桜花爛漫4月7日の朝。多摩川土手の端、多摩川台公園のなかの峠道。レンズをのぞくと、人が現れては消えてゆく。やはり峠は人との出会いと別れの場であると感ずる。ちょうどその後ろに赤い橋。それが、人と人とをつなぎとめる橋のような気がした。
突然、朝の光に輝くサクラを背に現れたのがジョギング中の女性3人…。
三戸田英文さんの横顔
三戸田さんは元住吉に住んで5年目。28歳の独身、長年コツコツと風俗的ドキュメントを撮りつづけてきた長州っぽカメラマン、山口県下関市出身。
17歳のとき、すばらしい星座にむけてシャッターを切ったのが写真との遭遇。日吉にある東京綜合写真専門学校を卒業。その後、会社勤めの傍ら全国各地の農村や古い町を歩き回り、風俗的ドキュメント写真を撮り溜めしている。彼のテーマは「新しさと古さがミックスして、日本の民俗が将来どのように変わっていくか」。
(岩田)
|