このあいだ、元住吉の中原平和公園に行ってきました。大きくてきれいな公園でした。ちょうど行った日には、まん中のところで彫刻家の人たちが彫刻をしていました。(でも何を彫っているのか、よくわからなかったけど)。
私はそのあと、″はだしの広場≠ノ行きましたが、水が冷たそうだったので中には入らなかったです。まだ全部できていなかったけど、あそこは何になるのですか。今度は夏の暑いときに行きたいなと思っています。
編集室から!
そろそろ、暖かくなり外で遊ぶのもいい季節になりますね、昌美ちゃん。
さて、中原平和公園についてですが、早速川崎市役所環境保全局公園緑地課の海野芳彦さんにお伺いしました。
「中原平和公園は、昭和55年7月旧米軍出版センター跡地を川崎市が買い入れ、旧中原公園と旧木月住吉町公園とをあわせた大きさ4.1ヘクタールの公園です。この公園のテ−マは、しっとりとした潤いのある文化の香りのする公園で、そのためにオープンスペースの屋外文化の育成と市民参加とを最大の狙いにおいています」。
「施設面では、まず川崎市で唯一の野外音楽堂があります。名前は音楽堂ですが、集会など音楽以外の目的にも利用していただきたいと思います。休場日は月曜、使用については川崎市中部公園事務所、044-733-5740へ電話してください」。
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他の施設としては、展示広場の屋外市民ギャラリーがあります。これは一般の方の使用ができるオープンスペースとして貴重なものです。ここで昨年、彫刻家が集まって石彫を創作する彫刻シンポジウムが開かれました。他には冒険広場、はだしの広場、キャッチボール広場があり、ただ今工事中の芝生広場もいくつかの彫刻を配し、3月に完成の予定です」。
この公園は総工費21億、そのうち施設費だけで6億円と、まったくよく整備された公園です。
この公園の名にある「平和」の2文字は戦争で多大な被害を受けた川崎市が米軍の施設を廃することで戦争の痕跡を消したことに由来します。なるほど、たそがれ時の公園の趣きは平和な時でしかありえない静寂につつまれていました。
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イラスト:石橋富士子 |
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因みに他の地区での公園建設については目黒区では“すずめのお宿緑地公園”に緑が丘の栗山家の母屋を移設保存します。また目黒区南2丁目の富十見台児章遊園拡張も59年度中に行われます。また横浜市では、西神大寺団地脇に西神大寺公園、他に大倉山公園の整備などが予定されています。
取材:西野裕久(奥沢 大学生)
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