私たち夫婦は、そろって花が好きです。ある日家内が「ボタン園が近くにできたから行ってみましょうよ」と誘ったのでした。 そこは6000坪からの広大な個人のお屋敷。ボタンは何百本と咲き乱れ、辺りいちめん緑一色、小鳥はさえずり、園内には清水が湧き出る。小鳥たちだけでなく、人間にとっても、こここそ沿線の楽園だと思ったものです。 私は池の端にしゃがみました。そして藤本邸の離れ、東屋にピントを合わせ一瞬シャッターを切ったのが、この写真です。
「榎」は落葉喬木で、幹は2〜30b、幹径1bに及ぶ大木があるという。大樹となり、夏に緑陰を与えるので、木偏に「夏」で「夏の木」と書く。 昔の街道筋の一里塚には旅人の憩いの場としてよく植えられた木。中原街道裏の原家の榎もその役割を果たしていたのだろうか。 そう言えば、旧東海道の一里塚、鶴見市場の一里塚の榎は今も現存しています。