辻村
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田岡さんが入会したのはいつですか?
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田岡 |
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今年の2月初めです。
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辻村
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僕は1月中頃だから、ほぼ同じ時期ですね。
入会の動機は?
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田岡
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慶応工学部の学生時代から日吉に住んで8年になりますが、近所のことを知らないんです。
僕は徳島の出身ですが、田舎なら8年も住めば、近所の人とは顔見知りになるはずなのに……。そこで近所づきあいでもしようかと思っていたところに、この雑誌と出合ったわけです。
辻村さんは?
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辻村
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僕は生まれた時から日吉ですが、幼いころから電車通学し、大学も慶応を目の前にしながら早稲田の理工まで通っていた(笑い)ので、
日吉というよりは東横線の沿線が故郷なんです。『とうよこ沿線』は途中から買い始めたので、バックナンバーを揃えてみたくなり、編集室を訪ねたのがきっかけです。 |
田岡
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それにしても、入会半年でデスクキャップをやるとは夢にも思いませんでしたね |
辻村
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そうですね。僕の入会申込書を見ると、「月2~3回編集協力したい」とか書いてあるんですよ。それが……(笑い)。 |
――『とうよこ沿線』の魅力
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田岡
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でもこれだけ深入りしたということは、「東横沿線を語る会」にそれだけの魅力があったわけでしょうね。
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辻村
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まず、今までと違った世界が開けたことでしょう。二人ともメーカーのエンジニアですが、職場は限られた狭い世界です。その点、ここへ来ると、さまざまな年齢・職業・考え方をもった人とつきあうことができます。
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田岡
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同感です。僕の初仕事は巨人軍多摩川グラウンドの取材でしたが、王さんに会ってインタビューしたときは感動しましたよ。
会社の仕事をしているだけでは、絶対に経験できないことですから……。 |
辻村
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それと、このようなグル-プはとかく閉鎖的になりがちだけど、そういうところが全くなかった。新人でもすぐに活躍の場を見出せるということは、大きな魅力すね。 |
田岡
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そうして組織が固まってしまうことなく、絶えず流れがあることが雑誌づくりをアクティブにしている源なんでしょう。
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