編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.605 2015.04..24 掲載
    第68号
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第68号「柘植(つげ)
号名  「柘」
サイズ B5判
紙数 60ページ
発行日 平成9年(1997年)8月20日
頒布方法  定価300円
表紙
合成写真
「自由が丘のミニ・ベネチアの町並みの写真と横浜市開港記念会館の写真との合成」

表紙作成者
写真:深谷光男(写真家 祐天寺)

デザイン:岩田忠利
特集
 
特集
1. 沿線ホームページ大特集(サイト34件一挙掲載)

2. 「私の街のお医者さん」(港北区後編)
  ○保存版「地図付き、お医者さんリスト」
    表紙の裏ばなし     深谷光男(写真家) 

  66号からの表紙は難しい。以前は東京から横浜までの特集地域の代表的なイメージまたは風景を、一つに絞り込んで表現すれば良かったが、最近の号は特定地域にとらわれず、「食の特集」のように沿線全域を通じての特集に変わりました。

これからはトータル的に物事を考える時代が来たようです。
 パソコンによる編集が遅ればせながらスタートし、インターネットのホームページ開設と、マルチメディア時代に突入した我が『とうよこ沿線』が東京〜川崎〜横浜地域は言うに及ばず、ついにインターネットを通じて全世界と結ばれました。
  沿線地域住民だけの『とうよこ沿線』から世界の『とうよこ沿線』に成長したのです。
 読者の皆さん、これはとても喜ばしいことではありませんか。

このような時代にふさわしい本誌の表紙はどんなものが良いだろうかと、いろいろ考え悩んだ末、世界ということで、自由が丘にあるゴンドラが浮かぶミニ・ベネチアの町並み、そして横浜といえば開港、文明開化、そのイメージを象徴する赤レンガの横浜開港記念館、この二つの沿線の名所をオペレ一ター・井上貴彦さん(ウエストン)にパソコンで合成していただきました。

インターネット元年、パソコン文明開化の意図が少しは表現できたかな?

 号名「柘植」とは…   

 「つげの木」といえば、庭のある家には大抵1本や2本は植わっている。木になじみのない人でも、写真を見れば「あ−、あの木」と一目で分かるほど私たちに親しまれている。
  材質は硬く、印鑑や将棋の駒、櫛や細工物に多く使われていることはあまり知られていない。

木偏に「石」と書くごとく、自生地では山地の蛇紋岩や石灰岩の割れ目に多く生えている。愛知県鳳来町のその場所は国の天然記念物、福岡県穂波町の「古処山ツゲ原生林」は特別天然記念物に指定されている。

1円玉より小さい葉が枝いっぱいに生えている常緑樹だ。枝や幹で大まかな骨組みを作り、葉を刈り込みながらいろんな形にした「つげの木」をよく見かけるものだ。
  動物や漫画の主人公の形を木やツル植物で仕立てたものを最近は「トピアリー」と呼んで洋式公園などで人目を引く。「つげの木」で動物をかたどったトピアリーは、相鉄線六ツ川の横浜子供植物園や埼玉県の川口グリーンセンターには象、鶴、亀など楽しい動物たちがたくさんいる。

ちなみに、このトピアリーに適している木は細かい葉をたくさん付け、刈り込みに強い木であるツゲ、キャラボク、イチイなど。  
           (綱島 加藤弘年)



ツゲの木でつくった象のトピアリー

提供:伊藤義雄さん
(伊藤造園 港北区岸根町)



ツゲの花

撮影:北澤美代子さん
(綱島)
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