編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子

NO.544 2015.03.31 掲載 

    第8号
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第8号「楓(かえで)
号名 「楓」
サイズ B5判
紙数 92ページ
発行日 昭和56年(1981年)11月1日
頒布方法 定価200円
表紙 イラスト「日吉駅西口駅前の情景」
撮影者 漫画家・井崎一夫(都立大学)
特集 1. 駅名の由来(目蒲線)

2.    わが母校「トキワ松学園」の巻

3. 生産地から台所まで「まぐろ」の巻
      表紙に寄せて     漫画家・井崎一夫


井崎一夫先生

 今回は「日吉」です。

 日吉の代表的風景といえば「慶応大学のイチョウ並木」ということになりそうですが、学生さんばかりで沿線の人の顔は見られません。
  反対側にまわって、大学校含の見える駅をねらってみました。駅前はどこも人・車のラッシュで、スケッチするのも命がけ(?)です。描きながら気づいたことですが、ほとんどの人が袋(バッグ)をさげていることです。手ブラで歩いている人は見かけませんでした。「物」が豊かな時代なのでしょうね。

 大きな袋をさげた年配の人を見ると、もしかして、あの中にオイモやお米が入ってるんじゃなかろうか、などと戦中派はつい思ってしまうのです。
 平和、ありがたいですね。




 


買い出しですって? シツレイナ…
   日吉にて 絵:井崎一夫
 号名「楓」とは…   
 カエデを俗にモミジと呼ぶ。秋の葉が紅くなるのを紅葉と言い、「もみじする」の意味。
 葉形が手のような形をしているので、赤ん坊の手を「モミジのような」と形容したりする。
 万葉集には「かえるで」と詠まれ、蛙手、鶏冠木などと書かれている。

 カエデの美しさは、紅葉美だけでなく四季折々美しい。
 東横沿線では、等々力渓谷・池上本門寺・宝来公園・大倉山梅林・綱島公園などの紅葉期は
11月中旬頃から。(岩田)



紅葉と黄葉が美しく重なったオオモミジ

2010.11.16 昭和記念公園で
撮影:石川佐智子さん(日吉)



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