編集:岩田忠利 / 編集支援:阿部匡宏 / ロゴ:配野美矢子
NO.659 2015.05.28 掲載

 
『とうよこ沿線』No.33…昭和61年(1986)5月1日

 B5判 紙数:76ページ

 頒布:有料 定価200円
   
      参加して…

 
 2百余名いる会員の中でも広報活動で彼の右に出る者はいない。“ゲリラ作戦”と称し東大駒場キャンパス前でのチラシ配りも作戦成功。
 目蒲線武蔵新田で生まれ育った生粋の沿線っ子。東海大学工学部の大学院生。25

                

    えんせん汽車旅行

       大学院生  赤壁 毅彦(池上&大根


ステンレス製のドアが開く。明るい車内、赤い座席。私と東横線との出合いは20年前、幼稚園児だった頃だった。

 図書館で『とうよこ沿線』を見つける。非常に興味を持ち訪問してみる。それは今から3年前。その後しばらく愛読者に徹していたが、昨年9月、ドアを開けて入会と相成った。

 最初の仕事は広告の図をサインペンで太くする作業、そして続いて中目黒のビラ配り。ビラを配るうちに、小さな地域にも大勢の人が住んでいることを痛感し、25年住んでいる東京の街の偉大さに改めて気づいた。
 そして、種々の仕事をするうちに、図書館で初めて見たとき「すごい本だな」と思った『とうよこ沿線』に参加する喜びと誇りを感じている。

 現在、平日は小田急の大根駅近くで下宿生活しているため、週に1度程しか参加できないが、東京へ帰っている時には、チラシ配り・編集・その他いろいろに、思う存分活躍をしたい。私は汽車が好きであり、様々な人々との出会いのある『とうよこ沿線』は、一昔前の汽車の旅そのものだからだ。

 みなさまも御乗車になりませんか。ステンレス製のドアは開いています。


 都立大学附属高校野球部のレギュラーで、鉄壁のサードと評される。編集室でも編集の仕事にエラーはない。これから取材・執筆・編集・配本・チラシ配布とオールラウンドプレイヤーをめざす。そのうえ、鉄道が好き、珠算1級の腕を持つ。

    レッツ、チャレンジ!

      都立大学附属高  神蔵 雅之(目黒



 
僕が初めて『とうよこ沿線』を知ったのは、去年の10月でした。家のポストに入っていた一枚のチラシ。これが僕の今までのごく普通の生活を180度転向させるキッカケとなったわけです。

その頃、部活に明け暮れる毎日を送っていた僕は、中目黒駅の売店で『とうよこ沿線』を買いました。そして、「これは!」と感じて編集室を訪ねたのです。

そこは僕の予想していた編集室の光景とは、全く違った世界でした。大変人間味にあふれていて、和やかなところだったのです。僕は入会申込書を書き、会員番号166番をいただきました。と同時に、〝とうよこ沿線編集委員〟となったわけです。

  ……以来。高校生の僕にとっては新しい物事の連続で、対社会的な活動は大変な刺激となり、よい社会勉強になっています。一流会社のトップレベルや芸能関係の方々と会うことも出来、その時はだいぶ緊張もしました。と、今はこのような生活を僕は送っています。

 もちろん部活もしっかり…。でも、あくまでも僕の本業は学生なので、その点を忘れずに、これからも頑張ってゆきたいと思います。 さぁ、レッツ、チャレンジ!!


         延べ2333名登場の

   編集の音(抜粋)

  は本号から参加した会員です。



『とうよこ沿線』入会以来410日で丸1年になりました。いろんな事があったっけ……次の日、仕事なのに徹夜したり、チョンボして編集長に怒られたり……これからもがんばろっと! 
(綱島・電気工事士・高田信治)




就職のため、この沿線を離れてしまいました。遠い、遠い琵琶湖のほとりで、今新入社員研修に汗を流しています。みなさん、ホッとするのはまだ早いぞ。俺はすぐ戻ってくるから覚悟していなさい!
(滋賀県長浜市・会社員・山本裕二)





この間、突然私の家のお隣さんが引っ越すことになりました。それまで毎日聞こえてきた包丁の音も聞こえなくなり淋しいと思っているところ、新しいお隣さん。若い独身の男の人! いつになったら包丁の音が聞こえてくるのかしら。
(日吉・フランス語講師・アルメル・マンジュノ)





8月発行予定の〝奥沢特集号″の編集スタッフの一員になりました。東横沿線の奥沢の皆さん、歴史と文化の町・奥沢を大々的に取り上げますので、どうか御協力、宜しくお願い致します。
(奥沢・広島原人・小田房秀)





マルコスの末路は哀れだった。驕れる者久しからず!! を身を以て示してくれた。圧巻はエンリレ国防相、ラモス参謀総長代行とこれを守る若干の軍隊を、比国民が人垣を以て政府軍の戦車から守りぬいたこと。感動した。
(武蔵小杉・自由人69歳・天笠伝次郎)





昼間の編集室はひっそり。ストーブのお湯のわく音。下のドアが開いて階段をかけ上る足音。「書留です」少しがっかり。「夜の編集室はにぎやかですヨ」とママさんは笑顔。ちょっぴりうらやましいなあー。
(大倉山・主婦・長谷川千恵子)




学校で「どこに住んでるの」とよく聞かれることがある。「都立大学!」と答えると「何それ?」と言われるが、「自由が丘の一つ手前!」と言えば「へえ~」と驚きに似た声を上げる。う~ん、フクザツ。
(自由が丘の一つ手前・高校生・吉野嘉高)





「富士山がきれいに見えること」を条件に決めた職場は日吉の西方の丘の上。アイディアの沸とうする編集室に来ると楽しくって時と歳を忘れます。今年1月入会以来、“終電乗車症候群”になってしまった私。
(大田区池上8丁目・OL・永野幸枝)




顔がいいため、実際の年齢より老けてみられる……。初対面の方から「どちらにお勤めですか?」ときかれ、「新日本工販です」と答えてしまった私。あとで学生だと言ったら、「え-っ」だって。
(渋谷・紅顔豊頬の美少年・足立 将)





21回目の誕生日を迎えるにあたって、行動・考え方において方向転換を決意。意地っぱりな性格をいかに克服するか、それが当面の課題ですが……。
(祐天寺・学生・一色隆徳)








子どもの頃、星を見るのが好きでした。ハレー彗星が見れるのは、ずっと先の26歳のときだなあ、その頃わたしは何をしているのだろう……などと考えていたものですが、結局、こんなことをしています。
(日吉・女子大生OG・鈴木ゆうこ)


(反町・高校生・石原辰也)






2月19日、私が入会してから満2年。早いものだ。あの人に、この人に、良い友達ができた。何の仕事もできない私には、いい勉強になりました。本当に有り難いことです。これからも勉強させてください、皆さん!
(日吉・製図や・平岡竜之)




明治末期は「ほうき星」と言われ凶事の前兆のように大騒ぎした星を、今「ハレー彗星の接近」として新しい眼でとらえようとしています。今さらながら時代の流れと頭脳の進歩にビックリしています。
(大倉山・科学にうとい・山室まさ)





私が最近過ごした1か月という期間は退職・引っ越し・別れに出逢いと、色々な事がドドーッと起こって、充実しきった時でした。中でも『とうよこ沿線』とめぐりあったのは歴史に残る重大な出来事らしい。
(日吉・プリシラ・茂木早苗)





「沿線住民酷勢調査」も今号で28回目。その登場者も数百人にのぼる。この登場者の方々のジャンル別50音順の一覧表を作ってみたらどうだろ? もっとバックナンバーの売れ行きが伸びるのでは。
(武蔵小杉・火災保険代理店・小林英男)





わたしの愛するもんちゃんは、わかめと切り干し大根の煮物とおでんをこよなく愛する、代官山生まれ群馬県育ちのヘルシー猫。かたやわたしは、夜遊びとお酒が大好きな普通のOLです。
(学芸大学・会社員・山田利恵)




何か新しい事を体験したくて、入会しました。書くことが苦手なので、この原稿でさえもなかなか書けません。これからガンバリます。皆さんよろしくお願いします。
(溝ノ口・学生・橋口稔秀)





最近くだらないナゾナゾにこってます。そこで問題。東京から青森に向けて500台の自転車が、青森からも東京に向けて500台の自転車が出発しました。どこで出合うでしょう? 正解は次号で。
(大倉山・図書館のお兄さん・桑原芳哉)






元住吉特集の前半は花粉症と関節炎でクシャミ鼻水にピョコタン足の惨状。見かねたのか、若い女性会員数人が広告集め、チラシ配りを。またTVKが本誌を30分番組で放映など後半は感激の連続。ありがとうございました。
(編集室・鈴木善子)





「だって…なんだもん」という女の子特有の言い訳文句が大嫌いだった。だのに、最近よく、心の中でそうつぶやいている。自分に言い訳してもしようがないのになあ……。
(向河原・会社員・斉藤かすみ)





どこか、ふらっと旅に出てみたい。独りになる時間が貴重になった今日この頃一番思うこと。学生時代、キャンパスの芝生で寝ころがっていた昼下がりが妙に懐かしい。
(自由が丘・会社員・西野裕久)





入会して今のところ2週間。やっと最近慣れてきました。片道約1時間の編集室通いも少し大変ですが、電車に乗るのがもともと好きなので楽しいです。これからもどうぞよろしく。
(西武新宿線野方・高校生・高橋園子)






82日の配本の帰り道に事故を起こしてしまった。幸い双方共にケガ人はなく大事には至らなかったけど、その後始末は今も続いている。普段から気をつけているつもりだったが、自分の思い上がりであると気づいた今、とてもみじめな思いである。
(川崎・学生・岸 知博)





とうとう住宅を買ってしまいました。狭い間取りですが、楽しい我が家。いろいろ改装を考えている時が一番楽しいですね。ただひとつ、住宅ローンの返済がなければ最高なんですけれど……。
(片倉町の居候・団休職員・伊奈利夫)






『とうよこ沿線』へ入った理由は、商売が、世の中のなりゆきで暇になってきたため。なにかコミュニティー誌から繁盛が生まれるかな、と想像したのですが……。さっそく企画会議に出席させていただく羽目になり幸せ一杯です。
(日吉・会社役員・山本二三雄)











春は、異変の季節。編集室でもちょっとした異変が起きています。昨年429日入会の山本裕二君が大学を卒業し滋賀県の某メーカーに就職。彼は入会以来11カ月の間、のっぴきならぬ用で休んだ5日間を除き、日曜祝日はもちろん、風邪の日も泥酔の日もなんと連続323日編集室へ通いつめ、内に外に活躍してくれました。
 “ミスター編集室”の異名をとるほどの男が去ったあと、この先は…の不安が残ったものでした。

 しかし、それも数日、突如異変が…。春風に乗って異星から舞い下りたかのようにうるわしき、しかも徹夜も辞さないバイタリティある女性たちが出現、広告募集に編集にと大活躍、この場の救世主になっています。
 かくして編集室はいま、数名のアキノ女史が支配する“マラカニアン宮殿”と化したのです。
(本会代表・編集長・岩田忠利)

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