編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.600 2015.04..23 掲載
    第63号
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第63号「楤(たら)
号名  「楤」
サイズ B5判
紙数 68ページ+8ページ
発行日 平成7年(1995年)5月20日
頒布方法  定価300円
表紙 写真とイラストの合成

「武蔵小杉タワープレイス、新丸子の街並みの中に東横線の電車の情景の周囲に多摩川でサッカーと釣りのイラストを配す」

表紙作成者
写真:白井嶽吉(上丸子八幡町)

イラスト・構成:阿部紀子(市ヶ谷)
特集
 
特集
1.  わが街シリーズ 武蔵小杉・新丸子特集
   武蔵中原・向河原・平間の情報も

2. どうする? どうなる? 大地震①
  緊急防災アンケート 139名が回答

 
    表紙の裏ばなし     阿部紀子(本号表紙構成) 

  前号(62号)でおしゃれな表紙が好評でした。が、その作者の渡辺弘子さんが都合で帰郷し、急きょ出番が回ってきた私。

一度やってみたいと思ってはいたものの、前号があんな美しい表紙だけに、さてどうしようと、実はアセリました。文字の指定も、岩田編集長に一つ一つアドバイスしていただき、やっとなんとかできたという感じです。

さて、今号の表紙にそびえ立つのは、川崎の新しい顔、武蔵小杉タワープレイス(23階)。NHKNTTなど大企業が多数入り、415日に一部オープン、715日には全館オープンします。

表紙写真は、上丸子八幡町の住人で鉄道写真が好きな白井嶽吉さんが撮影しました。さすが、「とうよこトレイン」を写してくれていて、カタン・コトンと走る音が聞こえてきそう。

今号特集の武蔵小杉はヴェルディ川崎のホームグラウンド、等々力競技場の玄関口。
 しかし、今季のヴェルディはどうしたのか? アルシンドが加入し、ユニフォームも一新(個人的には前の方が格好よかったと思うけど)したのに、いきなり5連敗とは(45日現在)……なんとか「さすが」と思わせるゲームを早く見せてほしい。

 号名「楤」とは…   

 早春いち早く新芽を出す楤は、木そのものよりも天ぷらや塩漬けにしたタラの芽なら誰でも知っている。木には人を寄せつけない痛いトゲガあり、初秋に黄白色の小花をつける。
 芽は食用、樹皮は糖尿病に効く生薬になるという人間にやさしいい木だ。

昔は関東平野の山野のどこにもあったその木を近年、東横沿線では見かけなくなった。
 
10年程前までは私の家の近くの綱島公園にも20本以上あったが、近所の人は芽を摘んでは食卓で楽しんでいたとか。今は伊豆か丹沢の山中にでも行かなければ、楤の写真は撮れないと思っていた。

ところが、“木の博士”、ご近所に住む井上寛史さんが「まだ数本、綱島公園に生えているはず」と案内してくださったのが、2本だけ残っていたタラの木。        (綱島 加藤弘年)












幹に鋭いトゲがある楤

皇居東御苑で撮影:岩田忠利



新芽が“山菜の王様”だが、花も綺麗


港北区下田町6丁目・民家の庭で
撮影:岩田忠利
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