編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.599 2015.04..22 掲載
    第62号
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第62号「檸檬(れもん
号名  「檸檬」
サイズ B5判
紙数 68ページ)
発行日 平成6年(1994年)12月20日
頒布方法  定価300円
表紙 写真とイラストの合成

「夜のエルム通りの写真の周りにキューピットの絵」

表紙作成者
写真:深谷光男(写真家 元住吉)

イラスト・構成:渡辺弘子(綱島)
特集
 
特集
1.  わが街シリーズ 大倉山特集

2. ママのための保育園レポート

 
    表紙の裏ばなし     渡辺弘子(本号表紙作者) 

  62号は大倉山特集」と聞いたとき、頭に浮かんだイメージが「芸術の街、大倉山記念館、そしてエルム通り」。
  アテネのエルム通りと姉妹通りの提携が結ばれているそうで、建物はギリシャ風に統一されていて、美しい通り。

私はギリシャが好きで、初めて大倉山の駅に降りた時、「いい街だわ」と感じたのも、そのせいかもしれません。
  通りを歩いていると、ギリシャ風の建物に、畳屋さんなんかがあって面白い。

夜になると街灯の明りが灯り、白かった壁々が、明りをうけて昼間とまた違った顔をのぞかせています。青空の下の風景もいいけど、夜の風景もまた一味違って見えていいですね。
 そこで、このイメージを表紙に使えたらと思い、カメラマンの深谷さんに写してもらいました。「花のアオキ」さんの店先からの撮影ということで、花を店頭に出してもらったりと快く協力してもらいました。
 イラストのイメージは、やはり「神話」。それに出てくるキューピットくんが登場。

表紙のイラストなんか初めてなので、いろいろ考えましたが、イラストを見た人が一瞬でも温かい気持ちになれるといいな。

あら、写真に登場の2人の女性、どこかでお見かけのお顔……?

 号名「檸檬」とは…   

 本号の特集地は「大倉山」。駅から東へ、港北区役所へ向かう通りが“レモン通り”、その名にちなみ、号名は「檸檬」だそうです。

JR小田原駅から2つ目の根府川駅周辺では20年ほど前から安くなったミカンに代わり、レモンの栽培を始めました。根府川駅を“レモン駅”としてPRしようと平成元年から構内にレモンの木を50本植えました。ところが、急行列車の風圧や肥料不足などが原因でなかなか実がつかず、平成5年にようやく50個生りました。

「また今年もダメでした。無農薬でやってるせいかな」と駅長の斉藤清昭さん。

植樹や枝の暫定・栄養肥料の投与などは、地元の農家の人たちの集まり「片浦レモン研究会」が行っています。皆さんが「将来は駅で地元のレモンを販売できるようになれば」と意欲的です。
            (綱島 加藤弘年)





港北区新吉田東の民家の庭のレモン

撮影:北澤美代子さん(綱島)



根府川駅ホーム、前方のレモンの木に実が…
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