編集:岩田忠利 / 編集支援:阿部匡宏 / ロゴ:配野美矢子
NO.684 2015.06.16 掲載

 
『とうよこ沿線』No.55…平成3年(1991)11月151日

 B5判 紙数:ページ68 +8ページ分の綴じ込みマップ

 頒布:有料  定価300円
   
  読者と編集室との架け橋
  この「ボイスBOX」は、55号“棉”60〜61頁から転載です。


      女子学生会館管理人の私

 初めて応募したハガキがまさか当たるとは!  私、70名近くのお嬢さんをお預かりしています女子学生会館の管理人をしています。24時間体制で職員は私一人。
  で、なかなか暇がありませんので私の代わりに在生の中から映画の大好きな慶応の学生さんに行ってもらうことにしました。彼女は友人と行くといって、もう大喜びでした。本当にありがとうございました。
  (中原区木月・小暮俊子)




 神戸の小学校時代の友人のお嬢さんが今春早稲田に入学し三鷹の女子学生会館に入りました。ところで、70名近いお嬢さんの管理人をお一人でとは大変ですね。
(内橋直美)

  

    『とんち教室』青木先生からのお便り

 54号で新連載「Letter from 沿線人」の巻頭を飾らせて頂いて恐縮です。毎号こんなに人手をかけていて、大丈夫なのかしら……と、ヘンな心配をしています。
  ことほど左様に手づくりの味があふれている編集です。ごくろう様! 綴っておくと、沿線の貴重な郷土史となります。
 神奈川区と港北区富士塚の娘宅、世田谷の姉宅……その他沿線の親類縁者に配りました。
 (大田区久ガ原6丁目・青木一雄)

                 


前号3ページの「とんち教室」青木先生の記事はお読みになったNHKアナウンサーなどから電話で感想をいただきました。いろいろとご心配をおかけしたり、本誌PRへのご協力ありがとうございます。(岩田忠利)


  

毎号貴重な記事満載の沿線誌、たのしく読ませて頂いております。
 とくに54号の都立大学駅周辺の特集号は、あの辺に友人が多かったことや八雲町に娘一家が住人でいた関係もあって、一層たのしゅうございました。
 この誌は後々皆様のためにも役立つことと思います。長く続けていただきたいと希っております。
    (渋谷区桜丘・藤田佳世)





藤田様は渋谷で永年女性のみでお店を経営、そして名著『大正 渋谷道玄坂』を出された立派なお方。
 いつも心温まる励ましのお便りを頂戴し、私も70歳の坂を越えましたが、藤田様のようなご愛読者が陰にいらっしゃることを心の糧として資金源の広告募集に飛び歩いております。(鈴木善子)


 私の属する「久ガ原図書館友の会」の今誌『水辺』で地域の水辺を訪ね歩きます。また、私たちは「みんなでつくろう ひろっぱの会」と称し、公園を広っぱ・草原にして私たちの手に取り返そうとしています。貴誌がたくさんのことを教えてくれることを期待して取り寄せました。ほんとにありがとうございました。
 (大田区久ガ原1丁目・馬場良子)








土は四季や気温の変化をそのままに表 し、草花や生き物を育ててくれます。そんな自然の営みを残す原っぱが、近頃本当に見られなくなってしまいました。
  本誌52号「街かどルポ」の取材で知りあった「駒沢はらっぱの会」の皆さんは、地域住民の手により子供たちの遊び場づくりに真剣に取り組んでいらっしゃり、私も勉強になりました。詳しくは5258ページをご覧ください。(佐藤由美)


       タウン誌発行の苦労

 はじめまして。田園調布に越してきて2カ月、新潟出身の嫁さんもようやく落ち着いてきました。早く地域になじもうと思い、手にしたのがこの『とうよこ沿線』でした。
 数年前、タウン誌集めに凝っていたのですが、どこでも苦労が多いですね。栃木の『もくみや』では、「フリーマーケット」などのイベントによる財源確保をしていたようです。
 一度各地のタウン誌を御覧になってみては? おっと失礼、もう勉強されているかも知れませんね。
 
(大田区田園調布南・会社員・上田 繁)
                       





 昨夜も新潟出身のオジさんがバックナンバーを買いに来て身の上話や仕事の話をして帰りました。若いお嫁さん、この沿線はあなたの庭です。早く縦横に飛び歩いてください。
確かにタウン誌発行は経済的苦労が多いですよ。ですから特定の商店街や地方テレビ局の御用雑誌が多いのですね。(岩田忠利)


       映画特集の企画を

 54号の「昔の町並」、懐かしかったです。映画館の「富士館」は父に連れられてよく観に行きました。機会がありましたら、沿線の映画特集なんてどうですか。

42号に載っていた「大岡山コーパー」、ほかに「西小山文化」「西小山名画座」「南風座」「バリー座」「荏原武蔵野館」「パラ座」「プリンス座」「月光館」等、私が住んでいる西小山・武蔵小山周辺にも多数の映画館がありました。どこの街にも昔は幾つかの映画館がありましたね。
 (目黒区南・理容業・44歳・小野一雄)





イラスト:栗山佳也(目黒区平町)



二つ年下の弟と同い年なのに本当に昔のことをよく覚えていらっしゃいますね。
 私も両親が映画好きで幼い頃、神戸の新開地で昼は洋画、午後は邦画と頭がボーッとするほど連れ歩かれたのを覚えています。(内橋直美)


      情報の“送り手”、延べ2333名の声

   編集の音(抜粋)


  は本号から参加した会員です。




「蝉の声少なくしと思うこの夏は生態系の変化進むや」――近詠一首。湾岸戦争でイラクに点けられたクウェートの油井からは、今でも毎日100万バレルの原油が燃え続け、その煙が陽光を遮り偏西風に乗って揚子江、准河流域の民2億が水害に悩むと。今や一国だけ良ければは通らない。
(武蔵小杉・自由人・天笠伝次郎)





ニューヨークから帰国し見知らぬ沿線の住人となり、手にしたのが本誌8号日吉特集。中を見てびっくり。母の従弟の伊藤日出夫(ギタリスト)が出ていたのだ。あれから10年、火曜日の当番になりました。
(大倉山の暇人・内橋直美)





来春、第2子出産予定。しばらく産休を宣言します。子連れで取材に参加して出会った素敵な人たち、「バオバブの会」の活動で知り合った元気な仲間たちに、感謝の気持ちを込めて。
(日吉・主婦・佐藤由美)






高校生の孫が横浜磯子でバイク交通事故に遭い、関東労災病院に半年入院し.今は常態になりました。夜の事故現場での大勢の方の手際の良い救援に感謝しておりますが、御礼の述べようがありません。本人は今後他人の事故現場に出合ったら率先お手伝いし恩返しすると言っております。
(大倉山の物好き・山室まさ)




台風18号が大暴れした919日、私の住む草加の松原団地は見渡すかぎり海。季節はずれの海水浴(?)にはホトホト参った!
(松原海沿岸の住民・木村敦郎)







留守番電話、最近トレンディ?  これには未だに不慣れな私、用件どころか名を告げるのがやっと。とは申せ、「あなたに何回電話しても通じない。留守番電話くらい付けておきなさいよ」の抗議しきり。すいません! 近々そうします、ハイ。
(武蔵小杉・主婦・伊藤千恵子)






昨年亡くなった土門 拳氏の写真展を見た。いままで風景描写は、写真より絵画(特に日本画)が数段優れていると信じ込んでいたが、認識が変わった。彼の風景写真に接して感激した。そして自分の非才を恥じた。
(菊名・本田芳治)






田園調布の風景写真を依頼されて何回もこの街を歩き回りました。潜在意識と目から飛び込む風景が喧嘩してしまい、結局、厚い壁を越えるような写真は撮れませんでした。
(菊名・会社経営・小林富夫)





嘔吐と下痢に悩まされた夏の3カ月は、連日足取りも重い田園詞布の広告募集でした。お粥から解放され普通食になったとたん、今度は風呂場でスッテンコロリン、足の指を捻挫というお粗末記でした。
(編集室・鈴木善子)





今年の秋は太陽がさっぱり顔を出さず、台風ばかり次々ときた。どちらが旅人の合羽を脱がすかという昔話を思い出したり、お米の不作を憂いたり、天高からぬ秋だった。
(元住吉・石野ひでお)




4月に結婚して、現在は京王線の明大前に住んでおります。しかし、実家の奥沢へ帰るときに東横線に乗ると、つくづく「東横線は、私の走る故郷」であると感じています。
(明大前・会社員・西野裕久)




秋。この一年は長かった。
(祐天寺・会社員・一色隆徳)




街路樹。田園調布のイチョウは風通しが悪いためか元気がないが、環八から中原街道にいたるエンジュの木は種子をたわわにつけていた。排気ガスに強い樹木ばかりになっても困るのだが……。
(大倉山・江川 久)




友人の主催する模擬ドラフト合議を本物のドラフト会議が行われる2週間前に行います。ゴッコといっても参加者は70名以上。本物以上の熱気なんですよ。今年で4回目、もはや「名物」です。
(緑が丘・漫画家・畑田国男)






先日、発起人8名が集まり深夜に及ぶ論議のすえ、『沿線フォト倶楽部』が誕生。急変する沿線の姿の真実を写し、21世紀へ残したいと思う。人の記憶は数カ月もすれば、あやふやとなるものだから。同好の士よ、新生のわが倶楽部へ!
(田園調布村の住民・上井 徹)






今年は毎晩のように台風がきましたが、皆さんは秋を満喫できましたか? 「とうよこ歩く会」では玉川上水のハイキングを予定していましたが、1週延期し翌週、小雨の中実施しました。でも、秋らしい風景なんて…。
(溝の口・橋口稔秀)








田園調布会の事務所に顔を出すと、北村副会長が会員の相談にのっている場によく出くわす。その脇で事務の牧野さんがこまめに動く。ここは町内のよろず相談所″のようだ。
 今夏町内が既成住宅地として全国で初めて導入した地区計画や駅改良工事の問題で彼はいつも長靴で奔走している。そのうえ、週刊回覧板に季刊機関誌『いちょう』、外人会員向け英字回覧板も発行。町の激動が自称「番頭」を走らせる師走も近い。
(岩田忠利)

「とうよこ沿線」TOPに戻る 次ページへ
「目次」に戻る