編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.577 2015.04.14 掲載
    第40号
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第40号「檀(まゆみ)
号名  「檀」
サイズ B5判
紙数 68ページ+8ページ(厚紙の「百選会」店名」・本誌販売先イラストッマップ付き)
発行日 昭和62年(1987年)11月10日
頒布方法 定価200円
表紙 写真とイラストの合成
 「二子玉川駅・高島屋の俯瞰とサンタクロースの絵」
表紙作成者 写真:一色隆徳(学生 祐天寺)

イラスト・畑田国男(漫画家 緑が丘)
デスクキャップ
 不在  
特集
 
特集 
1. わが街シリーズ
   二子玉川園・上野毛特集

2. 百選会・本誌販売先マップ綴じ込み

    表紙の裏ばなし       一色隆徳 

 

卯年もおしつまり、「年賀ハガキの印刷承ります」の看板が、妙に気ぜわしさをそそる季節になりました。

「こないだ正月をやったばかりなのに」

「ああ今年も何事もなく過ぎて行く」

「いやあ、今年は実にいろんなことがあった」

一年を振り返ってのあなたの感想はいかがですか。
  そんな年末のクリスマス。キリストの行事だなんてカタイこといわないで、皆でパアーッと、あるいは静かにしみじみと、年の瀬を味わいたいものです。

  今回の特集地域、上野毛・二子玉川でも、それぞれのクリスマス、新年を迎えようとしています。
  新246号のバイパスと新二子橋、新玉川線が開通してちょうど10年。表紙写真の花みず木通りの「花みず木フェスティバル」が始まって5年が過ぎました。来春3月には川べりの兵庫島に、瀬田の地で療養中に名歌を残した若山牧水の歌碑が建てられることになりました。

   多摩川の砂にたんぽぽ咲くころは
       われにもおもふ人のあれかし

こんな自然と文化の香り漂う自立都市「世田谷“市”」の、一方の中心地をめざすこの街にとって、新年はまた新たな一歩を踏み出す年となることでしょう。

 号名「檀」とは…   

 

弓を作る材料にすることから「真弓」とも書き、阪神タイガースの真弓選手を連想する。

私は檀の盆栽と植木を2本大事に育てているが、その魅力は晩秋。葉が落ちた後、熟した果実が裂けて、赤い果肉を現わすその姿は、満開の花のよう。

  檀の緑色の実から鮮烈なピンクの実へと変身する、そのユニークな生き方が私は好きだ。  
              (岩田忠利)





桃色の実が割れ、殻だけが残る檀

花が咲いたような姿を下足柄郡二宮町吾妻山公園山頂で。
撮影:北澤美代子さん(綱島)
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