暑中お見舞い申し上げます。
――このひとことしか浮かばなかったよ−。福田君、どうしよう……。
――恐れていた号名「桑」
この『とうよこ沿線』には、毎号、「木」をもつ漢字一文字の号名がつけられています。号数を重ねるにつれ、この号名となる漢字を考えるのもひと苦労。
しかし、29号については、わりとあっさり決まりました。「“桑”がいいよな。な、桑原君」。編集長のこの一言が、私を“デスクキャップに追いこんだのです。私、桑原芳哉は、“桑”が号名と決まる日をどんなに恐れていたことか……。
――何年も続く『とうよこ沿線』に
舞台裏の話はこのくらいにして。今号は、『とうよこ沿線』にとって記念すべき創刊5周年。本誌が5年間、どうにか(?)続いてきたのも、本当に、読者のみなさま、そして協賛くださる方々のおかげです。
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これからも、『とうよこ沿線』が、6年、7年、10年、20年と続くように、そして、みなさんと『とうよこ沿線』とのつながりも、10年、20年と続くように、応援してください。
私がこの『とうよこ沿線』に参加するようになって4年あまり。
創刊4周年記念号のNo.23“桐”の「編集ノート」に、「5周年も、忙しい中であっという間に迎えられれば…」と書きましたが、まさしくその通り。就職もして、編集室の中でも外でも、忙しい毎日でした。この調子で、あっという間の1年が、2回、3回と過ぎて行く――そうなればいいな、とやっぱり今でも思います。
まぶしい陽ざしの中、みなさんにひとときの涼をお届けできるような、そんな“桑”号であったら、と思いながらつくりました。
お読みになって、どのように感じましたか。ぜひお手紙ください。待ってます。
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