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初春の夢――。東横線の駅々を10階建てのビルに改造、屋上を児童の遊び場に、9階を子供の宮殿にする。主婦たちは幼児を預けて、さっそうと通勤。「子供は王様」というモットーは北朝鮮の専売ではない。
(妙蓮寺・大学教授・越村信三郎)
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沿線の緑と共に、子供の頃から馴れ親しんできた、グリーンの電車がだんだん姿を消していくのは淋しい。せめて銀のボディに緑のストライプを入れてくれたらいいのに……。
(学芸大・交通評論家・江間守一)
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類は類を呼ぶ。取り憑かれた男のもとに馳せ参じた、これまた取り憑かれた紳士淑女たち。その共通項は粗忽(そこつ)、単純、お人好し、野次馬根性丸出し、人好きでおしゃべり…。そして美男美女?
(日吉・主婦・鈴木好子改め、鈴木善子)
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憧れのカネボウ・伊藤社長邸を訪問できたなんて本当に光栄なことです。社長さんの温かいお人柄にふれられたし、色々なお話も伺えたし、とても勉強になりました。
(菊名・学生・浅野桂子)
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或る日の午後の東横線。田園調布で乗った高価な毛皮姿の老婦人。お歳は70以上で足元がヨチヨチ。すかさず立ち上がって席を譲ろうとした女高生を睨んで「結構ざまス」。クソッたれ婆あめ。
(大倉山・ボクシング評論家・石川 輝)
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素晴らしい人達との出会い、初めてのインタビュー、レイアウト。何だか授業料免除で勉強させていただいているようで申しわけない思いです。せめて非力は体力で≠ニ思っていましたが、それも現在、自信喪失気味……。
(都立大学・主婦・藤田聡子)
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世の中思うようにいかない。イライラしていると、「風呂屋取材に行ったんだろ。綱島温泉へでも入りに行ったら」と息子。「なぜよ」。「ヒステリーに良く効くって広告に書いてあったぞ」。鳴呼。
(大倉山・主婦・佐藤保子)
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沿線の現在を書き残し、またあまりの変化の激しさに埋もれ忘れ去られる過去、それを発掘することによって、本誌は資料としても保有しておく価値があると私は信じています。
(元住吉・医師・布施徳郎)
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コミュニティー活動には、その成員の民度の高さが不可欠だと思います。既存の組織や行政の枠を脱却した本会のような活動こそ、真の地域活動に迫るもの。自らの地域を自らの手で育てていこうとする心に支えられ、それが結実したのが『とうよこ沿線』。今後を期待します。
(日吉・公務員・飯島悦郎)
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60万石の大名でも世に知られぬ馬鹿殿様もあった。芭蕉も頼山陽も一管の筆によって重きをなした。石に刻まれた文字よりも紙に記された文字の方が遥かに重い。その教えのひとつが『とうよこ沿線』であるかも知れない。
(等々力・郷土史家・豊田真佐男)
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この世に生まれて、4分の1世紀を過ぎてから、今まで一度も日吉から離れなかったことに気付いた。道産子の血をひく日吉っ子。『とうよこ沿線』を通して、野次馬根性を大きく立派に育てたい。
(日吉・事務員・浜 理恵子)
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今まで何気なく見ていた風景にも、編集のお手伝いをするようになってからは、心に留めて見るようになった。今年もすべての面に意識の目を育てたい。書くことの難しさを知るのは、それから、か…。
(菊名・絵本作家・川崎常子)
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詩――優れたイエローの春に、あなたの遠い神々が、そうであったように、足もとの草や木から、足もとの動物たちから、足もとのルールを、静かにそして酷しく、教えられた。人は人だけで生きられないことを。
(綱島・会社員・細川達男)
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仕事に追われた日々、いつしか敷居が高くなっていた編集室。「この道忘れたのかい」と編集長からの電話。恐る恐る訪ねると、仲間のいつもと変らない笑顔。あ――、ここが私には最高の憩いの場だ。
(綱島・店員・石井真由美) |
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大倉山に居住して20年余り、附近の野山で採集した昆虫標本が20数個の標本箱になりました。住宅や工場が増えている現在の大倉山かいわいですが、まだまだ自然を、探し楽しみたいと思います。
(大倉山・電電公社員・松本幸雄) |
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ちょっとひと言……。今の物価高のご時世にこれほどの雑誌が「非売品でタダ」というのも、首をかしげたくなります。永く続けてもらうためには、大変な経費の一部だけでも有料化で充当したら?
(狛江市・会社員・茂手木勝己)
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ふとしたキッカケで編集室を知り編集長の誠意に打たれました。仕事の傍らお手伝いでもと思っております。いつの日か、老骨にムチ打ってそれが生き甲斐になれることを楽しみにしております。
(大倉山・会社員・山室まさ) |
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似顔絵ならなんとかなると、引受けたが、外面が似てるだけではだめ…。人間の内面まで表現できなければ、よい似顔絵とは言えないようだ。まだまだ勉強しなければ…。
(向河原・似顔絵担当・大和功一)
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投稿者の皆さんの年齢がまちまちなのを喜んでいます。次回からも、さらに幅広い層の皆さんからの力作を楽しみにお待ちしております。
(南加瀬・東横ポエトリー選者・荒川洋治)
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私たち有志8人は1月23日東急本社を訪ねた。東横線各駅に夢の箱$ン置という私たちの企画を携えて。応対に当たった遠藤管理部長と町田係長の色よい返事を、一日千秋の想いで待つこの頃。
(本会代表・編集長・岩田忠利)
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