編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.438 2015.01.23  掲載 

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 神奈川大学
   附属中学・高校
の巻



  沿線住民参加のコミュニティー誌『とうよこ沿線』。好評連載“復刻版”


   掲載記事:平成10年5月30日発行本誌No.70 号名「椴
(とどまつ)

 神奈川大学
 附属中学・高等学校

 
 〜〜〜 最寄駅中山 〜〜〜


 
朝7時50分.横浜線の中山駅は黒いブレザーの生徒たちの笑顔であふれる。

 緑いっぱいの街並みを歩くこと15分。広大な敷地に瀟洒な校舎、抜群の環境の中に創立14年目という神大附属がそびえたっていた。



神大附属中学・高校の正門




校舎全景


 School  Profile


生徒数 
中学600名、高校600

沿革 
 1984年(昭和58年)1119日創立

校訓・教育方針
 「質実剛健・積極進取」
  質実剛健/ますます省資源化していく中で、いかにシンプルに暮らしていくか。これからの社会を生き抜いていくサバイバル能力を身につける。

 積極進取/理屈ばかり並べず物事に進んで取り組もう。ー見古めかしい教育方針だが、現代風に翻訳すると今の時代とぴったりマッチする精神。

年間学費 
70万〜80
  ★高校進学時の入学金無し! (通常、6年一貫の私学では高校進学時に入学金が必要)

卒業生の主な進路  ほぼ100%が大学進学
  ●完全6年男女共学
  保健体育、技術家庭も共習。男子生徒も家庭科の授業があり、編み物やお料理も女子と一緒。(男子のほうが編み物上手という噂も…)

    学校自慢
1.

生徒が良い。素直で真面目な生徒が多い。

2. 先生がすばらしい。全国40大学から集まった70名の先生がいる。中

・高の6年間は思春期の大事な時期。自分の個性に合った先生との出会いが、人生を変えるといっても過言ではない。生徒のさまざまな悩みや個性を受けとめられるよう、学校側も人間味あふれる多彩な個性の先生陣をそろえている。

3.

敷地が広い。教室や施設など教育的に非常に充実している。

4.

地震に強い校舎・備蓄あり。大災害時には、生徒や教師が2日間避難生活できる備えがある。

5. 生徒たちの心のケアが3段構え。

ステップ1……担任・部活の顧問による指導
ステップ2……養護教諭によるもう少し高度な指導
(保健室に2名の養護教諭がいる。自ら保健室の利用状況を記入するカルテがある。これが自分自身を知り、問題解決に役立つ資料となっている)
ステップ3……心理カウンセラーによる専門的な指導
(生徒たちが気軽にはいれ、かつ真剣に話ができるカウンセラー室がある。机に何気なく折り紙で作った花が置かれており、心和む雰囲気)


 ウチの学校のここが
         すごい!


その1

 集団で記念観光旅行という時代は、もう終わり! 修学旅行の廃止。
 
ただし、日本を知るための校外学習「東北方面と沖縄方面の訪問」や「希望者による海外研修制度」などはある。

◆その2 
 校内敷地が広く、緑が多い! 「移動が大変で〜す」「遅刻しちゃいますけど……」という声も。

◆その3 
 
コンピューターがクラス分ある。だから、みな自由にパソコンが使えて楽しい。ちなみに、この学校のホームページは生徒たちの手作り。パソコンを自在に操れる生徒がすごく多い。

◆その4
 
厳しい校則が無くて、すごく自由。

◆その5

  校長先生と生徒のメール交換が盛ん(生徒と校長の心の触れ合いあり}

名物先生


(びん)先生
 茨城弁の楽しい先生(本名は菊池敏夫、国語の先生)

青柳昌宏校長
 南極へ3回も調査に行ったことがあるというペンギン博士でもあり、視覚障害者教育の研究者でもある。

松井均先生
 東大の農学博士でありながら、空手部「松会」の顧問でもある。ご自分のホームページにりりしいご自身の空手姿を紹介、なかなか構えがステキ!


          男女の制服



女子の正装はグレーのスカート。オプションでチェックのスカートがある。

連絡先:神奈川大学附属中学・高等学校

         横浜市緑区台村町800番地
                    TEL.0459346211
 学校案内ホームページ
         http//www.fhs.kanagawauacjp/

  「とうよこ沿線」編集室 取材・編集スタッフ

  品田みほ(反町)/高津利恵(中山)
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