春です。今号の表紙絵は、満開の桜の下での入学式がテーマ。今年はかなりの暖冬で、春の到来もことのほか早かったように思われますが、はかなく散ってしまう桜の花も、せめて入学式までは咲いていてほしいものです。
表紙写真の舞台となっているのは、妙蓮寺駅近くの菊名池公園。かつては潅漑用水として地域に貢献した菊名池も、戦後、付近の宅地化による生活排水の流入によって汚され、面積の半分以上は埋めたてられてしまいました。
現在の池は悪臭を発し、無数のゴミの浮く、ひどいありさま。妙蓮寺と並ぶ、地域の象徴的な場所であり、市民の憩いの場なのですから、やはり浄化努力を行政当局に望みたいものです。
例えば、@市営プールに冬場はってある水による池の水の入れ替え
Aヘドロ浚渫(しゅんせつ)
B水溶酸素を増やすための水生植物(ホテイアオイ等)の導入
C雨水の流入促進
などてす。このほか住民有志によるゴミ拾いなど、小さな力で行えることもあるはずです。
一般に自然と開発は相反しますが、自然と生活空間が共有してこそ、素晴しい街づくりがなされるものだと思います。
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