編集:岩田忠利/編集支援:阿部匡宏/ロゴ:配野美矢子
NO.347 2014.11.03  掲載

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樹木  

第1回&2回東横沿線を歩く会

  第1回東横沿線を歩く会

    歩いて、眺めて、飲んで、貰って……

 
 昭和57年6月13日、日曜日。暦の上では入梅なのに、願いが通じてか、きょうは晴れ……。

 菊名駅改札前、午前9時すぎ。四国は高知の本場でつくったという「とうよこ沿線大漁旗=vがにぎにぎしくお出迎え。家族連れ、友だち同士、老いも若きも50人ほどがこの旗の下に。
 「いつもの日曜なら、まだ布団の中だよ」と眠そうな人。「日頃歩いてないから、しんどいだろうな」と出発前からバテ気味の人。さあ、お楽しみはこれからです。

 菊名駅から目的地の藤本農園(現馬場花木園)まで、普通のコースなら徒歩45分。これを4、5人のグループでオリエンテーリング、約1時間。ひと一人がやっと通れるような細道を踏みしめながら。家々の生活の匂いを感じながら。道端に咲き揃う花々を楽しみながら。

 この道中に隠された5個所のチェックポイントを探しながら。そしてある時は、待ち伏せしていたスタッフ、中学1年生の千葉君に唄を歌わせられて困ったり、歩き疲れ喉が渇ききったところで全員がかき氷やアイスクリームをもらってニンマリしたり‥‥‥。もうそこは、藤本農園の庭の中……。

 見渡すかぎりの緑。今が見ごろと咲き競う花菖蒲。紫色・赤色・黄色、斑入りのもの……。そよ風に揺られ、柔かな花びらがフリルのように鮮やか。株間をアメンボが気持ちよさそうにスイスイ。



途中ジャンケンに負けると「さあ、一曲歌って」と
 


私も久しぶりに車を置いてきて歩きましたよ


大漁旗がたなびく、ゴールの藤本農園到着…


  縁台に腰をかけ一服。スポンサー御提供のおいしいワインを飲んで頬ほんのり。水面を渡る涼風が快い。よしず張りの日よけの下で食べた盛りソバ、「なんと風流な」と日本情緒にひたってしまいました。

  こうして格安な料金で昼下がりまでのんびり。おまけにクジ引き。全員が会費の何倍もする景品を戴きホクホク。歩いて、ながめて、飲んで、もらって……、大満足の一日でした。    (記・岩沢珠代)

 
協賛先:ワインショップ「マスヤ」/サントリー横浜支店/本坊酒造東京営業所


  第2回東横沿線を歩く会

  昭和57年(1982年)26日、大田区田園調布・宝来公園〜等々力渓谷〜世田谷区野毛公園までの六郷用水沿いを歩くオリエンテーリング。
 野毛公園の広い芝生の上で追いかけっこのゲーム。疲れたところで屋外に野外ステージをつくり、友情出演の「横浜カルテット」のナマ演奏を聴く


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