編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.403
2014.12.05 掲載
★
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画像3384点掲載、
「写真が語る沿線」
24年間歩いて集めた、古写真の集大成
タイトルロゴ:配野美矢子 企画・編集:岩田忠利
システム:阿部匡宏
現在地撮影:石川佐智子
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「とうよこ沿線」ホームページのTOP
に入ります。
「各区編」をクリックしてご覧ください。
東京・川崎・横浜のこの広い沿線で、「だれがどんな昔の写真を持っているか」は、神のみぞ知る、全然見当がつきません。
「とうよこ沿線」創刊号から「アルバム拝借」という連載を企画し、読者が興味をもちそうな古写真を求めて一軒一軒訪ね歩きました。
見ず知らずお宅のインターホンを押し、「“とうよこ沿線”という雑誌の者ですが…」と言ったとたん、「“とうよこ不動産”? うちは間に合っていま〜す!」
取り付く島もないつれない応対。面識もない男が突然、他人のお宅を訪ねてもほとんどが玄関払いです。
そんな厳しい地道な活動を続けること
2
〜
3
年、沿線雑誌『とうよこ沿線』が沿線の皆様に徐々に知られるようになり、協力者が現れ、ようやく居間に上げていただき、アルバムを拝見できるようになりました。 こうして
20
年間、連載「アルバム拝借」は続きました。
その後、4年間は「激動の
20
世紀を残す写真集『わが町の昔と今』シリーズ」発行のため東横沿線外の川崎市内の南武線沿線、横浜市内の都筑区・青葉区・緑区・鶴見区などの地域を古写真を探し歩き、第
1
巻の「港北区編」、第
2
巻「川崎中部編」、第
3
巻「神奈川区編」、第
4
巻「都筑区編」、第
5
巻「青葉区編」、第
6
巻「緑区編」、第
7
巻「鶴見区編」、第
8
巻「港北区続編」、と東急沿線地域の横浜市内と川崎市内地域をまとめてきました。
続いて都内にはいって第
9
巻「大田区編」の編集中、体調不良から医師の診断を受けたところ、ドクターストップ……。
せっかく借り歩いた古写真を返却し、都内初の写真集「大田区編」編集を断念せざるを得ませんでした。
東横沿線地域を中心とした本誌「アルバム拝借」都内編だけでも
Web
編集して次世代に残したい! この願望は、自分の齢が七十代の坂を登り始めるとともに年々強くなりました。
こうして24年間集めた写真をより多くの人々に見てもらいたい、そして身近な地域の歴史の一端を知っていただきたいと、タイトル名を<写真が語る沿線>に決め、連載を思い立ったのでした。
時に
2013
年(平成
25
年)1月
12
日、地元日吉を第
1
編「港北区編」NO
.
1としてスタートしました。そして上述の8編を終え、都内編に入りました。
都内地域は第
9
編に田園調布・雪谷・久が原・大岡山・洗足池・沼部などの「大田区西北部編」、第
10
編に奥沢・等々力・上野毛・二子玉川などの「世田谷区玉川地区編」、第
11
編に自由が丘・都立大・学芸大学・祐天寺・中目黒などの「目黒区編」、第
12
編に代官山・渋谷の「渋谷区編」、最後に品川区に属する第
13
編「武蔵小山編」として紹介しました。
昔の写真の風景で同じ場所の現在の対比写真が撮影できそうな場所には、石川佐智子さんと私が手分けして現地に直行、撮影しました。対比写真を載せると、その変遷ぶりが一目瞭然で分かります。
しかし、これがなかなか難しい。同方向に高い建物が建って風景をさえぎったり、逆光だったり、大きなトラックが停車中だったり……。どうしても同じ方向から撮影できない風景はやむなく割愛しました。
ひと通り編集が終わったのは、
2014
年(平成
26
年)
2
月下旬のこと。その間、
1
年
2
カ月、この編集に殆どの時間を割き、全力投球してまいりました。
255編・3384枚の画像、CD版に
わが国有史以来、未曾有の激動の時代、明治・大正・昭和初期・昭和の戦後の写真……。これに対比写真として平成の現代の写真を収めました。
ご希望の方に頒布します。各編ジャケットとケース付き。定価1枚 4000円+送料150円
ご希望の方は「とうよこ沿線」編集室 mail:ensen@cameo.plala.or.jp または TEL:045-561-1000 へ。
送付先の住所・名前・電話・「希望CD名」を岩田忠利までお知らせください。
2015年(平成27年)2月21日付け朝日新聞神奈川県版 掲載記事
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