編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.563 2015.04.09 掲載
    第26号
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第26号「榊(さかき)
号名 「榊」
サイズ B5判
紙数 76ページ
発行日 昭和60年(1984年)2月1日
頒布方法 定価200円
表紙 イラスト「自由が丘駅南口・マリクレール通り」
撮影者 漫画家・井崎一夫(都立大学)
デスクキャップ 不在
特集
1. 
特集 わが街シリーズ 自由が丘編
  
2.  スタッフで愛コーナー 全スタッフ登場!
   
      表紙のことば     漫画家・井崎一夫

今回は「自由が丘」です。

10号の自由が丘特集号では、北口を描きましたが、「南口の人気上昇中ですよ、のぞいてみませんか」と編集長が言います。そういえば、10号では南口ショッピングゾーンの新しいシンボルクレオ≠フ建物のニュースタイルが印象に残っていました。「南口商店街に親しみのある名前をつけてください」という文もありましたっけ。

南口へ降りたトタン、平日だというのに若者たちのおびただしい流れに圧倒されました。タレ幕に「誕生 rue marieclaire」の横文字が目につきます。銀座の流れは新しいデパートの誕生で変わったといわれていますが、ハイセンスの街・自由が丘も、新しい流れがもうひとつ増えたと言えそうです。

その辺の事情を、街づくり仕掛人のひとり、南口商店街副会長、渡辺靖和さん(自由が丘家具センター社長)に聞いてみました。

「マリ・クレールというのは、フランス女性の名前です。日本流にいえば、花子さん≠ニいうように愛される女性名ですね。この通りは、東急ストアが誕生して、東急さんのご好意で「東急通り」と呼んでいたのですが、それでは性格性がありません。
 そこで昨年
11
月に新しく命名したものです。南口商店街加盟店は185店、その中にブティック30店、美容院が13店もあるのですよ。女性の街といえましようね。南側の奥沢地区も加えて、通りだけではなく、新しいゾーンづくりも手がけます。5、6年あとが楽しみです」。



まったく世の移り変わりは急ピッチだ。5年後の自由が丘はどう変わるだろう。

『とうよこ沿線』はどんなすばらしい雑誌に成長するだろうか。5年後の本誌表紙は、コンピューター画伯が描いたりして…‥。

 号名「榊」とは…   

適齢期のあなた、神前結婚式にでたことありますか。そのとき玉串奉納って儀式があるでしょ。花婿・花嫁が神前で木の枝葉を捧げるとき、よくその向きを間違えるアレですよ。それが榊の枝。

 「神の木」と書いて「榊」。この木は栄木、賢木とも言い、神事には欠かせない木です。ですから家の神棚にあげたり、お祭、七五三、結婚式、建前など“おめでたいとき”に使われます。
  玉串奉納のやり方、しっかり覚えておいてね。        (岩田忠利)



港北区高田東、民家の庭に咲く榊の花

撮影:北澤美代子さん(綱島)

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