編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.560 2015.04.08 掲載
    第23号
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第23号「桐
号名 創刊4周年記念号「桐」
サイズ B5判
紙数 84ページ
発行日 昭和59年(1984年)7月1日
頒布方法 定価200円
表紙 イラスト「大倉山・大豆戸町のマンション群」
撮影者 漫画家・井崎一夫(都立大学)
デスクキャップ 一色隆徳(学生・祐天寺)/戸次政明(学生・小杉
特集
1. 
特集 わが街シリーズ 大倉山編
  
2.  The Tama River 特集そのU 暮らしの源

3. 『とうよこ沿線』と同い年
  1980年7月生まれの4歳児登場

4.新連載「ヨコハマ事始め」
   
      表紙のことば     漫画家・井崎一夫

  今回は「大倉山」です。

以前、梅林〃を描きにここを訪れていますが、3年たらずのうちに大倉山駅は見事に増築され、駅前通りは「レモン・ロード」という名のモダーンな商店街に生まれかわっていました。
  こんどのねらいは駅周辺の大マンション群。「すべて民間の分譲ですから、公団マンションのように画一的ではない。それぞれ個性的で絵になると思うのですよ」と岩田編集長のヒント。
  10階建て1号棟から8号棟、7階建てA号からD号まで、6階建てA棟からE棟まで…等々、見あげるばかりのマンション群に圧倒される。
  

歩きつかれて美しく整備された小公園のベンチに腰かけてスケッチブックをひらく。ローラースケートの坊やがスーと寄ってきて、「あ、ぼくんち描いてるゥ…」と仲間をよぶ。緑の中の大広場いっぱいにコドモたちのサイクル・レース。

 
マンション住まいの経験のない私には住み心地は知らないが、コドモたちの自由奔放な動きをみるかぎり、まさしくコドモ天国、「幸せ」そのものです。

「快適です。わずらわしさがなくって…」このマンションに住む本誌ホワイト・メンバー主婦長谷川千恵子さんの言葉を思い出す。

帰りぎわ、マンション近くの売店のニイさんが、『とうよこ沿線』よく読まれていますよ。地域情報の細やかさが受けているのだと思いますね」。いいこと言ってくれました。編集長、よろこぶぞ。

 号名「桐」とは…   

昔どの家庭でも女の子が生まれると、1本の「桐の木」をお屋敷内に植えた。
  桐とともに成長した女の子がお嫁にいくとき桐のタンスにして持って行くため。

 高さ10bにもなる高木。花は紫色で美しい。材は軽く、吸湿性少なく、琴・下駄・家具材に最適。
 菊と共に皇室の紋章でおなじみだ。  
           (岩田忠利)





竹藪の上に高く突き出た満開の桐の花

都筑区東山田 中原街道沿いの民家の裏山
撮影:岩田忠利


左:一色隆徳 右:戸次政明

 臨時キャップ二人のトーク

 第23号“桐”デスクキャップ
   
 一色隆徳
(祐天寺・学生)

 戸次政明(武蔵小杉・学生)

                           

           ――疲れたけど、やりがいがあって楽しいものだ

一色

やっと23号が完成したね。キャップはお互いに初めてだけど、とにかく疲れたね。
戸次



うん、本来この欄に出るなんておこがましいことだけど、キャップのK氏の都合がつかなくて僕らにも活躍の機会が回ってきたってところかね。
一色



ここ1カ月、毎日通いつめたもんね。夜中の2時に帰宅なんてのはザラで、編集室で朝を迎えた日もあった。

戸次



ぼくはね、試験期間とちょうど重なっちゃった。それでも毎日来てたっていうのは、我ながら馬鹿だと思うけどね。(笑い)

一色

ぼくだって試験直前だよ。わぁ、単位落としたらどうしよう!?
戸次

実に危険だ。う〜ん。まあ、お互い、そのことは忘れよう。(笑い)

一色





そうだね。(笑い) しかし……。まあ、やっぱり本を作るってことは大変なことだけど、すごくやりがいがあって楽しいよね。

戸次

そうそう、自分の原稿や写真が載って、いろんな人々に読まれていると思うと嬉しいね。
一色

編集室の会員は中学生から82歳に至るまでで、皆たのしくて、いい人ばかりだしね。
戸次




編集長はあの通りナイスミドルだし……(笑い)最近では、あの大森から自転車で通ってくる高校生(福田君)もいて、僕らより遥かに活躍してるね。

一色



すごいところでは、取材先で酔っぱらって大暴れした女子大生なんかもいるしね。(笑い)

戸次 えへ、へ、ヘ、ヘヘヘ。工へッ……。
一色

いやらしい笑いだな。(笑い)まあ、いいか。これからヤングパワーでがんばろう!

戸次 新しい仲間も、どんどん増やしたいね。






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