編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.587 2015.04.19 掲載
 創立10周年記念号 第50号
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第50号「柾(まさき)
号名  「柾」
サイズ B5判
紙数 76ページ+8ページ(厚紙の「百選会」店名」・本誌販売先イラストッマップ付き)
発行日 平成2年(1990年)5月10日
頒布方法  定価300円
表紙 イラスト
 「編集室の建物とスタッフの表情で紹介」
表紙作成者
イラスト・畑田国男(漫画家 緑が丘)
特集
 
特集 
.1 創立10周年に寄せて
  長洲一二知事他5名の祝辞

2. 創立10周年特別企画「あの人のその後」
  @10歳になった『とうよこ沿線』と同い年の子
  A他界した登場者96名の紹介

3. パソコン通信ホスト局『とうよこNET』開局予告

4. 200名が当たる! 創立10周年記念豪華プレゼント

5. ずら〜っと沿線 激奨店紹介(渋谷〜都立大編)

    
    表紙の裏ばなし     佐藤由美(日吉 主婦) 

 

今回の表紙は、我が「編集室」。創立満10周年にして初めての登場、そして誠に残念ながら最後の登場でもあるのです。じつは、綱島街道拡幅工事のため秋までには移転し、年内取り壊し予定です。

  思い起こせば昭和552月から現在に至るまで約5千人の人々がこの編集室を訪れ、50冊の『とうよこ沿線』を産みだしました。まさに、この地とこの空間は全員の血と汗と涙の拠点、想い出のいっぱい詰まった場所でした。
  そこで、「ご苦労さん」の感謝の気持ちを込めてスタッフ一同が思いっきり元気な姿で、いざ、ご挨拶。

  〜まず中央に控えしは、縦縞のスーツ姿も粋筋の、会員吸引力旺盛な編集室の「顔」岩田忠利編集長で、ござ候。
  〜その横に控えしは、空色のツーピースも品良く笑顔良く、編集室の立役者・善子ママさんここにあり。
  〜その上、窓から名のりをあげるマドンナ編集委員・高橋かすみさんと、その子、未来の女編集長・奈々子ちゃんなり。
  〜続いてパソコン上に控えしは、若手(?)の三羽ガラス。左からイラスト担当・お髭の江川久さん、パソコンの虫・小田房秀さん、見たままズバリ笑いを誘う菅間映二さん。
  〜そして僭越ながらどん尻に控えしは、散らかし坊主の拓磨(1歳)と私。

   編集室の賑やかな雰囲気が少しでも伝わればと…。            

 号名「柾」とは…   

 初夏に咲く緑白色の小花は目立たないが、やがて熟した果実は4裂し、赤くかわいらしい種子が顔をだす。

元来は海岸地方に自生する常緑低木であるが、ふだん、われわれが目にするのは生垣での柾である。

東京・川崎・横浜といった行政の垣根を越えた、住民の集いの場を……という声から生まれた『とうよこ沿線』が苦節10年を重ね、念願の50号を迎えた。

無機的なブロック塀は日本の町並を貧しくした。柾の生垣にかこつけるわけではないが、隣近所の付き合いは、善かれ悪しかれ、有様的でありたいものだ。         (大倉山 江川 久)



都筑区北山田に咲く、民家の生垣の柾


撮影:山田紀子さん(北山田)
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