編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.497 2015.02.26 掲載 

        

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   行くならハワイ…? 新婚旅行           

   沿線住民参加のコミュニティー誌『とうよこ沿線』。好評連載“復刻版”


   掲載記事:平成3年4月15日発行本誌No.53  号名「朴
(ほうのき)

    文:小松(現・長尾)ゆかり(最寄駅大岡山)


  今年、大学時代の親友が結婚します。先日新婚旅行の話が出て、彼女たちはホノルルに行くというのです。「ゆかりはどう思う?」。
  数年前までは新婚旅行にハワイだなんて猫も杓子もワンパターンだと内心では馬鹿にしていましたが、国際線を乗務して自分でも頻繁にホノルルへ行くようになってから考え方が変わりました。というわけで、今回は新婚旅行について考えてみたいと思います。

 
旅の計画は、まず期間・予算・目的

 旅行を計画する時、まず頭に浮かぶのはどんなこと? どこへ行きたいか……もちろん、でもそれ以前に大事なことがあるのです。つまり期間と予算、そして目的です。

 さて、新婚旅行ですが、一般的に結婚式のために会社勤めの方が取れる休みは1週間から10日というのが相場のようです。この期間フルに旅行にあてるか、それとも何日間の休息をとるか、まずそこから考えましょう。決まりました?
 それでは次は目的です。「新婚旅行だよ。目的だなんて……」。ま、そうおっしゃらず。つまりですね、せっかくのチャンスだから思い切って色々な場所を精力的に回って歩きたいのか、それとも思い出のハネムーンを二人っきりでのんびり過ごしたいのか、ということ。
 これまでに何人かの友人から新婚旅行について相談を受けましたが、結婚を控えたお二人の典型的なご希望パターンは、と言いますと、<そんなに遠くなくて、のんびり過ごせてゴルフやテニスができて、買い物にも便利>となってきます。

   総合的にはハワイがいち押し



イラスト:江川 久


 それらをぜ〜んぶ踏まえてみれば、日本からの飛行時間約
7時間、言うまでもなく世界的に有名な大リゾート地でムード満点、しかも有数の買い物天国でブランド物から民芸品までズラリと揃ったハワイは、新婚旅行には文句なしのオススメ品、といったところでしょうか。
  この結論に達して以来、新婚旅行の相談には.一も二もなく《ハワイ!》と答えています。

  とっておきのハネムーン先は…

 
もちろん、中には意外そうな顔をする人もいるにはいます。卑しくも旅のエキスパートならそんなありきたりではない、ひと味ちがうアドバイスができてもいいんじゃないか…。そういうカップルには、とっておき<ハネムーン情報>をご紹介しましょう。

 「ハワイにはお姉ちゃんたちが行ったから」と言ってきた、しのぶちゃん夫婦にもお勧めしたのはシンガポールとペナン島。
 ハワイと並び称されるショッヒング・パラダイス、シンガポールはガーデン・アイランドと異名をとるほどの美しい国、一方東洋の真珠として近年人気が出てきたマレーシアの南端ペナン島もヨ一口ッパ的な雰囲気を残す心安らぐリゾート地。



マレーシアのペナン島

 食べ物が美味しく、豊かな自然に恵まれた東南アジアは日本との時差1時間、帰国後ただちに仕事、という多忙な花婿さんにもオススメです。

 時間たっぷり予算たっぷり、ハネムーンはなんといってもヨ一ロッパ! とおっしゃるお二人にぜひ行っていただきたいのがイタリアのベニスです。
 スペイン・セビリアの情熱的なフラメンコ、スイスの壮大な大自然(私はまだ行ったことがありません)、ロサンゼルスの元祖ディズニーランド、それに初夏、ラベンダーの頃の北海道も魅力的です。
 ちなみに今や《ハワイ=ハネムーン》説信奉者の私、冒頭の「どう思う?」 の問いにはもちろん大賛成!
  気をつけて行ってらっしゃい、お幸せにネ。


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