編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.573 2015.04.12 掲載
    第36号
  ★画像はクリックすると拡大できます
第36号「栃(とち)
号名  「栃」
サイズ B5判
紙数 82ページ
発行日 昭和61年(1986年)12月1日
頒布方法 定価200円
表紙 写真とイラストの合成
 「渋谷駅付近の情景とハチ公前での若い男女の絵」
表紙作成者 写真:一色隆徳(学生 祐天寺)
イラスト・畑田国男(漫画家 緑が丘)
デスクキャップ
一色隆徳(学生 祐天寺)

 サブ: 足立 将(学生)       
特集
 
特集 わが街シリーズ 渋谷編(全49頁)

  
    表紙の裏ばなし     畑田国男/一色隆徳 

デート、待ち合わせ、ハチ公前……。近頃は、女性の「待つ人」が多くなり、目について気になります。男性、とくに若い人が洋服選びに手間どり、遅刻してくるからてしょう。化粧をしているメンズも急増しているようです。

今回の表紙絵右は、その様子を描いたもの。あわてて家を出てきたので、最近流行りの男性用化粧バックを取り忘れてきた彼、というわけです。ハチ公もアキレ顔ですね。

           <表紙絵>担当  漫画家・畑田国男


  街はもう冬。コ−卜で身をくるみ、歩いている人も多くなりました。空は青く、あくまでも高く澄みわたる。

そんな季節が私は好きです。

早朝の渋谷は、いつもの繁華な様子とはうって変わって、静かで気持ちのよい散歩が楽しめます。ハチ公前から公園通りを歩き、国立代々木競技場へ。NHK放送センターを眺める。

今回の表紙写真は、そんな風景。皆さんも少しの寒さは我慢して、「すがすがしい渋谷」を楽しみに行きませんか?
 
                           表紙の写真担当・一色隆徳

 号名「栃」とは…   

47都道府県で県名が樹木名なのはどこの県?  そう、栃木県と山梨県ですよね。

その栃の木は、木の高さが2030bにもなります。右の写真は神代植物園で撮ったのですが、左下に写る人の姿がこんなに小さく…。

羽ウチワのような大きな葉と、直立した円錐状の穂に白い花が咲くのが栃の特徴です。5〜6月に花が咲き、すぐに実が生り、9月には熟して割れ、中から大きな12個の種子を出します。

 この種子には豊富なデンプン質があり、これを蒸して作るのが“栃餅”です。 (岩田忠利)













花が咲いている大きな栃

撮影:山田紀子さん(北山田)



花殻がまだ付いている栃の実

撮影:岩田忠利

 渋谷特集スタッフから
      メッセージ

 第36号“栃”デスクキャップ
 一色隆徳(祐天寺・大学生)



渋谷特集スタッフの一部です。前列左端がデスクの一色隆徳

 約1年の長丁場、ようやく発行に

 企画段階から約1年、空前の長丁場を乗り切って、ようやく「渋谷特集号」を出すことができました。

 限りある誌面のためにごく一部の情報しか載せられなかったことは心残りです。が、編集室では時期未定ながら「渋谷特集第2弾」を計画中です。ご期待ください。
 今回の特集取材では、渋谷道玄坂商店街振興組合の皆さまはじめ多くの方々にお世話になりました。誌上で失礼ながら、御礼申しあげます。

 早いもので、もう師走。「代官山」「渋谷」両特集、就職・卒論に明け暮れた私の一年も終わります。       デスクキャップ・一色隆徳


 渋谷は1月からの企画。巷にはたくさんの雑誌があって広告面もふるわず、始めは10人もの特集スタッフも夏までにはほとんどいなくなってしまう最悪な状態に陥りました。苦労して見通しがついた時、やっと晴々しい気持ちになった。
        菅間映二(妙蓮寺・会社員)





 夏から本格的に動き始めた渋谷特集。その間に代官山特集が単独発行に変更になり一時中断、再度活動を始めたのは秋。そして発行が木枯らしの吹く冬。あまり知らなかった渋谷の街も少し覚えることが出来た。しかしまだ100分の1も店を知らないだろうな! 
          小田房秀(奥沢・会社員)


 春が過ぎ、夏が過ぎて代官山特集が出、そのまま渋谷に突入…というすさまじい1年が終わる。遊びに行くだけだった渋谷の別の顔を垣間見れたような気もするけれど、歩いても、歩いても渋谷は広い。渋谷特集が完結するのはいつかしら。
        鈴木ゆうこ(日吉・公務員)


 お待たせしました! 渋谷の特集号です。載っている情報はすべてナマものですので、新鮮なうちにご利用くださいませ。
 自分は、デート場所を探すのに使います。明美、洋子、香織etc……明日から忙しくなりそう。
           高田信治(綱島 電気工事士)


 このページに、同じメンバーが2回も続けて登場するなんて珍しいことでしょう。前号の写真写りが悪かったのです。本物はもっとハンサムですよ。ウソだ、と思う人は編集室まで確認しに来てくださいよ。 
       サブキャップ・足立 将(学生)

「とうよこ沿線」TOPに戻る 次ページへ
「目次」に戻る