編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.542 2015.03.31 掲載
   第6号
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第6号「榎(えのき)
号名 「榎」
サイズ B5判
紙数 96ページ
発行日 昭和56年(1981年)7月1日
頒布方法 定価200円
表紙 菊名郊外、鶴見区馬場町の藤本農園
撮影者 佐立良広(菊名)
特集 1. 駅名の由来(日吉〜桜木町)

2.    ちょっといっぱい途中下車 
  作詞家・石本美由起さん、
   元住吉の街を飲み歩き


3. お散歩マップ「反町」
      表紙に寄せて    撮影者:佐立良広


 私たち夫婦は、そろって花が好きです。ある日家内が「ボタン園が近くにできたから行ってみましょうよ」と誘ったのでした。
 そこは6000坪からの広大な個人のお屋敷。ボタンは何百本と咲き乱れ、辺りいちめん緑一色、小鳥はさえずり、園内には清水が湧き出る。小鳥たちだけでなく、人間にとっても、こここそ沿線の楽園だと思ったものです。
 私は池の端にしゃがみました。そして藤本邸の離れ、東屋にピントを合わせ一瞬シャッターを切ったのが、この写真です。

    号名「榎」とは…   小林英男(武蔵小杉)

 

 「榎」は落葉喬木で、幹は230b、幹径1bに及ぶ大木があるという。大樹となり、夏に緑陰を与えるので、木偏に「夏」で「夏の木」と書く。

 昔の街道筋の一里塚には旅人の憩いの場としてよく植えられた木。中原街道裏の原家の榎もその役割を果たしていたのだろうか。
 そう言えば、旧東海道の一里塚、鶴見市場の一里塚の榎は今も現存しています。




原俊雄家(中原区小杉陣屋町)の榎

当家の屋号は「榎戸」

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