アルメル・マンジュノ (山羊座・B型)
NHK・フランス語講座、アテネ・フランセ講師。本誌「アルメルの艶線漫遊記」でお馴染みのアルメルさんはフランス・グルノーブル生まれ。夫・丸山氏と現在、日吉本町に在住。
日本に来たばかりの頃は、フジヤマ・ゲイシャ・サムライしか知らなかったアルメルさんは、今では梅干しと鍋料理をこよなく愛し、「艶線漫遊記」の毎回見事な日本語の原稿を締め切りまでにキチンと届けるほど。
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フランスでは日本は「大変評判が悪い」のだそうである。
すべての文化がコマーシャリズムに流されて、過去の良き日本の姿を喪失している。ゴチャゴチャした文化は混沌の極み、だというのである。
こんな感想をもらすフランス人にアルメルさんはいつも反論してくれる。
「それはバイタリティーの証し。パリは眠っているけれど、東京は生きている。今、世界で一番面白い国は日本ですよ」
在日9年。アルメル・マンジュノは、もうホトンド日本人なのである。
若者に接することか多い。
「フランスの学生に比べると、もう、どうしようもなく子供ぽいの。特に男の子なんか、明るくて、オシャレで、可愛くて」と目を細める。
フランスの学生は大人なんですか?
「もちろんです」
あちらでは、中・高校時代から寮に入り、親元から離れて暮らす学生が多く、なんでも自分の意志で行動するようにしつけられている。
日本の学生は?
「遊びの天才だし、みんな色々なことをよく知っている」
でも、みんな表面的な知識ばかりで、そこには自分の主義も意見もない、とチクリ。
こう書いてしまうと、いかにも厳しい青い目の日本批判、ととられてしまうけれど、アルメルさんの流暢な日本語にトゲはない。
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