編集:岩田忠利 / 編集支援:阿部匡宏 / ロゴ:配野美矢子
NO.675 2015.06.08 掲載

 
『とうよこ沿線』No.49…平成2年(1990)1月20日

 B5判 紙数:76ページ+8ページ分の綴じ込みマップ

 頒布:有料 
定価改定 定価300円
   
  読者と編集室との架け橋
  この「ボイスBOX」は、27号“梓”22頁からの転載です。


 
     各駅停車に乗った日に…

  ある日、渋谷まで各駅停車に乗りました。今までだったらうんざりするほどの駅名も、何故かひとつひとつなつかしく、ここは『とうよこ沿線』の楓号、この駅はたしか槇号と、思い出して大いに楽しめました。
 それにしても沿線は長く広大で、あらためて『とうよこ沿線』の編集の大変さがわかりました。
 (南区中里・上野慶子・団体職員・57歳)




 各駅停車で過ぎゆく街を想うなんて、実にロマンチックですね。時間を費やして自分の好きなことをするのは最高の賛沢という言葉の意味が身近に感じられました。
(福田智之)
 

         金沢なんか嫌いだ!

  私は大学の関係で金沢の方にいますが、れっきとした綱島の人です。金沢にもタウン誌はありますが、内容が『ぴあ』の真似です。正直言って、私は金沢で暮らしたいと思ったことは2年間で一度もありません。
 (石川県内灘町・石田真人・学生・22歳)

 「ん? 金沢はいい街なのにおっかしいなあー」と隣のくわさん。「金沢だと市大か、関東学院だね」。あのねえ、それは横浜の金沢八景でしたね。
  とにかく住めば都、そんなこと言わず金沢のことも教えて下さいよ。行きたくても行けない旅行好きが沢山いるのですから。(福田智之)


         駐輪公害、早急に対策を

  『とうよこ沿線』の駐輪公害の記事を読み、綱島駅前が東横沿線で放置自転車が一番多いのには驚きました。
 私も36年間も通勤して、年々ひどくなる駐輪公害には、住民意識の低下と、行政指導の必要性を切実に感じます。まず無断駐車を監視し、放置することが他人に対し非常に迷惑であることを啓蒙する必要があります。これは、綱島西口の再開発にもつながる重要な問題です。
 
(港北区新吉田町・佐藤 実・元公務員・63歳)








 今号の「ホットライン」でも、前号に続き駐輪間題について検討しました。綱島の場合、佐藤さんのお手紙の通り、西口再開発問題と合わせて対策を講ずる必要があろうかと思います。具体的な考えなどございましたら、編集室にもお寄せください。
 このほか、佐藤さんからは3通のお手紙をいただき、「風刺川柳」などもお送りくださいました。誌面の関係で掲載は見送らせていただきましたが、大変有り難く思っております。(桑原芳哉)


         綱島…私の好きな風景

  気軽に「綱島」という字にひかれて買いましたが、とても中身の充実した、すばらしい本ですね。
 綱島で私が好きな風景は、長福寺の墓地へ続く坂道から下の太子堂を見下ろした風景。左手に竹やぶがあり、新緑の頃はとくに、京都の嵯峨野を思わせるすてきな所です。
  (港北区綱島西・嶋田美佐子・薬剤師・28歳)
        




自分の住む町に、好きな風景があるって、すてきなことてすね。淋しい時、楽しい時、いつもその風景と一緒…なんて、うらやましい。「私にだって好きな風景がある」という方、お手紙ください。(桑原芳哉)


        何の気なしの生活でよいのか…

  私は東横沿線在住でも勤務先がある訳でもありませんが、大学を卒業し会社へ入って自宅と会社の往復で終わってしまうのは、何かつまらない気がしてきた今日この頃。
 そして、ふと目に止まったのが『とうよこ沿線』。そこには、さまざまな問題意識を持った人がいて、自分も何の気なしに生活していてよいのかという気になりました。
 (品川区二葉・山内順一・会社員・25歳)









 自宅と会社、自宅と学校を往復だけしている人、どうです。こういう人もいるんですよ。『とうよこ沿線』に来てください、とは言いません。会社や学校の帰りに、どこか途中の駅で降りてみてはいかがですか。きっと何か新しいものが見つかると思いますよ。
(桑原芳哉)
 

          読者の声を中心に

  もっと、東横沿線のサークル活動なども、紹介してほしい。東横線でのできごとなど、読者の声をもっと中心に編集してみてはどうだろうか。この本を通して、もっとたくさんの人と知りあいたい。そんな機会を提供してほしい。
 (目黒区緑が丘・福井稔和・店員・24 
             










  福井さんのお手紙の通り、私たちも読者の皆さんの声を聞き、それを誌面に反映させたいとつねづね思っています。
 サークル活動は創刊号から「マイグループ」という誌面で連載しています。今号から始まった「え★なぁに?」もその思いの現われと考えていただければ幸いです。「ボイスBOX」ばかりでなく、ほかのべ−ジあてにもお手紙ください。(桑原芳哉)


        ちょっぴり不安…だけど…

  はじめまして。『とうよこ沿線』は高1、いや高2の終わりかな? そのぐらいから読んでいます。高校生の時も、ものすごく入会したいと思っていたんですが、同人誌をしてたので泣く泣く(?)あきらめてたんです。
 が、今度4年間続いた同人誌が解散することになり、入会しようかナ?なんて思って……。同人誌でも取材とか記事書きなんかしてました。仲間とワイワイするのって好きです。文を書くのってすごく好きだし、人と話すのが好き、出歩くのが好き…それが『とうよこ沿線』って全部出来ちゃいそうな気がするんです。でもですネェ……。今までの同人誌って、スタッフ15名ぐらいの弱小だったので、『とうよこ沿線』みたいに大きなものになると…と今いち不安がつのるんです。もし、もし、出来たら小さなことでも、参加したいなぁ。
 (港北区新吉田町・越智章子・学生・19歳)
          




 こういうお手紙、一番好き! いつも楽しみにしてくれるみたいだし、19歳の女の子…ぜひお逢いしたい! (桑原芳哉)

      情報の“送り手”、延べ2333名の声

   編集の音(抜粋)


  は本号から参加した会員です。





「電線に止まれる鳩は冬近み 皆朝の日向きおり」――近詠一首。ソ連、東欧を揺るがしている民主化への変動の嵐も、つまるところ、物言わぬ鳩が暖かい太陽の方を揃って自然に向くようなものか。さて、アジアヘは?
(武蔵小杉・自由人・天笠伝次郎)






白楽の多くの人々の協力を得て、「昭和25年の白楽駅周辺の町並」を復元することができました。変化の激しい所、昔から代々続いている家、話に夢中になっているうちに時間がどんどん過ぎてゆく。
(白楽・主婦・中村和子)






えっ、横浜へ食事! ちょっと待った、白楽という街には変った美味しい店がたくさん。和食、洋食、中華、お茶にはケーキや和菓子、勿論しゃれたブティックも、そして『とうよこ沿線』……帰りに本屋で。
(妙蓮寺・会社員・菅間映二)






編集室へ綱島から自転車で坂を登る。日吉駅が工事中で〔ここより工事区間〕と、歩道にくしゃくしゃに折れ曲った看板が立っている。車がぶつかる場所ではなし、まさか立てた時からそうなっているのではあるまいし、どうなっているのかな。
(菊名の苦労性・本田芳治)





私の嫌いな言葉は「会長」と言われること。「ゆずり葉の会会長」という肩書きはなくても一所懸命に尽くします。「山室さん」で結構ですの。それで非常に楽しいんですから。
(大倉山のもの好き・山室まさ)





中学を卒業してからもう10年近く経つというのに、当時通学に使っていたスクールバスに寝ぼうして遅れる夢をいまだに見ます。どんな意識がはたらいているのでしょぅか、とても不思議な夢です。
(白楽・会社員・山本珠実)





あと少しで1990年になる。90年代には大きな社会情勢の変化があると思われる。今は期待と不安が入り交じり、混沌とした気持ちである。
(上野毛・大学生・松田達生)






先日、自宅近くの目黒通りで紅葉〃したイチョウの木を発見。といっても、赤い電気のついた看板に照らされていたのだが、あまりにも見事なので夜中の1時に三脚を立て、写真を撮ってしまった。
(都立大・大学生・吉野嘉高)






「引っ越そう」と言い出して2年、やっと引っ越し先が決定、田園都市線つきみ野です。年末の忙しさと今号の忙しさにまぎれ、ごあいさつのまだだった方々、今後ともよろしくお願いします。
(元住吉からつきみ野へ・高橋かすみ)






1210日というのに先月半ばから続く徹夜作業……。心身の衰えが計れるバロメーターみたいで気になる出稿前のこの作業も、来年3月で満10年。ご老体はそろそろ引退(?)、とんでもない。まだまだヤリマス!
(編集室・鈴木善子)





夫が「ボイスBOX」に投稿(?)、負けてはならじと、息子の拓麿(生後7カ月)を抱きかかえ取材に復帰の子育てママですよ。
(日吉・主婦・編集室のアグネスチャンこと、佐藤由美)








今回の「ホットライン」で沿線の図書館を調べたが、確かに社会人になると、なかなか行く機会がない。むしろ早朝ゴルフよろしく、早朝開館してもらってはどうかと思うのだが。
(自由が丘・会社員・西野裕久)










寒い。寒いで思い出す北海道お間抜けシリーズそのU――。秋の大雪山があまりに寒かったので、両袖を互いに通すいわゆる「中華料理店のおやじスタイル」で山歩きをしていたら、石につまづいて転んだ。手も足も出なかった。痛かった。
(祐天寺・おちゃめな銀行員をめざす・一色隆徳)




白楽の仲見世通りを歩いていると、とても懐かしい気持ちになります。横浜にもこんな所があったのですね。
(武蔵小杉・主婦・大谷敬子)








配本で多忙を極める111日、池の落葉を網ですくっていたら、突然腰に、いやーな痛みが…。「あー、これがギックリ腰か」と知ってからというものの10日間、体をくの字に曲げ、ヨチヨチ歩きで仕事。治りかけた13日、庭の柿の実を取り終えたら、またギックリ腰……。11月は腰と歯の痛みに耐える“苦闘の1カ月”でした。
 腰痛にお悩みの方に朗報! 治療数回で治るいい所を教えます。
(編集長・岩田忠利)

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