もうすぐ‘88ソウル五輪が始まる。
共産圏の諸国も参加して、久しぶりに「平和の祭典」をイシキさせてくれる大会になりそうでワクワクしている。
武蔵小山商店街には知人も多く、時々フラリと立ち寄るが、近頃は外国人の姿がホントに多くなった。それも観光客ではなく大使館、商社マンの家族など在日、駐日の外国人たちだ。
円高のせいもあろう。とにかく「安くて物のいい」武蔵小山の評判が、合理的なショッピングを指向する彼らの中に定着しているようなのだ。
今回の絵は、そんなこんなの事情を踏まえて、世界各国の民族衣裳をまとった美女に集まってもらった。日本人代表は第1回ミス・パルムの片桐雅子嬢。(品川区東中延在住)。
女性ばかりになったのは、この商店街を裏と表でしっかり支えている素敵な女性たちに敬意を表して。それと、「平和」って、やっぱり女性名詞だと思うから。
朗惺寺の慰霊碑文を読むと、戦時中のこの商店街の意気と悲運を知って、胸が痛む。そして奇跡の復興44年。
安くて物がいい。武蔵小山は戦後日本の集散だとボクは心から信じている。
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