――本を作って売ることの難しさ
編集長から「本号のデスクキャップを」といわれた時、「私もついに洗礼をうけるか」と思った。
それに折あしく、以前勤めていた会社の業務日程と重なり土・日しか動けず、体が3つも欲しいと思った。しかし、サブの大塚君やスタッフの皆さんの努力でここまで漕ぎ着けたのは幸いである。
出来上がったものを見るのは易しいが、作るということは難しいものだ。物を右から左へ流す小売業よりも、物を作るメーカーは資金面でも大変だろうナ、と思った。
『とうよこ沿線』は、モノを作って売るのだから、苦労はその何倍も伴うものだと本号の体験で知った。
風薫る初夏、33号は店頭で柳のように揺れていることだろう。(石野英夫)
|
|
――誇りを感じたテレビ取材
本号のサブキャップを、と編集長からの命。果たして、自分にこんな“大役〃ができるだろうか、とても不安でした。
最初は、なにがなんだかわからぬうちに、元住吉の街を歩いていたのですが、行けば行くほど、我が街のように思えてきました。
本号編集中にたまたま元住吉を舞台にしてテレビ神奈川制作番組『水曜特集・ハイ! こちらタウン誌編集室』の取材があり、編集室の模様が紹介されました。それはスタッフの一人であることに誇りを感じ、本を作っている一員であるんだなと実感しました。
読者の皆さんも、本号を持って、元住吉を歩いてみてはどうでしょう。きっと、新しい元住吉を見つけるはずですよ。(大塚健嗣)
|