編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
 NO.402 2014.12.04  掲載 

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  森林を徘徊、「きのこ」撮影開始!


   キノコ取材は、今までの植物シリーズ最高難度

タイトルロゴ:配野美矢子 企画・編集:岩田忠利
システム:阿部匡宏

http://touyoko-ensen.com/kinoko/ht-txt/kinoko-top.html をクリックしてご覧ください。

  今まで紹介してきた植物シリーズは、第1弾が「さくら-World」、第2弾「木花-World」と第3弾「名木古木」とを並行して進め、これが一段落してから第4弾「野草-World」を始め、これが1年間かかりました。そして第5弾は平成24年(2012年)10月2日、「きのこのノコちゃん」がスタートしました。

 “さくら”の名所と名木古木は、所在地が知られた所にあり、取材先を探す苦労がありません。
  また「木花」も人間の背丈よりも高い樹木、探すのは簡単です。

  しかし、野草と“きのこ”は背丈が低く、小さい。地面に絶えず視線を注いていないと見落としてしまう共通点があります。
 それでも野草は、植物園や公園へ行けば四季折々、色とりどりの花が咲いています。さらにインターネットで各植物園の“花の見頃紹介”を公開しています。その時期に行けば野草の花の撮影はできるのです。

  “きのこ”だけは、植物園でも公園でも「きのこ情報」を公開していませんし、その情報提供は難しいのです。いつ、どこで、どんなキノコが出ているか、皆目分かりませんから……。
 自分の足で歩き、自分の眼で探すしか方法や手段がないのです。野草の花や実を探すよりも何倍も難しいのが、キノコ取材です。


  私たちがスーパーでよく見かけるマツタケ(松茸)・マイタケ(舞茸)・エノキダケ(榎茸)・ナメコダケ(なめこ茸)・シイタケ(椎茸)。そのうちのシイタケを私は見つけましたが、他のキノコには出合ったことがありません。都会の山野で野生のものを発見するのは無理のようですね。

  どこに生えているか分からないキノコ、それが偶然にも出合ったとします。見たことのないキノコが大半です。さ〜て、その名前は? 
  何しろキノコの種類は世界中で1万種類とも2万種類とも言われ、正確な数字が分かっていません。中には猛毒なキノコもあり、その名前を間違えて食用にしたら生死にかかわる大問題になりかねません。名前の確定の難しさは、野草の比ではないのです。

  とは言え、足を棒にして諦めかけていたとき、突然目の前に現れたキノコ、その嬉しさを何と表現してよいやら……。そして八方手を尽くしその名が分かった時の喜び……。その二重の感激が忘れられず、また懲りずにキノコ探しに出かけるのでした。そこには、子供の頃味わった魚捕りの醍醐味に似たものがあるような気がします。

 キノコ取材は他の植物取材にはない楽しさは充分あるのですが、素人の私たちにはその名前確定の難しさを克服できず、やむを得ず開始から1カ月足らずの平成24年(2012年)10月2日、掲載68種だけで連載を中止するに至りました。

  投稿会員の皆さんは以下のとおり (五十音順。敬称略)

 石川佐智子、岩田忠利、大田孝子、北澤美代子、八城幸子、以上5名の皆さん


     見つけたキノコの中からランダム紹介

    
詳しくは、Web上の紹介文をお読みください。



美味しそうなシイタケ(椎茸)
撮影:岩田忠利






食パンのようなノウタケ(脳茸)
撮影:八城幸子


左のノウタケ(脳茸)
撮影:八城幸子







サマツモドキ(早松擬)
撮影:大田孝子



中華料理の食材、アラゲキクラゲ
        (粗毛木海月)
     撮影:石川佐智子


薬酒や染料になるヒイロタケ
  (緋色茸)
  撮影:北澤美代子



チョコレート菓子のようなガンタケ(雁茸)
  撮影:岩田忠利




高級中華料理食材シロキクラゲ
(白木耳)

撮影:石川佐智子








ミカンを剥いた感じエリマキツチグリ
(襟巻土栗)

撮影:石川佐智子







 赤玉ねぎのようなテングタケ
      (天狗茸)

  撮影:岩田忠利






ゴルフボール状のオニフスベ
       (鬼瘤)

  撮影:八城幸子




左のキノコを輪切りにした状態
 撮影:八城幸子



写真の5倍ほど採って1カ月ほど堪能したナラタケ(楢茸)
 撮影:岩田忠利




   赤くて可愛いドクベニタケ
     (毒紅茸)

  撮影:北澤美代子



一夜で消えるヒトヨタケ(一夜茸)
 撮影:石川佐智子







食用のツブエノシメジ 別名:アマタケ                       撮影:岩田忠利


 木の実のようなツチグリ
      (土栗)

 撮影:八城幸子





  貝殻細工のようなチャカイガラタケ
        (茶貝殻茸)

 撮影:北澤美代子






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