東住吉小や住吉中が飯田さんの土地だったとは……。
  この『とうよこ沿線』があったからこそ知った事実です。友人の飯田くんは、おそらく「おばあちゃまのひ孫さん」あるいは「ご親戚」だと思います。
 これからも地域密着の記事に期待しています。
  (中原区木月住吉町・日大高校生・女屋 剛)







 感激して頂いて、こちらも感激! 「はみ出し陳列」には全く同感。夕方ともなると、あの西口のメインストリートがお買い物自転車専用道路に早変わり。タイル貼りの素敵な道路がもったいないですよね。飯田くんや、あの「おばあちゃま」が女屋くんのこの記事、読んでくれるといいですね。
(元住吉で買い物をする子母口の住人・清水抄貴子)


                 娘が書店で買って来て

前略 ごめん下さいませ。娘が井田中ノ町の時計店隣の東文堂書店さんで「他の本を買い、代金を払おうとしたらレジ横にあった」と言って、本誌59号を買ってきてくれました。
 この本は初めて知りました。とても美しく、面白く読ませていただきました。
 私ども、昭和41年に東京から引っ越して参りましたが、当時は井田堤でお花見をいたしました。その頃の写真を拝見し、懐かしさで胸がいっぱいになりました。
  (中原区井田・自営・小山元子)

私も59号で初めて知った一人です。本誌創刊時、55年に大阪から引っ越してきたのに、この本のことを全く知らなかったんです。ぜひ愛読者になってくださいね!
(福崎克代)


        日本の暗い世相の中で

 バブルがはじけ、昨年は地震と水害、今年は米騒動と、いったい日本はどうなっちゃたのでしょう。預金の金利は下がり、消費税アップの噂もちらほら。庶民の生活をよそに連日のマスコミ報道は、私腹を肥やす政治家や役人のニュースばかり。
  そんな物価高の時代に300円で頑張っている『とうよこ沿線』に「ご苦労さま!」と言いたい。決してヨイショではありません。
 (神奈川区立町・主婦・渡辺すみこ)










  全く同感です。私どもがこの雑誌を出す気になったのも、東横沿線の現状や将来のいろんな不安を感じて、自分たちがやらなくっちゃなんて意気込んで……。こんなささやかな雑誌が少しでもお役に立てたら、と思いながら14年、「ご苦労さま!」この一言で、またやる気を起こしました。(鈴木善子)

    

       前号にいろんな身近な記事が…

 59号「元住吉特集」を読んだ感想です。

@ 18Pに幼稚園の時の園長さんが載っていた。園長の娘さんと確か同じ学年だと思った。
A とうよこ沿線』が自分の卒業校で使用されている(P2)。「私が小学生の時もそうしてくれれば良かったのに」。
B 文具の小山″のご主人のことが一行だけど書いてあった。「母もよく利用すると言っていた」。
C

P60の土井さん、私も白楽にある大学に通っています。文章から察するに1年生でしょうか。学校内でお会いしているかもしれませんね。

D この本を読んでいる学校訪問なんてのも、いいではないですか。ページに手作りの記事″っぽさが感じられます。「誌面のぬくもり(?)」だから良いと思う。これからも発行しつづけて下さい。買いますよ。

追伸……木月4丁目の和田接骨院の院長さんを私も知っていますが、あの和田アキ子さんの弟って、本当ですか?
   (緑区中山町・大学生・小野かおり)








 小野さんのような若い方が読んでくださるとは、ホントにうれしい! 幼稚園の件、先日大楽幼稚園に伺った折、佐藤園長先生は小野さんのことを覚えていらっしゃいましたよ。Dの小学校訪問の件、以前連載しましたよ。和田接骨院の院長の件、本当です。
(鈴木善子)

             イラストのお手伝いさせて…

 以前からたびたび目にしておりました。本誌を入手できて、とても幸せです!
 私は目黒区在住・在勤者(目黒区役所におります)なので、東横線を主な交通手段としています。最近ウォーキング・ダイエット(笑い)をしているこの身にも、とてもタメになる情報誌。これからも期待しています。
  それで、イラストをお手伝いさせて頂きたいのですが……。ひょっとして人は足りてらっしゃいますか?
  (目黒区上目黒・公務員・遠藤あや)





嬉しい! 遠藤さん、あなたのような日頃からご自分の周囲をタウン・ウォッチングしている方なら、大歓迎いたします。ぜひ一度編集室に! (福崎克代)


 

               家内と散歩するのが日課

 59号を書店で見て買いました。木月に住んで35年になりますが、建て替えのためマンションに仮住まい中で、毎朝矢上川沿いと井田山を家内と散歩するのを日課としています。
  が、本誌13ペ−ジのイラストマップ左下、昭和橋と人道橋(ひとみ座)の矢上川沿いにある毘沙門天を探しても見当たりません。開発で消えたのか、調べていただければ幸いです。
 とくに感動したのは『アルバム拝借』。40年前の「元住吉点描」の井田堤の桜や矢上川を渡る電車など、僅か40年余の激変に感無量でした。
  (中原区井田中ノ町・無職・金森幹夫)






  毎号「アルバム拝借」では苦労しています。でも、こうして昔を偲んで懐かしんでくださる方が、いてくださると思うと、今日もまた、思い出のアルバムをさすらいながらお借りして回ります。(福崎克代)

       40年ぶりに久が原を訪ねて…

小生、終戦直後の昭和21年から昭和25年まで当時の東調布警察署(現田園調布警察署)に勤務し久が原駅前交番を主として、池上線沿線地区を受け持ち、海軍から復員して祖国再建の夢に熱い血潮を燃やしておりました。
  過日上京の折、40数年ぶりに久が原駅に降り立ち、当時の町並みを散策したのですが、その変わり様に目を疑ってしまいました。ただ救いだったのは当時お馴染みの薬屋さんが調布第二小学校の前に昔のまま営業しておりました。懐かしさの余り、飛び込んで世間話をしているうちに店の人から「この本に当時のことが……」と差し出されたのが『とうよこ沿線』の53号「久が原・千鳥町特集」でした。
  交番勤務のころの町並みや小学校の校舎や祭り風景などが載っていて、涙が出るほど深い感動を覚えました。
 ありがとうございました。今後は遠い名古屋の地で貴誌を定期購読させて頂きます。
  (名古屋市中区・中日新聞社・舟渡哲夫)







 久が原・千鳥町あの辺りも変わったようですね。昔、千鳥町に慶応大学のグラウンドがあったとは、私たちも取材時まで知りませんでした。町並みは変わっても、学校前の薬屋さんのように人の心は変わってほしくないですね。(岩田忠利)


             お客さんのもてなし方、私の家の場合

前号『不思議の国のアルメル34回』の「日仏のお客さんのもてなし方の違い」が、とても興味深かったです。私も日本でのお客さんのもてなし方を考えてみました。
 
 日本では、どの程度親しい相手を招待するかによって大きな違いがあるようです。
 まず、本当にごく親しい「友人」を招く場合は日仏で大差ないと思います。料理も日常のお惣菜っぽいものだし、話題も政治・社会問題……と様々だし、食事の後片付けも一緒にやったり、という具合になります。
 しかし、これが目上の「お客さん」となると、事情が違ってきます。まず「お客さん」をもてなす場合、「くれぐれもそそう≠フないように」というのが大前提になります。
 日本の家は大抵家族が生活するギリギリのスペースしかないので、来客の前日にはその家の主婦が血眼になって大掃除をし、生活感のにじみ出るものをどこかへ片付け、どうにかお客さんのためのスペースを確保します(少し大げさかも…でもうちの家がそうだった)。また、粗末なものを食べさせては失礼なので、よほど腕に自信のある人を除き、手料理は出しません。 当然、「お客さん」に後片付けさせるなんてもってのほか、ということになります。したがって、食事中の話題も、「お客さん」と少しでも議論になりそうな話題に近づかないよう、細心の注意を払います。
 こうして、どうにか無事おもてなしを終え、「お客さん」がお帰りになると、その家(特にその家の主婦)はやれやれと胸をなでおろすのです。

 アルメル先生は、日本人がやたら手の込んだ料理を振る舞おうとする傾向や、食事中の話題が紋切り型なことにがっかりなさったようですが、日本人側にしてみれば「権威ある先生がいらっしゃるのだから、くれぐれもそそうのないように!」という精一杯の心遣いが裏目に出てしまったのでしょう。
  (新宿区市谷柳町・漫画家・阿部紀子)







 阿部さんの感想文を読んで「フーム」と唸ってしまいました。わが家も全く同じ。
 日本特有のタテ社会のせいなのか。これからはフランス並みに上下にとらわれず、お客をもてなしたいものですね。(鈴木善子)

      バスダイヤ復活、『とうよこ沿線』ありがとう!

昨年318日、横浜市市営地下鉄のあざみ野への延伸開通によって「綱島〜新横浜定期路線」東急バスのダイヤが大幅に改悪され、利用者は大変困っていました。
 そこで、この寒村よりひどい路線バスを元の状態に戻してもらうように私は立ち上がりました。
 まず最初にお願いしたのが横浜市。市には私も永年いろんな形で行政協力してきて何度か市長表彰も戴きました。しかし、お役所のすることは形式だけで心が伴っていない……。港北区民会議も頼りになりませんでした。
 つぎは、『とうよこ沿線』編集発行人の岩田さんにご相談申し上げたところ、快くお引き受けくださいました。そしてその件を59号に載せていただき、東急パス竃{社にまで要請してくれました。
 他にも何らかの動きもあったかも知れませんが、お陰様で昨年111日から通常の赤パスまで30分〜60分間隔で乗れるようになりました。
 『とうよこ沿線』、そして岩田さん、どうもありがとうございました。
  (港北区新吉田町・建築士・常盤義和)







  よかったですね、常盤さん。それはきっと、あなたの熱意と地元を愛する気持ちが東急バス首脳陣に通じたのでしょう。これからも地域のために、がんばってください。
(岩田忠利)


      情報の“送り手”、延べ2333名の声

   編集の音(抜粋)


  は本号から参加した会員です。






11年前の菊名特集の時は連日の大雪。広告募集、取材が不十分で大赤字に苦しんだことを思い浮かべながら菊名・妙蓮寺を歩きました。以前と変わらぬ温かさでご協力くださった皆様に心から御礼申し上げます。
(日吉・編集室・鈴木善子)




50の大台に乗った時「手伝っていただけませんか」って編集長とママさんに言われた時の嬉しさ…。が、現実はみんなの足を引っ張ってばっかり。愛犬セナと一緒に参加できたこと感謝しています。
(菊名・主婦・福崎克代)





クイズで使う語彙選びはむずかしい。いつも基本語や一般教養程度のつもりなのだけれど。今回は、五経、滴定、薄花色、花笑み等々について迷いが。 さて、どこまでがその範囲?
(東白楽・主婦・石川映子)






不景気の寒風が吹きつける中、相変わらずカメラの重き荷を背負うて行く私。篠原地区の住宅街内のポスター「変質者に注意!」におびえつつ、梅の香りに包まれての広告撮影でした。
(祐天寺・フリーカメラマン・深谷光男)



石野さん、只今、病気療養中







運転といえばエレベーターの操作きりできない私に、配本の苦労を知っている会員が「運転を習ったら?」と冗談を言います。今まで何の勉強でもシルバーは入会金免除でしたが、私みたいな超シルバーは自動車学校だけは入学お断りでしょうね。
(大倉山の物好き・山室まさ)





東横沿線外へ行っても、なぜか東横沿線にご縁がある方と出会う今日このごろ。本誌の発展のため、沿線外の方もどんどんご協力を。そう思う私です。
(松原団地・木村敦郎)





取材に行く道は、私にとっての小旅行! 夏ミカンの鮮やかな黄、白や紅の梅の花、沈丁花のほのかな香り。23月早春の家並みを歩く楽しさは私の小さな旅。
(綱島・主婦・小森美貴子)





「あ、そのことなら、だれそれさんとこがいいよ」――そんな助言を随所で頂戴しました。
今度の菊名・妙蓮寺特集の「昔の道筋復元地図』づくりでのこと。昔に強い人がいっぱいのこの辺りです。
(菊名・菊名新聞編集長・大崎春哉)




取材で80歳、90歳の方を訪問してお話を伺う機会がある。若い人では理解しがたい戦前の話などがボンボン飛び出す。そんな時私たち年配の取材者は時代の通訳≠ニして事実を正確に伝える責任がある。
(菊名の熟年者・本田芳治)






先日の日曜、妻と中華街で飲茶をした。味はよかったが、店もストリートも若い女性とカップルでごったがえしていた。もう、あそこも観光地になってしまったのだろうか?
(明大前・会社員・西野裕久)






岡本太郎美術館の建設計画が川崎市民の抵抗によって難航しているらしい。昔から「来る者拒まず、去る者追わず」と言う。岡本太郎美術館とヴェルディ川崎もまた然り。
(元住吉・多胡義昭)





編集室の階段は人の気配を察すると自動的に明かりがつきます。足元からライトアップしてもらえるなんて、ベイブリッジ並みの扱われようだ……と感動しました。
(日吉・学生・杉山美和子)













昨年スタートしたサッカーのJリーグ熱が凄い。60年の歴史があるプロ野球がマスコミで何かと比較され、話題となっている。
 40年以上も熱烈なプロ野球ファンである私も、アクティブなJリーグの試合をテレビ観戦しては一喜一憂する。だが私がJリーグに大きな関心を寄せる点は他にある。
 同じプロ・スポーツでも経営主体のあり方。プロ野球が企業によって支えられる企業主義″に対し、Jリーグは自治体や住民サポーターに支えられる地域主義″という点にある。
 プロ野球の盟主を自認する巨人軍は中立であるべきマスコミの某社がオーナーで、マスコミはどこも極端な巨人びいきの報道ばかり。
 この企業主義、巨人一辺倒のプロ野球を反面教師にして、私たちの『とうよこ沿線』は今まで通り、地域主義で行く!
(編集長・岩田忠利)

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